このページでは噂されているEOS Rシリーズ最新モデル「EOS R6」に関する噂情報・最新情報を収集しています。
最新情報
- 2021-12-02:ファームウェアアップデート「Version 1.5.0」が公開されました。
- 2021-07-08:Canon Log3に対応するファームウェアアップデートが公開されました。
- 2020-08-20:Adobe Camera RAWに対応しました。
- 2020-07-15:キヤノンUSAが高ビットレートでの動画撮影におけるカメラの発熱についてタイムチャートを公開しました。
- 2020-07-10:キヤノンが「EOS R6」を正式発表しました。
- 2020-07-09:量販店価格は335,500円(税込)、8月下旬発売予定とのこと。
- 2020-07-09:噂情報・公式情報を1つのページにまとめました。
- 2020-07-08:7月9日 午後9時より「EOS Presentation」が開始されます。現在このページを正式発表後の情報収集に適したレイアウトに変更しています。
比較系記事
- 「EOS R5」と「EOS R6」の外観・スペックの違い
- 「EOS R6」と「EOS R」の外観やスペックの違い
- 「Z 6II」と「EOS R6」の外観やスペックの違い
- 「EOS R6」と「Z 6」の外観やスペックの違い
- 「EOS R6」と「α7 III」の外観・スペックの違い
- キヤノン「EOS R5」「EOS R6」について知っておくべきポイント・利用制限
レビュー
購入早見表
EOS R6・ボディー | |||
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EOS R6・RF24-105 IS STM レンズキット | |||
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アクセサリー
バッテリーグリップ BG-R10 | |||
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バッテリーパック LP-E6NH | |||
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海外の評価
Dustin Abbott
Dustin Abbott:Canon EOS R6 Review
- カメラの紹介:
・EOS R5との差別化は大部分が自然で正当化されているように感じる。ただし、動画機能の制限のみ恣意的だと感じている。
・追従性能は特に連写速度の点で競合カメラより圧倒的に優れている。 - ビルド・外観:
・物理的にEOS R5と若干の違いがあるものの、非常に良く似たカメラだ。・外装はポリカーボネートを使用しており、防塵防滴はEOS 6D相当である。
・R5は前面にレリーズケーブルポートを配置しているが、R6は左側面の2.5mmジャックを使用する。このため、R5で同じ位置にあるシンクロソケットは存在しない。
・他にもマイク入力・ヘッドホン出力・Micro HDMI・USB3.1 Gen2に対応している。
・USB-C経由でボディ内充電に対応しているが、USB-PD専用であり、充電できる電源は限られている。
・レンズ交換の際にシャッター幕を閉じる機能は健在だ。EOS Rのセンサーを掃除する機会は滅多にない。それに対してソニーのセンサーは数日ごとにブロアでゴミを吹き飛ばす必要がある。
・EOS RのシングルSDカードスロットはSD UHS-II対応のデュアルカードスロットに置き換わった。 - R5のようなCFexpressカードスロットは無いが、センサーが低解像なのでCFexpressは不要である。それにCFexpressと比べて様々なカードリダーを使用できるのは長所と言えるだろう。
- 携帯性:
・カメラの重量は680gだ。競合する大部分のカメラよりも少し重い。しかし、エクステンダーの必要が無い機能的なグリップとトレードオフとなっている。
・138×97.5×88.4mmのボディサイズは基本的にEOS R5と同じだ。 - グリップ:
・ここ良いグリップだ。キヤノンの優れたポイントであり、ソニーはまだ追いついていない。 - 操作性:
・モードダイヤルの有無は賛否が分かれると思う。R6に搭載しているモードダイヤルは素早くモードを切り替えるためには最も合理的な手段だ。R5は複数の手順が必要である。
・EOS R5のRECボタンは押しやすかったが、R6のRECボタンは少し埋没している。冬場に手袋を装着したまま押し辛い。
・オリジナルのEOS Rha間違いなくエルゴノミクスに関して最高のミラーレスだったが、「タッチバー」だけは余分な存在だった。個人的には決してこの機能のファンではない。
・EOS R6はタッチバーを回避し、AFジョイスティックを搭載した。
・背面ホイールダイヤルが追加され、レンズを含めて4つのコマンドダイヤルを操作可能だ。ワークフローに合わせて機能をカスタマイズ可能である。 - 手ぶれ補正:
・導入は遅れたが、本当に信じられない程の補正効果を得られる。
・ソニーの手ぶれ補正と比べて効果的である。
・低解像のため実写ではR5よりも少し良好な結果を得られる。
・ただし、1秒を超える撮影では安定した結果を得ることは出来ない。 - ファインダー:
・ファインダーは同じ倍率だが、解像度は369万ドットと比較的低い。
・それでも非常に優れたファインダーに違いは無く、さらに120fpsの高リフレッシュレートを使用可能だ。 - モニター:
・競合他社と比べて強みの一つがバリアングルモニタだ。
・他社もバリアングルモニタを導入しつつあるが、キヤノンのモニタは高解像で応答性が高い。
・R5と比べると少し低解像だが、それでも素晴らしい見栄えだ。ニコンやソニー、富士フイルムよりもタッチ操作のレスポンスが非常に良好だ。 - メニューシステム:
・記載なし。 - オートフォーカス:
・EOS Rから飛躍的な進化を遂げている。AFシステムはEOS R5と共有だが、低解像のR6はより動体撮影に適したカメラと言えるだろう。
・EOS-1D Mark IIIが搭載しているEOS iTR AF Xを導入しており、人間と動物どちらの瞳も検出可能だ。
・もはやほとんどスキルを必要としないほど楽に動体を撮影することが出来る。
・低照度AFは-6.5EVまで対応しているうえ、上限も20EVまで向上している。理論上、26段の驚異的な測距輝度範囲でピント合わせが可能だ。
・さらにF22までのレンズでAFが可能となっている。
・走り回る犬を追いかけるのも簡単だ。
・20コマ秒を使用してもフレームレートが低下することは無い。
・メカシャッターと電子シャッターはどちらも同程度の精度だ。500枚以上のショット全てが完璧と言うわけではないが、ミスショットは稀だ。
・瞳AFは瞬時に被写体をロックする。 - 連写性能:
・EOS Rの連写性能は非常に遅かったが、EOS R6ではメカシャッターで12コマ秒、電子シャッターで20コマ秒の連写に対応している。
・バッファは最大で240枚のRAWを撮影可能だ。C-RAWであれば500枚となる。
・バッファが問題となることは滅多にない。20コマ秒の連写を使用しても200枚近いRAWを撮影可能だ。 - 高感度ISOノイズ:
・常用ISO感度の上限は102400だ。競合する大部分のカメラよりも高いISO感度である。
・ベースISO感度からISO6400までの画質にはほとんど違いが見られない。
・ISO25600まで上昇すると、ノイズが粗くなり目立つようになる。
・ISO51200ではもう少しノイズが増加する。シャドウが浮き、コントラストが低下する。
・ISO51200はR5をダウンサンプリングするよりR6のほうが良好だ。
・全体的に見て、R5より1段分良好だ。
・ISO102400は画質が大幅に低下するので避けたほうが良いだろう。 - ダイナミックレンジ:
・ダイナミックレンジは必ずしもキヤノン最高性能とは言えないが、強力なパフォーマンスに違いない。
・4段分のシャドウ回復はほとんどペナルティ無しで回復できる。
・ハイライトの回復は2?3段ほどだ。R5との違いは微妙である。
・白飛びを防ぐ場合には高輝度諧調優先モードが有効だ。 - 解像度:
・従来のM-RAW・S-RAWが無くなり、C-RAWに統一されている。
・ディテールは豊富で、大部分の撮影ならば2000万画素あれば十分と言えるだろう。ただし、トリミング前提の撮影には不向きである。
・解像度はEOS RやRPのほうが良好だが、その他性能はR6の2000万画素センサーのほうが優れている。
・広角レンズを使用すると露出不足になる傾向が悪化している。 - 動画:
・EOS R5と比べるとオーバーヒートの問題は少ない。とは言え、熱は蓄積し、静止画・動画両方の連続使用で、録画可能な時間が短くなる可能性がある。
・露出モードがプログラムオートとマニュアルモードしかない。
・露出モードの制限は酷いが、多くの点で優れた動画機能に違いない。AFシステムはR5遜色なく、EOS Rのように大きなクロップは発生しない。
・オーバーサンプリングされた4K動画はディテール豊富だ。
・ALL-Iモードはない。 - 作例集
総評
EOS R5やEOS-1D X Mark IIIのテクノロジーを継承しつつ、遥かに低価格で魅力的なカメラだ。いくつか差別化されているものの、幸いにも頭を抱える問題は回避されている。大部分は合理的な差別化であり、同じような価格の競合カメラと比べて競争力がある。
完全に新型センサーではないが、非常に優れた2010万画素センサーだ。優れたISO感度性能やダイナミックレンジを備え、心地よい色を維持している。
ボディ内手ぶれ補正は良好に機能し、エルゴノミクスも優れている。最も強みとなるのはオートフォーカスと深いバッファだろう。α9や1Dのような世界でも通用するスポーツカメラだ。
最大の問題はα7 IIIやZ6、そしてEOS Rよりも高価なことだ。年末商戦での割引セールなどでさらに価格差は広がると思う。キヤノンはコストパフォーマンスでは無く、カメラの強みで戦うことになるだろう。そしてEOS R6には確かに多くの強みがあり、検討する価値があると思う。
長所:優れたエルゴノミクス・ボディ内手ぶれ補正・素晴らしいAF・一瞬で回復するバッファ・ハイクオリティなファインダー・高解像で応答性の高いバリアングルモニタ・驚異的な低照度性能・4K 60p・優れたISO性能とダイナミックレンジ
短所:2000万画素・オーバーヒートの問題・ボディ内充電の電源は限定的・RFレンズは高価なモデルが多い・多くの競合モデルよりも高価
DXOMARK
DXOMARK:Canon EOS R6 Sensor review: Enthusiast mirrorless
解像度 MP |
総合 | 色深度 Bit |
DR EV |
低照度 ISO |
|
---|---|---|---|---|---|
EOS R6 | 20.1 | 90 | 24.2 | 14.3 | 3394 |
α7 III | 24.2 | 96 | 25.0 | 14.7 | 3730 |
