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キヤノンEOS R3の視線入力AFは実用的で真剣に検討すべき価値のある機能

DPReviewが「EOS R3」の紹介とファーストインプレッションを公開。スペックシート以外にも細かい部分に改善点が見られ、注目の視線入力AFは上手く動作し、被写体認識機能と組み合わせて直感的な操作が可能と評価しています。

DPReview:Canon EOS R3 Initial Review

カメラの紹介

  • EOS R3はスポーツや野生動物、フォトジャーナリスト向けに設計された同社初となるハイエンドミラーレスカメラだ。モデルネームに「1」を使っていないことを除けばフラッグシップモデルのように見える。
  • 積層型CMOSセンサーを中心として、高速連写、応答性の高いAF、低ローリングシャッターの動画などを実現している。そしてフィルム一眼レフ時代にあった視線入力AFの復活など、革新的な機能も多数含まれている。

ビルド・外観

  • EOS-1Dカメラの継承部位はバッテリーにまで及び、EOS R3はEOS-1D X Mark IIIと同じLP-E19を採用している。旧型のLP-EP4ではなく、旧型のLP-E4Nにも対応しているが、EOS R3の充電器でE4Nを充電することはお勧めできない。
  • LP-E19は30Whの大容量バッテリーで、高速リフレッシュレートのライブビュー時は、背面モニタで760枚、ファインダー使用時に440枚の撮影が可能となっている。省電力モードでは、それぞれ860枚、620枚の撮影が可能だ。
  • CIPA規格テストの数値は、実使用時の性能をやや過小評価する可能性がある。しかし、ファインダーモードで440枚という数字は、プロのスポーツカメラマンにとっては気になるかもしれない。
  • R5と同様に、CFexpress Type BスロットとUHS-IIタイプのSDカードスロットを1つずつ搭載している。CFexpress Type Bスロットを1基、UHS-IIタイプのSDカードスロットを1基搭載することで、互換性のあるカードが手元にある場合には、柔軟に対応できるメリットが生まれる。しかし、書き込み速度が異なるため、動画撮影時に制約が生じたり、2つのスロットで同時に撮影するとカメラの動作が遅くなったりする可能性がある。

センサー・プロセッサ:

  • EOS R3の心臓部は新開発の積層型CMOSセンサーだ。これは完全な自社設計・製造である。
  • デュアルピクセルAFに対応しており、各画素は左右に分かれている。これにより視差が発生し、被写体までの距離を測定することが可能となる。この方式は画質に大きな影響を与えることなく、センサー全体がAFセンサーとなるメリットがある。
  • EOS R3のダイナミックレンジを測定する機会は無かったが、読み出し速度は概算で1/200秒未満だ。これは1/180秒のシンクロ同調速度に合致する。
  • 高速読み出しに対応しているため、毎秒60回のAF/AE演算処理を実装することができ、30コマ秒の連写や60-120fpsのブラックアウトフリーのライブビューに対応している。

携帯性

  • 記載なし。

グリップ

  • 記載なし。

操作性

  • EOS-1D X IIIと同じジョイスティックと赤外線スマートコントローラーを採用している。
  • スマートコントローラーはAF-ONボタンを兼ねており、親指の動きを赤外線で追跡する、逆光学式マウスのような仕組みとなっている。
  • ジョイスティックは既存の位置から1、2点を動かすような小さくて正確な変更に適しており、スマートコントローラーはAF配列を素早く大きく動かすのに適していると感じている。
  • ボタン類は少し移動しており、「Rate」ボタンはカメラの左上に、「Info」はメインLCDの右に移動している。物理的な操作面で最大の違いは、R3には3つのコマンドダイヤルがあることだ。
  • 3つ目のダイヤルの中央には「MODE」ボタンが配置されており、キヤノンが1Dモデルと絶対的な整合性を保つのではなく、Rシリーズのエルゴノミクスの一部をプロ向けのラインナップに取り入れようとしていることが分かる。
  • デフォルトでは、マニュアルモードで3つのダイヤルを使って絞り(前面)、シャッタースピード(肩)、露出補正(背面)を操作する。
    これらは簡単にカスタマイズでき、絞り、シャッタースピード、露出補正、ISOを好きな順番で操作可能だ。残念ながら、オートISOの最小シャッタースピードをダイヤルで操作する機能は無い。

