Lesnumeriquesがキヤノン「EOS R6 Mark II」のレビューを公開。新型センサーによる優れた画質や連写性能、そしてR6譲りの操作性や充実したインターフェースを高く評価。同クラスで最高のカメラとのこと。
EOS R6 Mark IIは2022年12月15日発売のフルサイズミラーレスカメラ。一見すると前モデル「EOS R6」とよく似ていますが、2400万画素の新型センサーを搭載し、最新のAFシステムをはじめ、40fpsの高速連写や6K RAW / 4K 60p動画撮影などに対応。価格は現在の5D Mark IVに近いものとなりましたが、非常に高いポテンシャルを秘めたカメラに仕上がっています。Lesnumeriquesによるレビューでは以下の通り。
Lesnumeriques:Canon EOS R6 Mark II
- 外観:R6とよく似ているが、上部のレイアウトが異なる。
- 堅牢さ:センサー保護機能あり。
- 質感:記載なし。
- バッテリー:記載なし。
- 起動速度:非常に高速(0.66秒)だ。α7 IV(1.09秒)よりも遥かに早い。
- インターフェース:拡張性は完璧。
- メモリーカード:従来通りデュアルSD UHS-IIだ。バッファクリアに時間がかかる。
- 携帯性:R6から10g軽量化。
- グリップ:記載なし。
- 操作性:エルゴノミクスに関してほとんど欠点はない。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- ファインダー:120fps表示で動体撮影が快適。
- モニター:記載なし。
- メニュー:記載なし。
- フォーカス:昼夜を問わずとても良好。
- 連写性能:公称値通り40fpsを達成している。ただしバッファが小さい。
- 解像性能:記載なし。
- 高感度ISO:ISO 800まで良好。ISO 25600までまともな結果。
- ダイナミックレンジ:シャドウは-3EVまでハイライトは+1.6EVまで実用的。
- ホワイトバランス:記載なし。
- JPEG:記載なし。
- 動画:とても良好な画質だ。ローリングシャッター歪みはα7 IVよりも抑えられているが、完璧ではない。
- 総評:間違いなくとても良好で、同クラスで最高のオールラウンドカメラだ。
大部分のコントロールレイアウトをR6から継承しているR6 IIの操作性を高く評価。電源スイッチにあるロック機能が使い辛いと指摘しつつも、欠点はそのくらいのようです。さらに、AFジョイスティックは形状が変化し、より快適な操作性が得られる模様。バッテリーライフについて情報は無いものの、起動速度はかなり速いみたいですね。
また、このクラスでは珍しく40コマ秒の高速連写を実現しているのは魅力的。競合他社が10fpsや12fps止まりであることを考慮すると圧倒的なアドバンテージと言えるでしょう。バッファ容量の小ささや、SD UHS-IIの書き込み速度がボトルネックとなるものの、瞬間的に高速連写が必要な人であれば十分な性能。
積層型ほどではないものの、ローリングシャッター歪みへの耐性も同クラスの中では良好なようです。Lesnumeriquesは総評でローリングシャッターを欠点と指摘していますが、α7 IVよりも良好で、これ以上のパフォーマンスは同クラスに存在しないと思われます。ただ、従来通り電子シャッター時はダイナミックレンジが少し狭くなるらしいので、シャドウを大きく復元する際は注意が必要。
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