S1 | 24.2 | 95 | 25.2 | 14.5 | 3333 |
Z 6 | 24.5 | 95 | 25.3 | 14.3 | 3299 |
α9 II | 24.2 | 93 | 25.0 | 14.0 | 3434 |
α9 | 24.2 | 92 | 24.9 | 13.3 | 3517 |
1DX3 | 20.1 | 91 | 24.2 | 14.5 | 3248 |
α7 | 24.0 | 90 | 24.8 | 14.2 | 2248 |
EOS R | 30.3 | 89 | 24.5 | 13.5 | 2742 |
- DXOMARKでの評価は比較的高い90点となった。フルサイズ・中判センサーとしてはデータベース上で31位となる結果だ。キヤノンの中では3位である。
- 色深度やダイナミックレンジがとても良好だ。低感度、および中高ISO感度全体で非常に良好な状態を維持している。
- 裏面照射型CMOSセンサーではないが、それでも低照度ISOは3394と非常に優れたパフォーマンスを発揮している。
- 競合モデルと比べて解像度が少し低いものの、分解能にそれほど違いは無い。高速読み出しとノイズレベルを抑えるのに役立つだろう。
- ダイナミックレンジはα7 IIIやZ 6、S1がリードしている。
- センサー性能はEOS-1D X Mark IIIと非常に似ている。同等またはバリアントモデルであることを示唆している。
- ダイナミックレンジはEOS Rや5D Mark IVの3000万画素センサーに匹敵している。クラスリードの性能ではないが、最近のキヤノンセンサーは技術改善によりダイナミックレンジ・ノイズレベル・色精度が確実に向上している。
- 色深度はベースISOで24Bitを超え、ISO800までは22Bitを超えている。これは優れた性能だ。
- ISO50からISO1600まではZ 6やS1と比べて色深度が1Bitほど低くなっているが、違いに気が付く可能性はほとんど無いだろう。色深度の差はISO3200を超えるとさらに小さくなる。
- R6もZ 6もS1も、ISO3200で良好な画質を実現する20Bitのしきい値をわずかに下回る。そしてISO25600で画質が悪いと判断するしきい値14Bitを下回る。
- ダイナミックレンジはISO100以下で14EV以上を記録する優れた性能だ。Z 6やS1と同等である。ISO400まで競争力のある結果を得ることが出来る。そこからISO3200まではS1とZ 6が僅かに優れているものの、有意な差では無い。それ以上の高感度で差は見当たらない。
- ノイズレベルは中高ISO感度でとても良好だ。Z 6やS1とほぼ同じである。我々のデータからこれらカメラの性能を区別することは出来ない。
EOS R5が目立ち、EOS R6は陰に隠れてしまっているものの、このカメラは競争力のあるスペックの高性能モデルだ。ボディ内手ぶれ補正、超高速連写、堅実な動画仕様、便利なDPAF IIを詰め込んでいる。
2000万画素センサーの採用は奇妙な選択と感じるかもしれないが、EOS-1D X Mark IIIと同等のセンサーを搭載している。ISO感度全域で優れたダイナミックレンジを備え、優れた色とノイズレベルである。幅広いジャンルの撮影でお気に入りとなることだろう。
Admiring Light
Admiring Light:Review: Canon EOS R6
外観・操作性
- 一般的なミラーレスよりも少し分厚いが、適度なサイズを維持している。α7 IIIのようなカメラより少し大きく、エルゴノミクスを犠牲にすることなく最小限のボディサイズに抑えられている。
- グリップは大きく4本の指でしっかりと握ることが出来る。グリップを握っている間、ダイヤルとボタンは快適に操作できる配置だ。
- 軽いレンズと組み合わせても、重いレンズと組み合わせても非常にバランスが取れている。
- R5はマグネシウム合金ボディだが、R6はポリカーボネート製だ。継ぎ目は目に付くが、剛性はしっかりとしており、良好な作りである。
- 防塵防滴仕様はEOS 6D Mark IIと同等と言われている。
- EOS Rに搭載された恐怖のタッチFnバーを私は非難しており、これまでで最悪のインターフェースと評価した。そして、EOS R6は操作性が大幅に改善している。タッチFnバーは無くなり、背面ホイールとAFジョイスティックを手に入れた。
- AFジョイスティックは初期設定で何故か無効となっているが、設定変更後は素早くAFエリアを移動可能となる。
- 3つとなったコマンドダイヤルで、素早く露出設定の変更が可能だ。
- EOS RやR5のようなサブモニタとボタン式のMODE操作には対応していない。しかし、私はシンプルなモードダイヤルのほうが好みだ。
- カスタマイズ性はソニーほどではないが、カメラを使いやすくするために十分な機能は揃っている。静止画と動画でカスタマイズを分けることが可能だ。
- Qメニューで素早く設定項目にアクセス可能だが、Qメニューの項目を変更することは出来ない。
- タッチ操作はキヤノンが優れているポイントとなる。ソニーと異なりメニュー画面でのタッチ操作に対応しており、直感的で柔軟性がある。
- メニューシステムは良く整理されているが、いくつかの項目は期待していた場所に配置されていない。
- 幸いなことに二つのSDカードスロットを備えている。
- 全体的に見て、EOS Rから大幅にアップグレードされている。
ファインダー・モニター・AF
- EOS Rと同じ、370万ドットのOLEDビューファインダーを搭載している。最新世代における最高のファインダーと比べると少し見劣りするが、この価格帯の競合他社と見比べると同等だ。
- ファインダー倍率は0.76倍と素晴らしく、光学系もクリアだ。バッテリーライフを犠牲にして120fps駆動で滑らかな描写が可能となっている。120fps設定でも、低照度ではフレームレートが著しく低下するため、一部の競合他社ほどではなくなる。
- 背面モニタは160万ドットの3.0型タッチパネルモニタを搭載している。色とコントラストが美しく、見栄えも心地よい。光軸からずれてしまうのは嫌だが、バリアングルモニタの利便性は魅力的だ。個人的には富士フイルムの3Wayチルト方式がもっと広まって欲しいと考えている。
- ワンショットAF・サーボAFどちらも非常に高速、そして正確だ。顔・瞳検出は優れており、フレームのどこに移動しても検出を維持してくれる。ソニーα9を例外として、動作中の精度は業界トップクラスだ。
- 鳥検出AFでいくらか問題を感じるものの、それ以外は驚くべきパフォーマンスだ。走っている被写体をAFしたところ、α7R IVより優れていると感じた。
- 連写速度はメカニカルシャッターで12コマ秒、電子シャッターで20コマ秒の撮影に対応している。読み出し速度はおよそ1/50秒だ。人間を撮影する時のローリングシャッター歪みは最小限に抑えられるが、モータースポーツやハチドリ、パン撮影などではまだ影響が強く残る。とは言え、電子シャッターを使わなくても12コマ秒の連写が可能だ。
- 連写速度は大部分のRF・EFレンズで維持されている。ただし、バッテリーの残量が60%以上など、いくつかの制限がある。実写では40%まで残量が減っても連写速度を維持しているように見えた。
- バッテリーが低下するとライブビュー表示のフレームレートも低下する。
- 12コマ秒の連写でバッファが詰まるまでに347コマ撮影できた。
- 全体的な応答性も優れており、起動から撮影待機までの時間は非常に短い。
機能性・通信
- ボディ内手ぶれ補正はR6で大きな目玉となる新機能だ。キヤノンは長い間、光学手ぶれ補正の優位性を主張してボディ内手ぶれ補正を実装してこなかった。その間に、オリンパス・パナソニック・ペンタックス・ニコン・ソニーがボディ内手ぶれ補正を導入している。そしてキヤノンはEOS R5とR6でようやくボディ内手ぶれ補正を導入した。
- キヤノンのボディ内手ぶれ補正搭載は出遅れたかもしれないが、フルサイズミラーレスの中では最高の補正効果だ。
- 光学手ぶれ補正とボディ内手ぶれ補正が同期して手ぶれを防止するシステムだ。レンズに応じて5?8段分の補正効果であるとキヤノンは主張しており、実写でキヤノンの主張が信頼できるものであると感じた。
- ソニーは5?5.5段分と主張しているが、実写では2?2.5段分と感じる。
- 24mmで1?2秒のシャッタースピードでも一貫してシャープな結果を得ることが出来た。体を何かで支えれば4秒程度はいくだろう。105mmでも0.5?1秒での撮影が可能だ。
- 光学手ぶれ補正が非搭載のレンズでは4?5段分の補正効果だと感じた。全体的に見て画期的なボディ内手ぶれ補正だ。オリンパスの卓越した手ぶれ補正に匹敵し、さらにキヤノン初の手ぶれ補正と考えると注目に値する。
- 一部サードパーティ製レンズでボディ内手ぶれ補正が完全に機能しない点には注意が必要だ。
- スマートフォンとの通信接続はカメラ業界の中では最もシームレスで使いやすい。
- ブラケット撮影の設定項目が複数に分かれてしまっているのは理解できない。これは一か所にまとめることが出来るはずだ。
- フォーカスブラケットは2?999枚に設定して撮影が可能だ。フォーカス移動量を10段階で調整可能だが、数値があいまいで試行錯誤を繰り返す必要がある。結果は非常に良好だ。
- インターバルタイマーは最近のカメラにはほとんど搭載されている機能だ。R6でも期待通りに機能する。
- バルブタイマーはお気に入りの機能だ。通常のシャッタースピードは1/8000?30秒までだが、バルブタイマー機能で99時間59分59秒までの設定が可能だ。たいへん優れた機能なので、できればQメニューで素早く設定変更できるようにしてほしい。
- バッテリーライフはミラーレスで一般的な性能だ。CIPA規格では約500枚だが、連写を使うと1000枚を遥かに超える枚数を撮影可能である。
- 電子先幕シャッターはとても静かで、滑らかな動作音だ。
- ボディ内RAW現像に対応している。富士フイルムほどの自由度は無いが、露出やWBなどの調整が可能である。
- 残念ながらSDカードにカメラの設定を保存して、他のR6へ設定をコピーすることは出来ない。
- 電源オフ時のシャッター閉幕機能をオンオフできるようになっている。
画質
- 多くのカメラメーカーがソニーからイメージセンサーを調達しているが、キヤノンEOSは常に独自センサーを使い続けてきた。デジタル一眼レフ初期は最高のセンサーと評価されていたが、その後しばらくはソニーの独壇場(特にダイナミックレンジ)が続いた。
- ここ最近はソニーに追いついてきており、R6で使用しているセンサーは主力機のEOS-1D X Mark IIIと同じものを使用している。この最新センサーは幅広いダイナミックレンジを備え、優れた低照度性能を持つ。
- ダイナミックレンジはキヤノンのアキレス兼と言われてきたが、EOS-1D X Mark IIIで大幅に改善されたのは素晴らしいことだ。RAWは非常に柔軟性があり、ディテールやノイズが目立つまでに大きくシャドウを持ち上げることが出来る。