手ぶれ補正

  • 記載なし。

ファインダー

  • キヤノンはこれまでも576万ドットのEVFパネルを採用してきたが、EOS R3のファインダーは新設計だと述べている。
  • 視線入力AFセンサーに赤外線を導くための光学系を見直しただけでなく、最大120コマ秒のリフレッシュレートが可能になり、タイムラグも軽減されている。
  • スポーツ撮影時の追従性も向上している。実際に120fpsのリフレッシュレートで撮影してみると、標準モードと同様のファインダー像が得られた。
  • 「光学ファインダーシミュレーション」モードも追加された。これは、富士フイルムが提供している同名のモードをベースにしたものだ。選択されているカラーモードが適用されず、調整されていない状態のシーンプレビューとなる。
    キヤノンの場合、有機ELディスプレイの広いダイナミックレンジを活かして、既存のEVFよりもよりリアルなシーンを表現することで、デジタル一眼レフユーザーに違和感を与えないようにしている。
  • 露出変更を反映したプレビューが必要な場合、露出・絞りの反映を切り替えて利用することが出来る。
    (訳注:他社で言うところの実絞りライブビューです)

モニター

  • 縦位置グリップ一体型モデルで、もう一つの大きな変更点は可動式の背面ディスプレイを搭載したことだ。
  • これにより、EOS R3は1Dシリーズよりも実用的なビデオカメラとなっている。大きなカメラを腕の長さで安定して保持する必要がなく、腰の高さでカメラを支えることができる。
  • さらに、パネルもきれいだ。415万ドット(1440×960ピクセル)の解像度は、これまでのカメラの中で最高レベルである。

メニューシステム

  • 記載なし。

オートフォーカス

  • EOS R3のAFシステムは、キヤノンがミラーレスカメラで開発してきたものを発展させたものだ。デジタル一眼レフカメラのAFシステムを支えてきたロジックと多くの共通点がある。
  • 様々なサイズのゾーンAFが用意され、そのうちのどれかを被写体追尾のスタートポイントとして使用することが可能だ。
  • このAFシステムには、非常に優れた被写体認識システムが組み込まれており、カメラが認識できる範囲で、目、顔、体のいずれかにフォーカスする。これらの機能は自動的に切り替わるので、被写体が目をそらしたり、カメラから完全に背を向けたりしても見失わないようになっている。
  • 人物以外にも、「動物」や「モータースポーツ」など、カメラが認識した被写体にフォーカスするように設定することも可能だ。
  • 人や動物の認識に加えて、モータースポーツの被写体を認識する。具体的には、レーシングカーやバイクを認識するように学習しており、乗用車では検出能力を十分に発揮できない可能性がある。
  • また、「優先しない」に設定すると、AFシステムの被写体認識機能が解除され、色と距離で被写体を追いかけるようになる。
  • 最も重要な変更点は、ほとんどのモードで、選択したAFポイント内にある被写体にのみフォーカスしないことだ。代わりに、AFポイントの近くにある可能性の高い被写体を探すようになっている。わずかな違いだが、カメラの性能や視線入力AFの効き具合に大きな影響を与える。
  • 新たにAFゾーンモードを搭載しており、被写体が想定されるシーンに合わせてAFエリアを設定することができる。例えば、テニスプレーヤーをネット越しに撮影する場合、ネットに気を取られることなく撮影できるように、横に広い枠を設定することができる。

視線入力AF:

  • AFシステムで最も注目すべき点は、キヤノンの「視線入力AF」が復活したことだ。ユーザーが見ているフレーム上にAFポイントを置くことが出来る機能だ。
  • 1990年代に作られたものと同様、ユーザーの目に向けられた一連の赤外光線を使用して、目の位置を検出する。キャリブレーションは簡単で、回数を重ねるごとに精度が上がっていくという。
  • 初期設定では、シャッターボタンを半押ししてピント合わせを開始すると、見ている位置にAFポイントがジャンプする。設定によって指定したボタンを押したときだけAFポイントを移動させるオプションも用意されている。
  • 数回のキャリブレーションでかなり確実に動作することが判明した。
  • AFポイントやゾーンだけでなく、その近くの被写体を選択するので、うまく機能しているように見える。つまり、カメラが正しい被写体にピントを合わせるために、AFポイントの位置をピクセル単位で完璧にする必要はないということだ。
  • キヤノンによると、すべての人の目に合うわけではなく(特に薄いブルーの目には問題があるらしい)、眼鏡をかけているフォトグラファーに適合するわけではない。また、ファインダー周辺に明るい環境光が入り込むと、キャリブレーションに苦労することもある。しかし、我々の最初の印象はとても良かった。

アンチフリッカー:

  • 電子シャッターは高速だが、メカニカルシャッターほどではない。そのため、スポーツイベントなどでよく見られる、スクリーンや看板の明滅にカメラを向けると、バンディングの危険性がやや高くなる。
  • そのため、R3には高度なアンチフリッカーモードが搭載されている。このモードは、2014年にEOS 7D Mark IIに搭載された技術を引き継いでいる。
  • 最大120Hzで動作する照明のフリッカーを検出し、シャッターを照明のフリッカーに同期させることで、フリッカーサイクルの中で最も明るいポイントで露光を実施する。
  • このモードでは、カメラが同期させようとするシャッターの種類やフリッカーの周波数によって、連続撮影速度が低下することがある。
  • 120Hzの照明下では、電子シャッターを使用して、最高で24fpsの撮影を維持することが可能だ。
  • 2つ目は「HFアンチフリッカー」と呼ばれるもので、LED照明やディスプレイパネルの高速なフリッカーに対応するように設計されている。これにより、画像のバンディングを最小限に抑えるシャッタースピードを手動で微調整することが可能だ。
  • また、画像中のフリッカーレート(50~8192Hz)を検出して、バンディングを最小限に抑えるようにシャッタースピードを微調整する自動モードもある。

連写性能

  • 記載なし。

高感度ISOノイズ

  • 記載なし。

ダイナミックレンジ

  • 記載なし。

仕上がり機能

  • 小さな機能だが、キヤノンがいかにこのカメラを根本的に考え直したかを示す機能の一つが、カスタムホワイトバランスの値を直接取り込む機能だ。これまでキヤノンユーザーは、ニュートラルなフレームを撮影してから、メニューでそのフレームを選択し、そこからカスタムホワイトバランスを導き出さなければならず、特に動画撮影時にはフラストレーションが溜まっていた。今回の変更で、キヤノンはようやく、市場に出回っている他のすべてのカメラの動作と一致するようになった。
  • さらに、EOS R3のオートホワイトバランスは、機械学習によって強化されており、例えば緑の多い風景写真などでも、シーンをより的確に判断できるようになっているとのことだ。

動画

  • EOS R3の動画機能は、静止画撮影機能に負けず劣らず充実している。6Kセンサーの全幅を使ってオーバーサンプリングされたDCI 4K映像を最大60pで撮影できるほか、全幅をサブサンプリングして同じ画角で4K/100pまたは120pで撮影することも可能である。
  • また、DCI方式で撮影した場合と比較して、より正方形の16:9のUHDフォーマットで撮影することも可能だ。
  • カード容量に余裕があれば6K RAWとして内部記録にも対応している。これも最大60pで撮影可能だ。
  • APS-C/Super35クロップを使用して、ネイティブにサンプリングされたDCIまたはUHD 4K映像にも対応している。
  • 高速読み出しの積層型CMOSセンサーに期待されるように、ローリングシャッターは非常によく制御されており、ローリングシャッターレートは10ms程度のようだ。
  • センサー使用領域が垂直方向に狭くなる動画撮影にもかかわらず、センサーの全領域を読み出す静止画の約5msよりも明らかに遅くなっている。今のところ、キヤノンがモード間で何を変更しているのかは不明だが、動画は長時間動作する必要があるのに対し、静止画モードは短時間しか必要とされないためだと思われる。
  • メディアを多用しないワークフローを望むユーザーのために、EOS R3はC-Log3プロファイルを使用して10bitのH.265ガンマエンコード映像を撮影することができる。
  • また、静止画と同様に10bit HEIFフォーマットのHDR映像を撮影できるほか、PQカーブを使った10ビットHDR映像の撮影も可能だ。
  • RAW撮影と4K 120p撮影には、いずれも400MB/s以上のCFexpressカードが必要だ。RAW 軽量版やAll-I 4K 60pでは200MB/sまで低下する。
  • その他のモードのほとんどは、高速なSDカードやCFexpressで記録することができ、フレームレートや画質が下がるにつれて、必要な条件は少なくなってゆく。
  • キヤノンは、6KからのオーバーサンプリングによるALL-I 4K 30pは温度制限を受けないとしているが、4K 60pまたは6K RAWは自動温度パワーオフを「高」に設定しても、約60分(23℃/73°F)で停止する可能性がある。
  • ALL-I 4K 120pは、カメラに最も負担をかけるもので、12分という数字になっている。これらの数値は、カメラを使用していないことを前提としているので、事前に静止画撮影を行った場合、この数値を下回ることになる。

通信:

  • 最新のカメラらしく、EOS R3にはWi-Fi機能が内蔵されており、プロ向けのカメラらしく、有線接続用のイーサネットソケットも装備している。
  • EOS-1D X Mark IIIがWFTワイヤレストランスミッターを装着することで、利用できる全ての機能を備えている。また、スマートフォンをカメラのUSBポートに接続し、カメラのネットワーク機能を利用して、「モバイルファイル転送」アプリで最大5Gのデータ転送が可能な機能も用意している。
  • ホットシューの先端に通信用のピンが設けられており、既存のスピードライトとの互換性はそのままに、さまざまなアクセサリーを追加できるようになっている。その第一弾として、ティアックから「Tascam XLRマイク入力モジュール」が発表されている。

作例集

ファーストインプレッション

EOS R3は、キヤノンのミラーレスカメラの中で最もEOS-1シリーズに近いカメラであり、多くのユーザーは、その地位を奪うために何が足りないのかと考えていることだろう。キヤノンの説明によると、スペックや性能は非常に高いものの、必ずしもすべての部品が1シリーズの規格に準拠しているわけではないそうだ。例えば、ワイヤレスファイルトランスミッター(WFT)装着のEOS-1D X Mark IIIと同じ機能を利用することが出来るが、内蔵Wi-Fiアンテナは外付けのものに比べて通信距離が短くなる。

その他の注目点として、最も革新的な機能の一つである「視線入力AF」が挙げられる。2000年代初頭にキヤノンが放棄した機能と同じコンセプトだ。実際にこの機能を使ってスポーツイベントを撮影してみると、革新的な機能だと感じた。異なるユーザー、異なる照明状況、異なる種類のメガネでどれだけ安定して動作するかは不明だが、動作した場合には直感的と言える唯一のカメラ機能の1つであり、基本的にAFポイントの選択について考える必要は無い。

R3での撮影中はほとんどコンタクトレンズを使用していた。高屈折率のメガネをかけた状態でカメラのキャリブレーションを行ってみたところ、カメラはうまく反応してくれた。どのくらいの違いがあるのかは、もう少し時間をかけてみないとわからない。

キヤノンはEOS R3が視線入力AFだけではないことを強調しており、機能をオフにして1D X Mark IIIと同じように使用することができ、ジョイスティックと赤外線スマートコントローラーで従来通りにAFポイントを操作できることは注目に値する。
また、EVFのハイダイナミックレンジ機能を利用して一眼レフに近い感覚で撮影できるのも、キヤノンが一眼レフユーザーにこのカメラを身近に感じてもらいたいと考えていることの表れだ。

一連の撮影で、EOS R3ができることのほんの一部を紹介したに過ぎない。例えば、まだ動画を1フレームも撮影していない。それは探求すべきことが非常に多いからだ。これについては、キヤノンがRAWファイルにノイズリダクションを施しているかどうかも含めて、プロダクションモデルを手に入れてから検証したいと思う。

今のところ、EOS R3は非常に高性能で、視線入力AFはとても真剣に検討すべき機能に仕上がっている。特に、正確なAF測距を必要としない強力な被写体認識システムと組み合わせることで、これまでにない使いやすいインターフェースの下、1Dシリーズのようなパワーを秘めているようなカメラだと感じた。

とのこと。
視線入力AFや積層型CMOS、30コマ秒の連写などが取り上げられるものの、その他にも細かい点で改善がみられるようですね。

例えば、従来のEOSライブビューはAFエリアの一つとして「顔検出・追従優先」モードが存在しましたが、これが無くなり、全てのAFエリアモードで検出や追従スタートに対応した模様。さらにAFフレームの検出範囲に柔軟性を持たせ、視線入力によるざっくりとしたポインティングで簡単に被写体を追従することが可能。スマートコントローラとジョイスティックを使い分けることが出来るのも便利ですね。肝心の視線入力AFも良好に動作するらしく、これまでにない撮影体験を実現するカメラとなるかもしれません。(下の動画は視線入力AFの例)

その他にも「OVFビューアシスト」や「表示シュミレーション 絞り」などファインダー像・ライブビューの撮影体験を改善する機能を実装したり、新開発の高性能シューを使った今まで以上に直感的なスピードライト撮影などが可能となっています。
新世代のEOSシステムを象徴するようなカメラに仕上がっています。プロセッサはEOS R5やEOS R6と同じDIGIC Xと思われるので、既存モデルにどこまでファームウェアアップデートで対応してくれるのかも気になるところですねえ。

ちなみに国内の商品ページに「積層型CMOSセンサーの自社製造」の文字が見当たらないものの、DPReviewでは「自社製造」と明記しています。ソースを探してみると、キヤノンUSAのプレスリリースに記載されているので、間違いない情報と言えるでしょう。「もしかしてソニーセンサーかも?」と心配する必要は無いですぞ。

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