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キヤノン EOS R10は非常にバランスのよいカメラ

Mobile01がキヤノン「EOS R10」のレビューを公開。高ISO感度のノイズ耐性はそこまで高くないものの、良好なAFや操作性を実現したカメラと評価しています。

Mobile01:Canon EOS R10 評測報告|入門定位卻蘊藏深厚?功!

ビルド・外観

  • ボディの質感はR7よりも少し軽く、プラスチッキーだ。
  • 往年のEOS 1200Dのように感じる。
    (訳注:国内ではEOS Kiss X70)

バッテリー

  • EOS Mシリーズで使用しているLP-E17バッテリーを使用する。
  • 小型軽量化に繋がるが、バッテリー容量はLP-E6NHよりも遥かに少ない。
  • USB-C経由で充電や給電に対応しているが、USB PD対応機器のみ利用可能だ。

インターフェース

  • R7にはないフラッシュを内蔵している。
  • ホットシューはR7と同様にデジタル接続に対応している。
  • マイク・レリーズ・USB-C・Micro HDMIポートを搭載している。
  • メモリーカードはバッテリースロットの隣に配置され、SD UHS-IIまで対応している。

携帯性

  • EOS Kiss Mのようなボディで重量はわずか429gだ。

グリップ

  • 小型軽量なカメラだがグリップはかなり良好だ。
  • 高身長な自身の手でも薬指まで収まるが、小指は浮く可能性がある。

操作性

  • RF-SにAF/MFスイッチが無い代わりに、ボディ側にAF/MFスイッチを搭載している。
  • 上部のボタンはR7と比べてISOボタンが無い。
  • ジョイスティックと前後ダイヤルはR7と同じだが、R7のように前衛的なデザインではない。
  • R7のように電源同軸の動画モードは無く、モードダイヤルを操作する必要がある。
  • 8方向に操作可能なジョイスティックを搭載している。この価格帯でジョイスティックを搭載しているのは他にX-S10くらいだ。ニコンやソニーは搭載していない(訳注:X-T30やX-E4など富士フイルム機は基本装備となっています)

手ぶれ補正

  • ボディ側に手ぶれ補正は搭載していない。

ファインダー

  • 0.39型 236万ドットのOLEDファインダーを搭載。
  • 視野率100%で0.95倍のファインダー倍率はR7ほど大きくはない。
  • EOS R3と同じくOVFアシストに対応している。

モニター

  • 3.0型 104万ドットの液晶モニタを搭載。
  • 応答性の高いタッチ操作が可能だが、解像度はR7よりも少し劣る。

メニューシステム

  • 記載なし。

フォーカスシステム

  • R7と同じDPAF IIシステムを搭載している。
  • エントリーモデルで被写体検出に対応しているのは本当にありがたい。

連写性能

  • メカニカルで15fps、電子で23fpsの連続撮影速度を実現している。

解像性能:

  • 記載なし。

高感度ISOノイズ

  • ISO 1600~6400まで許容範囲内だ。
  • ただし、日陰や低照度などではISO 1600でもディテールが損なわれる。
  • 本当に気を付けたい場合はISO 800までだ。

ダイナミックレンジ

  • -3EVの回復は問題無いように見えるが、拡大すると僅かにノイズが増加する。
  • +3EVのRAWを復元すると白飛びが酷い。+2EVまで許容できると思う。

画質・仕上がり機能

  • 記載なし。

動画

  • 6Kオーバーサンプリングでノンクロップ4K 30p、4K 60pのクロップピクセルビニングで撮影可能だ。
  • 30分の連続撮影制限はない。
  • ボディ内手ぶれ補正が無いので、レンズISか電子ISを使う必要がある。

総評

RFマウントのエントリーモデル代表格となるカメラだ。現時点で競合するのは富士フイルムX-S10くらいだが、フォーカス性能に関して言えばEOS R10の圧勝だ。特に被写体検出により撮影者が構図に集中できる点が大きい。

EOS R7でも十分に軽いと感じていたが、R10はさらに軽量だ。軽量ながら満足のいくパフォーマンスを備えている。非常にバランスの取れた選択肢だ。同価格帯にはEOS RPのようなフルサイズミラーレスも存在するが、画質以外のパフォーマンスでR10と並ぶことは無い。

この価格帯のカメラで小型軽量で15fpsのメカニカルシャッターに対応しているのはEOS R10のみだ。間違いなくコストパフォーマンスの高いカメラである。

とのこと。
EOS Rシリーズの中では最も小型で軽量なミラーレスカメラですね。ボディ内手ぶれ補正を搭載しておらず、センサーもやや古め(実際には少し手が加わっているみたいですが)ではあるものの、最新のAFシステムや連写性能が光るカメラとなっています。

Mobile01のレビューでも高ISOにおけるノイズは少し多めに見えますが、この価格帯では非常に貴重な被写体検出に対応しており、ローリングシャッターの影響が少ないメカニカル方式のシャッターで15fpsの高速連写に対応しているのもポイントとなっています。手ぶれ補正こそ搭載していないものの、RFレンズはレンズ側に手ぶれ補正を搭載しているモデルが多く、あまり困らないかもしれませんね。

私もEOS R7に追加するかたちでR10を購入しました。全体的な印象はMobile01と同じで、画質が大きな強みとはならないものの、便利で高機能なAFや連写性能は凄いと感じています。連続撮影枚数はそれほど多くありませんが、SD UHS-IIに対応しているので連写後の書き込み速度が速い点でニコンや富士フイルムよりも優れていると感じました。この調子でファインダー無しの廉価モデルが登場すると面白い展開となりそうですねえ。

キヤノン EOS R10 最新情報まとめ

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