- 低感度ISOのシャドウにおいて、RAWへのノイズリダクションが適用されていることは少し残念だ。とは言え、実際に撮影した結果を見る限りではダイナミックレンジが優れているように見える。
- 発色は常にキヤノンの強みとなっているカテゴリだ。それはR6も同じである。豊かで活き活きとしており、全体的に色調が優れている。他のキヤノン製カメラよりも緑が飽和しやすいように感じるが、これは簡単に後処理可能だ。
- 2000万画素と低画素センサーを採用しているが、ディテールに問題はまったくないと思う。2400万画素センサーとの差はほとんどわからないだろう。
- 高感度ISOのノイズは良く抑えられ、競合他社と競争力があるものだ。ISO3200でもノイズは少なく、優れたディテールを得ることが出来る。ISO6400?ISO12800でいくらかノイズが目に付くものの、優れたディテールは維持している。ISO25600や51200でさえ、色被りは最小限で自然な描写だ。
- ISO102400にまで到達すると、画質が悪化する。それでも大部分のカメラよりも優れた結果だ。色は忠実だがノイズは非常に多い。
結論
長所:非常に快適なカメラグリップ・アクセスしやすいコントロールを備えたエルゴノミクス・AFジョイスティック・優れたタッチインターフェース・明るくクリアな大型ファインダー・優れたAF・バリアングルモニタ・人間と動物の検出機能・12/20コマ秒の連写速度・非常に深いバッファ・高速レスポンス・本当に優れたボディ内手ぶれ補正・シームレスな通信接続・優れた撮影モードの配列・良好なバッテリーライフ・非常に優れたダイナミックレンジ・キヤノンに期待するカラーサイエンス・ディテールの再現性・高感度ISOの画質・高機能な4K・デュアルカードスロット
短所:カスタマイズ性に制限がある・低照度時のファインダー視認性・一部のサードパーティ製レンズでボディ内手ぶれ補正が動作しない・AEブラケットのメニュー項目が煩雑・SDカードでカメラ設定を他のカメラへ移行不可・バッテリー残量で連写速度が変化する・競合他社よりも高価
R5が誇張されてR6が目立たない存在となっているが、素晴らしい機能・画質を備えており、2499ドルの価格設定に見合う価値があると思う。2000万画素は競合のα7 IIIやZ 6よりも少し低解像だが、非常に優れたダイナミックレンジとディテールを備え、低ノイズでキヤノンらしいカラーサイエンスを利用できる。R5と見比べて、機能性を簡略化し過ぎなかった点が重要だ。同様の優れたAFシステムに、ボディ内手ぶれ補正、操作性、エルゴノミクスを共有している。
全体的に見てR6は優れたカメラだ。EOS Rは価格を考慮すると残念だったが、R6はα9に次ぐAFシステムを備えているので、価格設定は正当化できると思う。ボディ内手ぶれ補正はソニーよりも2?3段ほど優れているゲームチェンジャーな補正効果だ。卓越したレスポンスも得られ、どのような状況でも信頼できるカメラである。とても楽しいカメラであり、見逃すのは勿体ない。間違いなく人気が出ると思う。
ePHOTOzine
ePHOTOzine:Canon EOS R6 Review
- 本体価格は2499ポンドとEOS Rよりも高価だ。そしてエントリーモデルのEOS RPより遥かに高価な機種である。とは言え、RFシステムへエントリーするのであれば、EOS R6は優れた低照度性能を備えた最良の選択肢となるはずだ。
- 2400万画素より低画素だが、2000万画素との差はそれほど目立たない。
- RFマウントを採用しており、マウントアダプターでEFレンズも使用可能だ。ネイティRFマウントレンズのラインアップも急速に拡大している。
- モードダイヤルではP/Av/Tv/Mに加え、Fvモードも利用可能だ。
- 2.4GHz Wi-FiとBluetoothを搭載しており、スマートフォンに接続して画像の転送や遠隔制御が可能である。
- R5と同様のエルゴノミクスに基づいて設計されている。大きく快適なグリップを備え、片手でもカメラを扱いやすい。とは言え、24-70mm F2.8Lのような大きなレンズは両手での操作がおススメだ。
- ビルドクオリティは優れており、非常に頑丈だ。
- モード変更は上部のダイヤルを操作して切り替える。動画モードへの切替は簡単だ。
- EOS R5と同じく親指で操作できるAFジョイスティックを搭載している。その他コントロールを含め、ケチのつけようが無い操作性だ。特にキヤノンユーザーならば、期待通りの位置にボタンとダイヤルが付いている。
- オートフォーカスでは動物の検出にも対応している。さらに-6.5EV対応の低照度AF性能や豊富なサーボAFのカスタマイズを実装。カスタマイズが複雑と感じる場合はオートカスタマイズを利用することも可能だ。
- 背面モニタは3.0型162万ドットのタッチパネル液晶だ。見栄えが良く、タッチ機能も充実している。視野角は良好で、必要に応じてパネルの調整が可能だ。ケーブル装着時はバリアングルモニタと干渉する点には注意が必要である。
- HDMIポートはフルサイズでは無く、Micro D端子を使用する。
- ファインダーは解像度が369万ドット、倍率は0.76倍だ。優れた解像度・リフレッシュレート・色再現性を備えている。
- メニューシステムは明確にレイアウトされ、最近のキヤノン製カメラを使ったことがあればお馴染みの操作性だ。各セクションは色分けされ分かりやすくなっている。
- バッテリーライフはモニタ時に510コマだが、ファインダー使用時は380コマまで低下する。USB-PD対応製品であれば、USB-Cポート経由で充電や給電が可能だ。
- キヤノン独自の色再現性を実現しており、非常にニュートラルな色再現だ。イメージは露出オーバーのように見えることがあるものの、これはキヤノンでは典型的な傾向だ。
- 顔・瞳検出は良好に動作し、一般的なAF性能も良好だ。追従機能は見事で、動物も検出可能である。
- HEIF出力に対応しているが、今のところAdobe LightroomやPhotoshopではサポートしていない。
- ボディ内手ぶれ補正は予想していたよりも遅いシャッタースピードで良好な撮影結果を得るのに役立つ。
- ISO感度ノイズはISO6400で出始めるが、必要に応じでISO25600も使用可能だ。場合によって51200も使えるだろう。これを超えるISO感度はおススメしないが、彩度は非常に良好な状態を維持している。
- 60/30pと50/25pを切り替えるにはメニューから設定する必要があるので面倒だ。
- FullHDで120/100fpsの動画撮影が可能だ。
- 4K動画撮影はセンサー幅94%を使用して撮影する。
脚光を浴びたのはEOS R5かもしれないが、多くのフォトグラファーが注目していたのはEOS R6だろう。お馴染みのコントロールや堅牢性・信頼性を備えたフルサイズミラーレスだ。一眼レフからの乗り換えが簡単なうえ、高速AF・高速連写・優れた画質には感銘を受けるはずだ。ノイズ耐性は特に見事で、ISO感度を上げてもディテールを良く維持している。
成熟し、完成したカメラのように感じられる。画質や操作性に問題は無く、キヤノン色再現も健在だ。さらに人と動物どちらも検出できる優れたAFを組み合わせて、素晴らしいシャッターチャンスに何度も巡り合えるはずだ。
ボディ内手ぶれ補正のおかげでスローシャッターに対応したが、高感度ISO性能が良いのであまり必要ではないかもしれない。
Kolari Vision
Kolari Vision:The Canon EOS R6 Disassembly and Teardown
- 実際に手に取って見てみると、キヤノンの新型EOS R6は、我々が期待していたフルサイズミラーレスカメラに近い印象を受けた。全く新しい何かのように感じた初代EOS Rよりも、「ミラーボックスを無くした一眼レフ」のデザインコンセプトに近い。
- 同様に、Rの大胆なデザインの多くは、このモデルから削除されている。 全体的なフィット感と仕上がりは、オリジナルのEOS Rよりも劣っているように感じる。しかし決してR6はダウングレードモデルではない。
- デュアルカードスロットとボディ内手ぶれ補正を搭載し、高度な動画と連写機能を備え、この価格帯ではソニーでさえも追いつくのに苦労するであろうほどのスペックを備えている。
- しかし、これらの印象的なスペックの代償として、液晶画面の下に3つ以上の言語で過熱の警告ステッカーが貼られている。
- ポートとドアのウェザーシールは、他のプロレベルのミラーレスカメラに匹敵すると思われる。オリジナルのEOS Rに見られるシーリングに非常によく似ている。
- 我々は、ゴムグリップの下に隠れている、数多くのネジを摘出することから分解を始める。カバーは引き裂くことなく外れ、再組み立ての際にはかなりきれいに再装着される。
- 液晶モニタのの裏に「熱警告」に関するシールが張り付けられている。
- さらにラバーグリップを剥がすと、レンズマウントの近くとSDカードドアの近くにあるネジを見つけることが出来た。
- さらに「R6」のデカールの下にあるネジを発見した。外側のネジをすべて外したら、ポート側のパネルを引っ張り出して、カメラの内部を初めて見ることができる。
- リアパネル/リアディスプレイもこの時点で取り外すことが出来る。カメラ背面のディスプレイとコントロールは、メインボードと通信するために2つの別々の接続を使用している。
- 最初にマザーボードを見てみよう。R6は非常に簡単に分解することがでる。デュアルSDカードリーダーを基板の両側に1スロットずつ配置することで、非常にすっきりとしたレイアウトになっている。
- 放熱問題で話題になっているカメラであり、内部にもっと放熱材や部品を入れてほしいと思うかもしれない。ここで見られるのは、基板の小さな部分に1枚のサーマルパッド(白い長方形)が敷き詰められているだけだ。このクラスの他のカメラでは、過去にもっと多くの放熱部品を使用しているのを見てきた。
- 現在では古くなったα7R IIIでは、マザーボード全体に黒いサーマルテープが張り巡らされており、90度に傾いたメインプロセッサを完全に覆っている。
S1Rでは、さまざまな形状のサーマルパッドが内部に点在しており、いくつかのエリアでメインボードと接触している。
Nikon Z7のマザーボードは、XQDカードスロットの接点にテープが貼られており、ボディ全体に黒いスポンジ状のサーマルパッドが少しずつ貼られています。 - 新しいEOS Rモデルの売り文句を聞いて、内部に他社のようなソリューションを期待していたのだが、ほとんど無かった。
- 次に、EVFアセンブリと底板を取り外してマザーボードを解放し、すべてのコネクタを取り外し、カメラから取り出す。
- ボードの下には、センサーとボディ内手ぶれ補正アセンブリへアクセスするために取り外す必要がある1枚の大きな金属板が固定されている。
- センサーと手ぶれ補正アセンブリは、ネジを完全に緩めて外すと持ち上がり、シャッターが見えてくる。
- IR/UVカットフィルターの厚さは1.25mmで、オリジナルのEOS Rの1.6mmよりもかなり薄い。ニコンZシリーズが1.1mmという薄さで王者であることは間違いないが、センサーガラスの薄型化が進んでいる。
IMAGING RESOURCE
IMAGING RESOURCE:Canon EOS R6 Field Test
- EOS R5と共に2020年夏に発売されたフルサイズミラーレスだ。ニコンZ 6やソニーα7 IIIと競合するモデルだが、より低画素で、R5といくらか差別化されている。その代わりに低価格だ。
- ボディデザインはEOS RやEOS一眼レフに馴染みのあるユーザーならばすぐ慣れるはずだ。
- コマンドダイヤルは全部で3つあり、全てローレット削りの優れた加工が施されている。
- モードダイヤルはロックを解除することで、撮影状態のまま親指で操作することが出来る。
- ファインダーは369万ドットのOLEDディスプレイだ。毎秒120コマのリフレッシュレートで滑らなライブビューを確認することが出来る。フレーム周囲の文字も見やすく、非常にシャープで滑らかな描写だ。
- 高速連写時は撮影時にレックビューとなるのが深いだが、連写速度が速いため、アクション撮影はそれほど難しくない。
- 優れたバリアングル式タッチパネルを搭載しており、楽しい撮影体験が可能だ。解像度は162万ドットでとてもシャープに見える。クリアビュー IIにより汚れや反射を防止している。
- 新しい2000万画素センサーを搭載したEOS R6は様々な状況で見栄えの良いイメージを撮影できる。R5と同じ解像力では無いが、特に低ISO感度で良好なディテールを再現できる。
- キヤノンらしい、素晴らしい発色だ。特に赤の処理方法に感銘を受けた。ただし、自然な彩度と輝度を維持するため、緑が少し青被りしているように見えることがある。
- ISO感度を高くするとディテールの再現性は低下する。しかし、高感度ISOでもディテールの大部分を再現する優れた性能を備えている。目に見えるノイズは均質で簡単に処理できるものだ。
- JPEG出力の場合、強力なノイズリダクションによってディテールが潰れてしまう可能性がある。
- 低感度のRAWファイルは柔軟性があり、ハイライトの白飛びを最小限に抑えることが出来る。強い後処理を施しても、イメージの整合性はとても良好に保たれいてる。
- シャドウを回復し過ぎるとバンディングノイズが発生する。
- オートフォーカスは従来のデュアルピクセルCMOS AFを改良し、カバーエリアは100%をカバー、追従やC-AFの性能が向上している。さらに低照度AFも見事だ。
- 92×66=6072ポジションでの移動が可能だが、全てのモードで利用できるわけでは無い。例えばオートエリアモードでは39×27グリッドの1,053点AFとなる。動画撮影時はさらに低下し、819点AFとなる。
- フォーカスエリアはタッチパッドを使い移動できるほか、AFジョイスティックを操作して移動することもできる。
- 人間・動物どちらの瞳も検出可能だ。犬で試してみたところ、優れたパフォーマンスを発揮した。エネルギッシュで敏捷な犬だが、素早くフォーカスを合わせ、撮影することが出来た。サーボAF性能は非常に見事なものであり、一部のフォトグラファーにとってゲームチェンジャーとなるものだろう。
- 低照度AF性能は-6.5EVと非常に強力で、動画撮影時でも-5EVでのAFが可能だ。実写でも低照度で良好に動作する。
- 毎秒20コマの連写撮影が可能だ。この際は電子シャッターを利用する必要があるため、ローリングシャッターのリスクは理解しておこう。メカニカルシャッターを利用する場合は12コマ秒まで低下するものの、それでもまだ非常に優れた性能だ。
- バッファ深度は使用するSDカードと画質形式によって異なる。最大化するのであれば、UHS-II対応SDカードを利用し、圧縮RAWを利用すると良いだろう。この際は1000枚以上の連続撮影が可能だ。
- ボディ内手ぶれ補正はなんと最大で8段分の補正効果を備えている。
- 動画は最大で4K 60p UHD/DCIとFull HD 120p を利用可能だ。(訳注:おそらくDCIは誤記だと思います。)画質は低感度から高感度ISOまで見事であり、フレーム全体で力強いディテールだ。
- 欠点の一つは4K UHDに僅かなクロップが発生してしまうことだ。
- 動画撮影時のオートフォーカスは非常に良好だ。
長所:優れた操作性とEVF・多くの状況で見事な画質・非常に優れたAF・万能の動画機能
短所:ドットマトリクス表示パネルが無い・低解像・バッファクリア時のアクセシビリティが低下する
EOS R6は、これまでのところキヤノン最高のオールラウンドミラーレスカメラと言えるかもしれない。EOS R5は確かにスペックシート上でより良いように見えるが、多くのアマチュアにはかなり高価であり、オーバースペックに見える。その一方、EOS R6は、低価格帯での多くの性能が満足いくものである。
使いやすさと性能のバランスが取れているため、EOS R6で何をしたいかに関わらず、十分な性能を発揮することができるだろう。
Xitek
Xitek:全画幅无反新秀 佳能新一代?微EOS R6全面??
- EOS R6はスピード・高感度・撮影能力に拘ったカメラだ。小画素モデルEOS R5と比べて異なるユーザーグループをターゲットとしている。
- 最大の特徴はEOS-1D X Mark IIIと同じイメージセンサー・プロセッサーを使用し、新しいAFシステムと優れた動画機能を備えていることだ。高感度と高速連写を重視するフォトグラファーにとって、より良い選択肢となるだろう。
- 主な特徴
・2010万画素 CMOSセンサー
・DIGIC Xプロセッサー
・4K 60p UHD
・電子シャッター時に20コマ秒連写 - 全体的な外観はEOS Rのスタイルを継承している。EOS R5と同サイズで、EOS RPより僅かに大きい。
- 大部分のボタン配置はEOS R5と一貫性があり、グリップは良好だ。
- 左側面にはMini HDMI・ヘッドホン・マイク・リモコン・USB用のポートを備えている。
- EOS R6はデュアルSDカードスロットである。SDカードは非常に人気があり、安価で、4K録画用のV90に対応しているフォトグラファーにとって非常に使いやすいメディアカードだ。
- カメラ上部のボタン配置はほぼ同じだ。ドットマトリクス液晶モニタが無い代わりにモードダイヤルを搭載している。
- 背面のボタンレイアウトはEOS R6と同じだ。一眼レフユーザーが慣れ親しんできたAFジョイスティックやAFONボタンを搭載している。さらに特徴的な大型ダイヤルを搭載し、SETとQボタンの機能が分離し、操作の合理性が向上している。
- 電子ビューファインダーは369万ドットの0.5型 OLEDディスプレイを使用し、最大約120fpsのリフレッシュレートを備えている。これにより高速連続撮影中の滑らかな撮影体験を可能としている。
- バッテリーは2130mAhの容量を持つ新しいLP-E6NHバッテリーを使用する。実際の撮影でバッテリーライフは良好だ。1つのバッテリーで約500?600枚の静止画撮影が可能である。
- RF24-105mm F4L IS USMとの組み合わせで非常にバランスが良く、重量も中程度だ。非常に携帯性の良いストリートカメラである。
- メニューは「撮影」「AF」「再生」「通信」「設定」「カスタム」「マイメニュー」に分かれている。3つのダイヤル操作で任意の機能まで選択可能だ。
- Qボタンからアクセスするショートカットメニューにより、ダイヤル操作やタッチ操作で素早く設定変更が可能だ。ライブビューを見ながら変更できるので便利である。
- EOS-1D X Mark IIIと同じイメージセンサー・プロセッサーを搭載しており、似たような高速性・バッファを備えている。2000万画素と低画素だが、拡大画像も比較的良好な結果を得ることができる。色再現は正確だ。特にISO800でも豊かなディテールを維持しており、全体的な見栄えも良い。
- ホワイトバランスは「雰囲気優先」「白優先」二つのAWBを搭載しており、様々な照明条件下で正確な色再現が可能だ。
- ISO感度は100?102400の間で調整可能だ。拡張感度でISO 204800まで利用可能である。
- JPEG・RAWどちらもISO800以下で最良のシャープネスとディテールを実現しておい、シャドウでもノイズが発生しない。ISO1600以降でRAWファイルに微妙なノイズが発生し始め、ISO3200以降でノイズが徐々にノイズが増加、そしてISO6400で目立ち始め、ある程度のカラーノイズが発生する。
- JPEGは強力なプロセッサのおかげでISO6400でも非常に綺麗な見栄えだ。
- ISO12800でカラーノイズが増加するものの、ISO25600までディテールは維持されている。JPEGではまだクリーンだが、ディテールは失われてしまう。
- ISO51200以降はRAW・JPEGどちらも実用性が低下する。ノイズ処理次第だ。
- 全体的に見て、EOS R6のノイズ耐性は非常に優れており、ISO100~25600は自信を持って使うことが出来る。RAWのディテール再現性も優れている。画質を確保するのであればISO12800までを維持すると良いだろう。
- シャドウ側のダイナミックレンジは3段分の回復であれば僅かなノイズしか発生しない。抜群のパフォーマンスだ。
- デュアルピクセルCMOS AF IIは最大100%のカバーエリアを備えた最新のAFシステムだ。低照度AF性能が優れており、厳しい環境でもAFを利用できる。
- EOS iTR AF Xの実装で優れた検出性能を手に入れた。顔や瞳の検出精度が向上し、正確な追従が可能だ。被写体の向きが変化しても素早く追従し続ける。
- ミラーレスで主流となってきた動物検出AFも実装。非常に実用的でフォーカスの成功率を大幅に向上させるものとなっている。
- フォーカスアルゴリズムはEOS-1D X Mark IIIと同じだ。カスタマイズにはオートモードが追加され、被写体に応じて追従特性を変化させることが出来る。
- 検出AFは「顔・追従優先AF」でのみ利用可能だ。
- 連写性能は非常に強力だ。メカシャッターで最大12コマ秒、電子シャッターで最大20コマ秒の連続撮影に対応している。バッファ性能も抜群で、JPEG時は1000枚以上の連写に対応、RAW+JPEGでも91枚の連写が可能だ。
- 静止画のみならず、動画機能も強力だ。最大で4K 60p、Full HD 120pの撮影が可能である。4Kは5.1Kオーバーサンプリングに対応し、高画質な4K UHD動画を生成できる。
- 動画画質はシャープネス・コントラストどちらも良好だ。
- 5軸ボディ内手ぶれ補正システムを搭載しており、静止画のみならず動画でも有効利用が可能だ。さらにレンズ側との協調補正に対応しており、最大で8段分の補正効果となる可能性がある。実際のテストでは1秒のスローシャッターでも成功率が非常に高い。
優れた高感度性能とオートフォーカスシステム、そして動画機能を備えたミラーレスカメラだ。一眼レフの「6」シリーズを完全に凌駕するカメラであり、高水準な撮影業務のニーズにも応えることが出来る。
Mobile01
Mobile01:Canon EOS R6 評測報告 大家可以回「佳」啦!
- ベテランのキヤノンユーザーならば、同社の製品が明確に階層化していることをご存知だろう。カメラは水準に合わせた機能しか持ち合わせておらず、明らかな棲み分けが行われている。
- ところが、このEOS R6はこれまでのキヤノン製品の印象を完全に覆すものだ。結論を先に述べてしまうと、全てのフォトグラファーに適した高度なミラーレスカメラと高く評価できる。本当に信頼できるオートフォーカスシステムと5軸8段分の手ぶれ補正、優れたRAW画質を備えている。間違いなくEOS Rとの違いを感じることが出来るはずだ。
外観・操作性
- EOS R5がプロフォトグラファー向けだとすれば、EOS R6はハイアマチュア向けに開発された製品だ。小柄なボディでは無く、しっかりと握ることができるカメラグリップを備えている。部分的にEOS Rよりも明らかに分厚い。
- EOS R5と比べると外観に明らかな差が見られる。EOS R5と異なり、一般的なモードダイヤルを搭載しているので切替が簡単だ。
- 3.0型162万ドットの液晶モニタはバリアングル式の可動機構を備えている。側方へ展開するのでケーブル類と干渉する可能性がある。
- イメージセンサーは主流の2400万画素では無く、EOS-1D X Mark IIIと同じものだ。ノイズ耐性に優れている他、ダイナミックレンジも優れている。ファイルサイズが小さくパソコンの負担も軽い。
- R5・R6どちらも384分割測光だが、スポット測光の領域が僅かに異なる。非常に小さな違いであり、測光に拘る人は少ないはずだ。
- シャッター幕はEOS Rと同じく電源オフ時に閉幕してセンサーの保護が可能だ。動作耐久回数はR6が30万回・R5で50万回だ。
- EOS RのシングルSDカードスロットはかなり不評だったためか、R5/R6はデュアルスロット化している。R6はSD UHS-IIに対応しているが、正直なところSD UHS-IIカードは必要無いように感じる。4K 60pはIPBにしか対応しておらず、ビットレートが低いからだ。ALL-Iはタイムラプスでしか使うことが出来ない。
- ただし、静止画を12コマ秒や20コマ秒で撮影する場合は25MBのRAWファイルを毎秒500MBで書き込む必要があるのでUHS-IIカードを手に入れたほうが良い。
- USB-C端子経由でのボディ内充電に対応している。以前キヤノンジャパンを訪れた際、「安全のため互換バッテリーは使わないで欲しい」と言われた。
- 長い間使い続けてきたHDMI C端子では無くなり、Micro HDMI端子に切り替わっている。この小型端子はあまりにも壊れやすいので悪夢だ。大袈裟な話では無く、少なくとも私は5つほど壊している。本格的な動画指向のカメラはここで頑丈なA端子を搭載しているものだ。そう、例えばソニーはα7S III以外はMicro HDMI端子である。
- EOS RやRPでAFジョイスティックが無いのは非常に頭の痛い話だった。特に雨天時はタッチパッドAFがまともに動作しない。このためEOS R6のジョイスティックはとても便利なものである。
- ファインダーはどちらも0.5型 OLEDパネルを使用し、外観やスペックも同じだ。ただし、解像度はR5が576万ドット、R6が369万ドットである。アイポイントが長いので眼鏡を着用したままファインダーを覗きやすい。リフレッシュレートは60/120fpsで選択可能だ。EOS R6の60fpsより滑らかに見える。
- バッテリーライフは仕様上255?360枚だが、実使用で500枚以上の静止画撮影をするのに何の問題もない。連写撮影で3000枚以上の撮影も可能だった。
- CFexpressには対応していないが、R5は8K RAWのスループットに対応する必要があるからだ。R6の4K 60p IPBであればSD UHS-IIでも十二分に対応できる。
連写・追従
- EOS R6は追従20コマ秒の連写性能を備えたカメラとしては手ごろな価格設定だ。
- フォーカスシステムには「デュアルピクセルCMOS AF II」を採用しており、従来と比べてAF性能を大幅に向上している。最大で100%のフォーカスエリアをカバーしている。
- サーフィンでの撮影では顔・瞳の検出AFで成功率は100%に近い。
- EOS Rと比べると、フォーカスエリアの更新速度が目に見えて速く、非常にタイトにロックされる。顔が後ろを向いても後頭部を捕捉し続けていた。横顔での瞳検出精度はEOS Rと比べて違いが分かるポイントだ。
- 被写体が飛び跳ねるような状況でも、顔・追従優先AFで問題なく撮影可能だ。
- 動物検出時も人間と似たようなロジックで被写体を検出している。
- どこに目があるか分からないような動物でも、EOS R6はしっかりと認識していた。たまに目では無く、鼻の穴を認識することもあるが、それはそれでクールだ。どのように認識しているのか興味深い。驚いたことに両生類でも機能する。
- 検出可能なAFモードは「顔・追従優先」のオートエリア時のみである。ただし、600mm F11や800mm F11ではAFエリアが狭くなり、中央領域でのみAFが動作する。
- 同じレンズでも、EOS R6とEOS Rではフォーカス速度に明らかな違いを感じる。特に望遠側で顕著だ。アダプター経由でEFレンズと組み合わせると、フォーカス速度に大きな変化は無いように見える。
- 低照度AF-6EVは、ISO100 F1.2で露光時間25秒の明るさだ。変換するとISO 51200・F2・1/8秒である。つまり非常に暗い。このような明るさでもピントを合わせることができるものの、フォーカス速度は非常に遅く、被写体の端でピントを合わせるのは難しい。
- 低照度時のAF性能はEOS R6とEOS Rに違いは見られない。
手ぶれ補正
- ついにキヤノンもボディ内手ぶれ補正を導入した。最大8段分の補正効果と言われている。オリンパスの最大値である7.5段分よりも効き目の高い数値だ。
- 105mm 0.3秒でテストしたところ、成功率は40%だ。
- 105mm 2.5秒でテストしたが、全て失敗した。
- おそらく、8段分の補正効果は2.5秒のスローシャッターを実現するものでは無く、1/30秒のシャッタースピードで高い成功率を得るためのものなのだろう。
- 24mm 1.3秒でテストしたところ、成功率は100%だ。
- 24mm 10秒でテストしたところ、3枚が許容範囲だ。全てシャープな結果では無いが、これは10秒の手持ち露光である。
画質
- ISO感度は100?204800だ。EOS Rと比べて高感度側が1段高い。
- EOSRと比べるとISO 3200で違いに気が付くはずだ。そして感度が高くなるほど差が広がる。
- ISO51200からISO204800はノイズが増え、彩度が低下するものの、ディテールは残っている。
- コントラストが付きやすい環境では、3段分の増感・減感は珍しいことでは無い。EOS Rとダイナミックレンジの差は小さいが、シャドウの回復はEOS R6のほうが良好だ。ノイズや色被りが少ない。
- ISO800でシャドウを回復すると、EOS Rでノイズが爆発的に増える。R6はまだ良好だ。ハイライトの回復は厳しい。
- 解像性能が必要無ければ私は絶対にEOS R6を選ぶ。EOS R6のダイナミックレンジには満足している。
オーバーヒート
- EOS R5やR6のオーバーヒート問題について聞いたことがあるはずだ。我々はファームウェア1.1.0でテストしている。
- 屋内のエアコンが効いた部屋で十分に冷ました後、屋外でテストした。
- 4K 60pで撮影しつつ、サーモカメラで表面の温度を測定した。最高で52.6度である。
- 保護機能オフ時
・警告:23:39
・シャットダウン:26:40 - 保護機能オン時
・警告:22:56
・シャットダウン:25:57 - 保護機能のオンオフで劇的な差は発生しない。どちらも約23分で警告が表示され、3分後にシャットダウンした。
- バッテリーグリップを使用してみたが、追加グリップに発熱は見られない。つまりバッテリーが原因ではないのは確かだ。ただし、グリップ装着時は撮影時間が3分ほど長くなった。
- 4K 30pを使うと、27:23で警告が表示されるもシャットダウンすることは無かった。ただし、29分59秒の連続撮影後に撮影を再開しようとしても、残量が「00:00」と表示され続行することが出来ない。冷却時間が必要なようだ。
- プログレードの動画機能を備えているが、実際の現場では小まめに動画を撮影する必要があり、使い辛いと思う。23分を超えるとかならず警告が表示されるため、仕事では使わないだろう。趣味で使う程度である。
- アクセサリーポートから息を吹き込むと、SDカードスロットから空気が出ていくことに気が付いた。つまりボディ内で空気が循環できると言うことだ。さらに、ズームレンズを伸縮させると、実際にアクセサリーポートやカードスロットから空気が出い入りしていることが気が付く。
プラスチックボディを冷ますより、この孔を使ってカメラを冷ます方が効果的だろう。
動画
- EOS R6は4K 60p・4K 30pで5.1Kのオーバーサンプリングを利用可能だ。これは非常に優れている。
- ハイフレームレートの撮影はFull HD 120fpsまでだ。
考察
価格設定や位置付けはミドルレンジだが、個人的にはEOS-1D X Mark IIIに近いと感じている。どちらも同じセンサーを使用し、20コマ秒の追従連写に対応している。そしてR6は最大8段分のボディ内手ぶれ補正も可能だ。RAWの柔軟性は高く、高感度ではEOS Rより綺麗に画像編集となった。
手ぶれ補正で驚いたのは、105mm 0.3秒の成功率では無く、24mm 1.3秒で全カット成功したことだ。実写では1/30-1/5秒が限界だと思うが、個人的には1.3秒くらいの静止画でも全く問題ないと思う。夜景を撮るのであれば、三脚は必要無い。今回撮影した数千枚の写真の中で、手ぶれが気になる作例はほとんど無い。とても頼りになる手ぶれ補正システムだ。
EOS RやRPは間違いなくベストなAFシステムでは無かったが、EOS R6のAFシステムはソニーに本当に対抗できるものとなった。特に動物を検出する際のパフォーマンスはソニーより良好だ。Good Job Canon
EOS R5との違いはイメージセンサーや8Kと言った違いがあるものの、それ以外で大きな違いはほとんど無いように見える。とは言え、カメラには微妙な違いがいくつかある。
・R5は5GHz WiFiに対応
・R5はより高解像なファインダー
・R5はより高解像な背面モニタ
・R5はE3端子をカメラ前面に搭載している
・R5はケーブルホルダーに対応している
・R5はシンクロソケットを搭載している
・R5はドットマトリクス表示パネルを搭載している
他にもあると思うが、一般ユーザーであればEOS R6で十分だろう。より高度なプロフェッショナルモデルが必要な場合はR5をおススメする。
まとめ
EFレンズ資産を残したまま、数年前にソニーに飛びついた人、高画素や操作性を求めてニコンに走った人、今までボディの買い替えを控えていた人が多くいることだろう。
EOS Rはキヤノン史上に残る初のフルサイズミラーレスだが、その操作性、特にM-Fnバーは受け入れることが出来なかった。それにシングルSDカードスロットなどを考えると、キヤノンユーザーをミラーレスへ誘うモデルでは無いと思う。
EOS R5/R6は業界最高の8段分補正効果を持つボディ内手ぶれ補正や信頼できるフォーカスシステム、20コマ秒の連写性能、他社が未着手のバリアングルモニタ、デュアルカードスロット、ユーザーフレンドリーな操作性など、全てを提供してくれたミラーレスとなった。まだ1Dのような外観のカメラは登場していないが、使ってみると本当にフラッグシップモデルを感じさせてくれるものとなっている。
2000万画素と解像性能は低いが、キヤノンのフルサイズミラーレスが欲しいのであれば、間違いなくEOS R5/R6を強くおススメする。R6とRの差は歴然だ。
R5とR6で迷うかもしれないが、私なら迷わずR6を選ぶ。データサイズが小さく、編集が軽くて簡単だからだ。一般ユーザーであれば2000万画素もあれば十分だろう。プロフォトグラファーや高画素が必要な場合はR5を選択肢してガッカリすることは無いはずだ。
長所:AFのレスポンスや信頼性が遥かに優れている・人や動物の検出能力・カバーエリアの広いAF・最大8段分のボディ内手ぶれ補正・RAWファイルの柔軟性が従来より優れている・高感度ISOのノイズ耐性・12/20コマ秒の連写性能・4K 60p 4:2:2 10Bit C-log対応・バリアングルモニタ
短所:4K動画の長時間撮影でシャットダウンする可能性・バリアングルモニタとアクセサリーポートが干渉する可能性
DPReview
DPReview:Canon EOS R6 Review: not the hybrid king, but a great photographers' camera
好きなところ
- RAW・JPEGどちらも優れた画質
- 際立ったエルゴノミクス
- 良好なダイナミックレンジ
- 低画素ながらきちんとした解像性能
- HDRモニタを見据えたHEIF出力対応の賢明な選択
- 見事な連写性能
- 僅かなセットアップで人間・動物どちらも非常に良好なAF
- 説得力のあるバッテリーライフ
- 10Bit HDRやログ機能を備えたディテール豊富な動画
- 静止画と動画の設定値が分かれている
- USB給電・充電に対応
- 外部充電器が付属する
好きでは無いところ
- ローリングシャッターの影響が優れた動画の見栄えを損なう
- いくつかの機能が簡単にアクセスできない(HDR PQなど)
- RAWに適用されるノイズリダクションをオフに出来ない
- カメラの使用で動画の連続撮影時間が低下する
- AFに完璧を求めるとセットアップが煩雑となる
キヤノンEOS R6は、本を読んだり聞くだけでは過小評価しがちなカメラだ。話題になっている動画や解像度の欠点を見て、「惜しいカメラ」だと想像するかもしれない。しかし、実際に撮影してみると、特にスチール写真の場合は、本当に優れたカメラであることがすぐに分かる。
その2000万画素センサーは、競合機種よりも解像度では少し低いが、評価できるほどの違いを作る程には至らない。低照度性能は非常に優れており、ダイナミックレンジは編集時に柔軟性がある。
低ISO感度でいくらか強制的なノイズリダクションが適用されているのは残念で、モードによって12Bit出力になると把握しておく価値はある。
しかしほとんどの撮影では、これらが悪影響を及ぼすことは無いだろう。魅力的なJPEGと柔軟なRAW出力を得ることが出来る。
動画に関しては少し不明瞭だ。スペックは印象的であり、静止画と動画の設定分離はよく考えられており、オートフォーカスは非常に優れている。4K動画における、40分程度の連続撮影時間は十分に見えるが、カメラを使用するとその合計時間は低下し始め、想像以上に録画時間が制限される可能性がある。さらに、ローリングシャッターの影響はスペックが示唆しているほど強力な動画機材ではないことを意味している。
しかし繰り返しになるが、結果は非常に印象的なものになることが多い。
何よりもR6は、手にしっくりと馴染み、ボタン・ダイヤルの位置も良く、撮影がとても楽しいカメラだ。また、多くの機能に素早くアクセスできるよう、高水準のカスタマイズが可能だ。
もちろん完璧ではない。例えば、HDR PQモードや高輝度諧調優先モードを素早く設定する方法がないため、本当に面白い機能にアクセスするには、妙に不便な感じがする。しかし、重要な写真撮影の基本機能はいつでも指先で操作できる。
「とりあえず撮ってみよう」という気持ちの根底には、ほとんどの場合、AFシステムが機能していることが挙げられる。微調整の方法はたくさんあるが、ほとんどの撮影では必要ないものだ。プロスポーツカメラに匹敵する性能を多くの人が手にしている。R6のボディ内手ぶれ補正システムも優れており、手ブレを気にする必要はない。
このため、EOS R6はスペックシートの期待に応えることはできないが、熱心なビデオグラファー以外の人たちがEOS R6に少しでも失望しているとは考えにくい。EOS R6は、おそらくこのクラスでは最高の使い勝手と性能の組み合わせを実現している。
競合機種考察
- ソニーα7 IIIと比べて
R6はかなり高価で、画質やAFに有意な差は無い。しかし、優れたエルゴノミクスと分かりやすいAFインターフェースのおかげでより楽しく撮影することが可能だ。
ローリングシャッターが目立ち、オーバーヒートの可能性があるものの、静止画と動画の設定分離は優れており、10Bitのフッテージは柔軟性がある。さらに優れた連写性能や高解像ファインダー、そして優れたボディ内手ぶれ補正を考慮すると、我々のお気に入りとなる。
ただし、ソニーはより豊富なレンズラインアップを揃えている。 - ニコンZ 6と比べて
コントロールレイアウトはニコンより柔軟性がると思うが、これは好みにもよると思う。しかし、多くの点でZ 6よりも少し優れた性能だ。ローリングシャッターやオーバーヒートは考慮する必要があるものの、連写速度や4K 60pの内部記録、HEIF出力などの機能を備えている。 - パナソニックLUMIX S1と比べて
R6の強みは静止画・動画で信頼できるオートフォーカスシステムを備えていることだ。そして、有料アップデートなしでログ機能を利用することが可能だ。ただし、アップデートしたS1はより信頼性の高い動画仕様を備えている。
どちらも見事な手ぶれ補正システムを搭載しており、S1はピクセルシフト式ハイレゾモードで高解像写真を撮影可能だ。風景撮影で強力な機能となるだろう。高解像ファインダーと堅牢なボディもファンを引き付けるはずだ。
Lesnumeriques
Lesnumeriques:Test Canon EOS R6 : un hybride 24x36 véloce et presque sans faille
- 2020年夏にキヤノンが発表したフルサイズミラーレスだ。EOS R6はフォトレジャーナリストだけでなく、スポーツカメラマンやビデオグラファーをターゲットにした汎用性の高いカメラでもある。
- キヤノンは2018年にフルサイズミラーレスの仲間入りを果たしたが、あまりにも貧弱なEOS Rと、明らかにエントリーレベルのEOS RPは力及ばず、写真の巨人は苦戦を強いられることになった。
- そこで2020年初夏、キヤノンはEOS R5に加えて、2台目のフルサイズミラーレスを発表した。EOS R5はすべて最上級のカメラ(4500万画素、RAWで8K、120fpsで4K)に仕上がり、R6は見劣りしない、より賢明な選択肢のカメラに仕上がっている。
- EOS R6は2000万画素センサーを搭載しており、8Kでの撮影はできない。しかし、センサーシフト式手ぶれ補正を搭載、R5と同じ高性能オートフォーカスシステムを実装している。さらに20fpsに達する高速連写にも対応。これらの特徴から、R6は2020年の写真市場に現れた、非常に汎用性の高いカメラと言えそうだ。
- 8月27日に発売され、価格的は高めの位置づけ(ボディで2,699ユーロ、またはRF 24-105mm F4-7.1 IS STMズームレンズ付きキットで3,059ユーロ)にもかかわらず、ニコンZ6、パナソニックLUMIX S1、キヤノンEOS R、ソニーα7 III(A7 III)などの業界のスタンダードモデルが直接のライバルとなる。
外観
- EOS RとRPをベースに、扱いやすさを追求したデザインだ。680gとソニーα7 IIIよりも大きく重いが、従来のフルサイズデジタル一眼レフよりもコンパクトなので、その点では良い妥協点だと思う。
- 多くのキヤノン製カメラと同じく、外装はマグネシウム合金では無くポリカーボネイトを使用している。ただしボディは完全な防塵防滴仕様で、欠点は見つからない。
- 測距点の選択は、EOS Rのように気まぐれなタッチパッドではなく、本物のジョイスティックを見つけることができて嬉しい。また、ホイールを使った際の作動方向を変更することも可能だ。
- モード変更は、R6は右肩に伝統的なホイールを採用している。
- キヤノンでは一般的なバリアングルモニタを搭載している。
- ソニーでも対応機種が出始めたが、R6は電源オフ時にシャッターを閉幕してイメージセンサーを保護する機能を備えている。この機能をオフにすることも可能だ。
- 電子ビューファインダーの解像度は369万ドットであり、R5の576万ドットよりも低く、最近登場したソニーα7S IIIの944万点には遠く及ばない。とはいえ、快適で、ほぼ100%の視野をカバーする優れたファインダーであることに変わりはない。また、デフォルトの60fpsよりも快適な120fpsの滑らかな表示を選ぶことも可能だ。
- ストレージには、USH-II対応のSDカード用デュアルスロットを採用している。
- 通信接続性は良好で、かなり完成度の高いものとなっている。
- CタイプのUSBポートを搭載しており、外部給電に対応している。
- さらにHDMI端子、マイク端子、ヘッドホン端子、のほかリモコン端子も備えている。
- クラシックなキヤノンのレイアウトには変わらないが、メニューはより複雑になっており、新機能が追加されている。メニューをナビゲートするのは必ずしも容易ではない。
パフォーマンス
- これは、我々がテストした中で最も高速なAFシステムの一つだ。昼間でも、低照度時でも、非常に早く被写体をロックすることができる。ロックまでのスピードはかなりのものだ。
- カメラの自動閉幕機能をオフにすると、起動速度はさらに向上する。
- 連写速度はほぼ公称値通りで、少し上回っている。メカニカルシャッターでは12fps強、電子シャッターでは21fpsまで上昇する。この性能は、キヤノンEOS-1D X Mark IIIやソニーα9 IIなどのスポーツカメラに匹敵するものだ。
- 非圧縮RAW+Jpeg(計260ファイル)で130枚の画像を連続撮影したところ、バッファメモリが飽和状態になった。
- キヤノンはEOS R6で、新しいオートフォーカス追尾システムを導入している。本当に効果的な人間の瞳追従に加え、動物(犬、猫、鳥を含む)の目を検出するシステムを追加した。効果的で、初期設定で動作不良となるのは稀だ。体や顔、目をよく検出し、使うのが楽しくなる。
- EOS-1D X Mark IIIに搭載されている2010万画素センサーを搭載している。ISO1600までのイメージで画質劣化を感じることはまずないだろう。ノイズはISO 3,200から出始め、ISO 6,400を超えると顕著となる。ISO25,600以上の画像を常用は難しい。拡張感度は緊急用だ。α7 IIIを上回るものでは無いが、非常に良好なセンサーである。
- プリプロダクションモデルを使用しているのでダイナミックレンジのテストはまだ出来ていない。
- ボディ内手ぶれ補正は公称値に届かないが非常に高性能だ。
動画
- EOS R5が8K RAWや4K 120fpsでクロップを伴わずガツガツ撮影できるマシンであるのに対し、EOS R6はもう少しリーズナブルだ。
- 4K UHDで最大60fpsに対応しており、ビットレートは230Mbpsだ。このビットレートは、デフォルトモードとH.264コーデックで有効であることに注意してほしい。キヤノンのC-LogプロファイルとH.265コーデックで撮影すると、ビットレートを340Mbpsまで向上させることが可能だ。いずれの場合も、サンプリングは内部記録で4:2:2 10Bitだ。
- 4K UHDはフル画角から僅かにクロップされる。Full HDから4Kへの切り替え時に若干のクロップに気が付くはずだ。その理由は、4K UHDモードではセンサーの94%しか使用していないため、1.07倍のクロップに相当するからである。これはEOS Rユーザーを困らせた1.7倍クロップに比べれば些細なことだが、考慮すべき事実であることに変わりはない。
- スローモーションを試したい人は、Full HDを使う必要がある。
- 全てのモードで瞳検出が可能だ。スチルと同じくらい効果的である。全体として、EOS R6の動画機能は、EOS R5やソニーα7S IIIに及ばないかもしれないが、それでも素晴らしいカメラであることに変わりはない。
- ローリングシャッターは4K UHDで上手く抑えられており、Full HDではほぼ解消されている。
キャノンが直球ドストライクの球を投げてきた。EOS R6は、双子のEOS R5よりも技術的には劣るものの、依然として強力な性能を備えている。効果的なエルゴノミクスを特徴とし、特にフルサイズカメラでは業界最高レベルの応答性を実現している。
我々が重箱の隅を楊枝でほじくるとしたら、低解像の2010万画素センサーであること、そして4K UHDでのわずかなトリミングを指摘する。しかし、それは根本的にR6を貶めるものにはならない。α7 IIIやZ 6、LUMIX S1などがひしめき合うスタンダードモデル市場においてキヤノンは彼らを揺さぶることが出来るだろうか?EOS R6はやや出遅れてしまったが、カメラの品質を考慮すると負け戦にはならないだろう。
長所:優れたエルゴノミクス・非常にレスポンスの良いAF・顔/瞳検出・キヤノン初のボディ内手ぶれ補正・防塵防滴・デュアルカードスロット・バリアングルモニタ・ヘッドホン端子・マイク端子・給電対応・4:2:2 10Bit
短所:電子シャッターが1/8000秒まで・4K UHDでのクロップ・センサー解像度
Digital Camera World
Digital Camera World:Canon EOS R6 review
紹介
- EOS R5が多くの見出しを飾っているが、EOS R6はいくつかの点で遥かに魅力的なカメラであり、より大衆向けにアピールすることが出来る。
- EOS R5は見事なカメラではあるが、多機能すぎて使いこなせない。特に8K動画は黎明期のテクノロジーであり、多くの人はワークフローを処理することも、保存するストレージも無いはずだ。そして8Kを共有できる場所も多くはない。
- 4500万画素も同様だ。スペックシート上は素晴らしく見えるが、日常的な使用、連写撮影が多い環境ではファイルサイズが大きく、処理するのが大変だ。
- EOS R6はR5と多くのテクノロジーを共有しつつ、低画素センサーを搭載したモデルである。連写性能や解像性能はEOS-1D X Mark IIIと同等であり、スポーツ写真で使いやすいはずだ。
特徴
- EOS 6D Mark IIと同じ商品棚に並ぶ可能性があるものの、実際にはEOS-1D X Mark IIIとの共通点が多いカメラだ。
- 最高連写速度は1DX3と同じ20コマ秒に対応し、メカニカルシャッターでも12コマ秒の連写が可能だ。
- ディープラーニングによるAFアルゴリズムで人間の瞳や顔、頭部を追従できる驚くべきAF性能を備えている。
- さらに犬や猫、飛行中の鳥も検出できる動物検出AFを実装している。このテクノロジーはEOS R5にも搭載され、「デュアルピクセル CMOS AF II」として共有している。
- 動画は最大で4K UHD 60pでの撮影が可能だ。ハイフレームレートはFullHD 120pに対応している。全ての動画撮影でデュアルピクセルCMOS AFの利用が可能だ。
- 低画素のため、低照度におけるノイズパフォーマンスが優れている。常用ISO感度は100-102400となり、拡張ISO感度で50/204800まで利用可能だ。
- 低照度時のAFは-6EVまで対応している。これはろうそく1本で照らされた薄暗い部屋に相当する暗さだ。
- CIPA規格で8段分の補正効果を備えたボディ内手ぶれ補正を搭載。EFレンズ・EF-Sレンズ・MFレンズも補正可能だ。
ビルドクオリティ
- 見た目と操作性はEOS RPとよく似ており、R5のドットマトリクス表示パネルやハイブリッドなモードボタンは存在しない。
- 背面はR・RPのような方向ボタンが無くなり、仮にコントロールホイールを搭載している。さらにAFジョイスティックを搭載した。
- 「6」シリーズらしく、防塵防滴仕様はEOS 6D Mark IIと同等だ。一眼レフと比べてスリムな形状だ。頑丈で壊れやすそうな印象は無いが、一眼レフほど雑に使えるようには思えない。
- エルゴノミクスは従来機と似ており、ホイールやジョイスティックによって操作性は確実に向上している。
- デュアルSDカードスロットのため、R5のように高価で新しいフォーマットのメモリーカードに投資する必要が無い。
- 新しい2130mAhのLP-E6NHバッテリーを使用している。従来と比べて容量が14%増えている。
パフォーマンス
- 大部分はR5と同じような撮影が可能だ。違いはもちろんセンサーの解像性能である。2000万画素は低解像と感じるかもしれないが、ファイルサイズは遥かに小さく抑えられている。
- 1000枚以上のJPEG・240枚のRAWを連続撮影が可能だ。12コマ秒のメカシャッター連写、20コマ秒の電子シャッター、どちらを使ってもバッファに不満を感じないだろう。
- 2000万画素は雑誌の表紙を撮影するようなプロカメラマンにとって十分な解像性能だ。とは言え、エントリーモデル「EOS RP」より低解像で、APS-C一眼レフ「EOS 90D」の2/3だ。
- 電子シャッター使用時のローリングシャッター歪みはEOS R5より影響が強い点に注意する必要がある。酷くはないが、R5のほうが良好である点は留意しておこう。
- R6の長所は低照度時のノイズパフォーマンスだ。EOS R5やEOS Rより綺麗な結果を得ることが出来る。
- オートフォーカスは兄弟分のR5と全く同じに見える。これまで使用してきたどのカメラよりも優れたAFシステムを搭載している。特に動物AFは驚異的な機能だ。
- 他社にも似たような機能があるものの、飛行中の鳥の瞳にピントが合うカメラは珍しい。野生動物の撮影で大きく前進するキッカケとなるだろう。
- 電子ビューファインダーのタイムラグが気になる場合はリフレッシュレートを120fpsへ向上させることが出来る。ただし、バッテリー消費が早くなるので注意が必要だ。
動画
- DCI 4Kのオプションは無いが、全画素読出しの4K 60p動画に対応している。このため、フル画角から僅かにクロップされる(1.07×)。
- FullHDはクロップ無しで120fpsの撮影が可能だ。
- R5の8Kは驚異的だが、多くのコンテンツクリエーターにとって4Kが主流である。日常での撮影はFullHDであり、この解像度で120pの撮影が可能となっているR6は使いやすく感じるはずだ。
- ただし、R5と同じように、高画質な動画撮影時はオーバーヒートによる連続撮影時間の制限を受ける。4K 60pで30?40分、4K 30pで40?60分ほどだ。そして動画撮影前のスチル利用でも撮影時間に影響する。
- 静止画・動画のハイブリッドユーザーであれば、この制限が不満と感じる可能性がある。FullHDや低画質の4Kで撮影する場合は何の問題もない。
- 制限を許容できるのであれば、素晴らしい4K画質の動画撮影が可能だ。
EOS R6は様々な撮影に臨むことが出来る汎用性の高いオールラウンドカメラだ。EOS R5と比べて低解像で動画仕様が見劣りするものの、低解像で問題なければこれまで見てきた中で最も先進的で印象的なカメラの一つとなる。
オートフォーカスは本当に異次元の性能で、ボディ内手ぶれ補正はフルサイズシステムとしては最高だ。4K動画はサクサクして美味(ただし、時折焼き付いてしまう)。
デュアルメモリーカードスロットを搭載しているのでプロの仕事でも使いやすい。驚異的なRFレンズと組み合わせることで新しい世界が見えてくるはずだ。
長所:市場最高のAF・最高のフルサイズ手ぶれ補正・プロ級の連写速度・デュアルカードスロット
短所:2000万画素で十分かどうか・4K動画の制限
Lesnumeriques
Lesnumeriques:Labo ? Canon EOS R6?: une stabilisation vraiment efficace jusqu'à 8 stops??
- EOS R5とR6のミラーレスカメラは、レンズにもよるがセンサーと光学系の手ぶれ補正を組み合わせることで、最大8段分の手ぶれ補正をうたっている。
- センサーのメカニカルな手ぶれ補正は、ミラーレスでは今や定着している機能だ。オリンパス、パナソニック、ソニー、ニコンは数年前には導入済みである。
- キヤノンは長い間、カメラに手ぶれ補正を組み込まず、救いようのない保守的な姿勢を貫いてきた。2年前にキヤノンEOS Rが発売された時の失望感はかなり大きかったものだ。
- そして今日、キヤノンはゲームに復帰し、新しいフルサイズミラーレス2機種「EOS R5・R6」はどちらも機械式センサー手ぶれ補正を搭載している。
- キヤノンは中途半端な導入はせず、光学手ぶれ補正を搭載したレンズと組み合わせることで、さらに優れた性能を発揮する。
- この特定の組み合わせで、手持ち撮影で8段分のアドバンテージを獲得することが可能になる。 同社の言葉を借りれば、これは「全ブランドの中で最も効果的な一体型手ぶれ補正」となる。
- もちろん、これらの主張を独自のラボテストで確かめてみたいと考えていた。今回のテストでは、キヤノンEOS R6とそのキットレンズであるRF 24-105mm F4-7.1 IS USMを使用した。もちろん、光学手ぶれ補正を搭載している。
- 次に、光学手ぶれ補正非搭載のレンズを使い、テストを繰り返した。これは、光学手ぶれ補正の有無で本当に区別することができるかどうかを確認するためだ。
- 手ぶれ補正が効いていれば、光学手ぶれ補正が無くてもあっても、カメラの挙動に大きな違いはない。とはいえ、手ぶれ補正搭載レンズでは1段近くの伸びしろがあることに気が付いた。
- 富士フイルムX-T4+XF16-55mm F2.8と比較してみると、EOS R6はX-T4よりも良好だが、完全に凌駕している訳でない。キヤノンが主張する8段分とは言えない。
- しかし、キヤノンEOS R6で提供されている手ぶれ補正は役に立たないと主張するのは悪意に満ちている。さらに言えば、そろそろ補正効果を高めるのは限界なのかもしれない。
PhotographyBlog
PhotographyBlog:Canon EOS R6 Review
- 同時発表の兄弟モデル「EOS R5」の陰に隠れてしまっているが、おそらくより多くのユーザーの手に渡ることとなるだろう。アメリカで2499ドルと遥かに手頃な価格で販売され、EOS R・RPの上位となる存在だ。
- 2020年8月27日発売だ。
- EOS R5のようなマグネシウム合金ボディでは無く、ポリカーボネイトボディを採用している。しかし、6D Mark IIと同じ水準の防塵防滴仕様を備えている。
- 本体重量は598g、SDカードとメモリーカードを加えても680gと軽量だ。
- サイズは138.4×97.5×88.4mmだ。ボディ内手ぶれ補正を搭載するためかEOS RやEOS RPと比べて少し大きくなっている。
- カメラグリップは4本の指で快適に握ることができる。フロントにはFnボタンが一つしかない。
- EOS-1D X Mark IIIと同等の2000万画素センサーを搭載しているが、高度なローパスフィルターは導入されていない。
- 一般的な写真愛好家にとって2000万画素が十分と言える解像度かどうかは懸念している。特に後処理で大きくトリミングする場合だ。
- ISO感度はR5と比べて1段高いISO102400まで常用感度として利用可能だ。さらに拡張ISO感度は204800に対応している。
- R5と同じく、EOSシステムで初めてボディ内手ぶれ補正が実装された。多くのRFレンズに組み込まれている光学手ぶれ補正との協調が可能だ。
この手ぶれ補正システムは信じられないほどの補正効果を発揮し、最大4秒の手持ち撮影でもシャープな結果を得ることが出来た。 - 手ぶれ補正の効果が高いのは、RFマウントの直径が54mmと大きいためだ。RF85mm F1.2Lのような手ぶれ補正非搭載のレンズでも8段分の補正効果が期待できる。また、アダプター経由でEFレンズを使う際にも利用可能だ。社外製レンズでも焦点距離を入力することで利用できる。
- 手ぶれ補正と同じく特筆すべき性能がドライブだ。メカシャッターで12コマ秒、電子シャッターで20コマ秒の連写が可能である。20コマ秒で撮影すると、各フレーム間にわずかなブラックアウトがあるものの、肉眼ではほぼ認識できない。
- 信じられないことに、バッファが詰まるまでに12コマ秒で1000枚以上の圧縮RAWを撮影可能だ。これはR5のほぼ3倍である。
- R5と同じくデュアルピクセルCMOS AF IIシステムを搭載している。世界最速AFと言われているこのシステムはわずか0.05秒で被写体をロックすることが可能だ。R5より僅かに選択可能なAFポイントが多く、-6.5EVと極端な低照度でのAFにも対応している。
- 新型プロセッサ「DIGIC X」のおかげでディープラーニングによる頭部や動物の検出に対応している。以前よりも離れた位置から瞳を認識できるようになり、飛行中の鳥なども検出に対応している。
- 瞳AF・動物追従どちらもこのカテゴリでリーダーだったソニーαシステムに匹敵するものだ。
- 背面はR5、上面はRPのデザインを採用している。一般的なモードダイヤルなので、電子制御のR5より素早く操作できるはずだ。
- シャッターボタン横のM-Fnボタンはいくつかの主要な機能を登録することができ、素早くアクセス可能だ。
- 全体的に見て、EOS Rシステムの成功したエルゴノミクスを導入しているように見える。
- R5ほどのスペックでは無いが、369万ドットの見栄えが良くフレームレートの高い設定が可能なファインダーパネルを使用している。
- M-Fnバーの代わりにジョイスティックが導入された。再びM-Fnバーを備えたカメラが登場したら我々は驚くだろう。
- 他のカメラと比べるとジョイスティックの配置が高く、最初は慣れなかった。
- お馴染みの背面ホイールが復活しているものの、レンズ側にもコントロールリングがあるので多用することは無いはずだ。主にメニューや再生画面で使われることになると思う。
- 162万ドットのバリアングルモニタは自撮りやVlogで便利だ。液晶画面を保護するために裏返しにすることも出来る。
- ファインダー下部にはセンサーがあり、液晶モニタと自動的に切り替えることが可能だ。モニタを側方へ展開すると自動的にファインダーが消灯する。
- モニターのタッチ操作はとてもレスポンスが良く正確だ。心地よい使い勝手である。
- メモリーカードスロットは2カ所あり、EOS Rより上位の存在であることを物語っている。
- 左側面には5つの異なる端子に対応するポートがある。マイク端子、ヘッドホン端子、HDMI端子、シンクロ端子、USB端子だ。
- 新型バッテリーLP-E6NHに対応しているが、古いLP-E6Nも利用可能だ。
- Bluetoothに対応しているのでスマートフォンと簡単に接続できる。R5と異なり、WiFiは5GHzに対応していない。
- EOS Utility経由でリモート制御が可能だ。
- 8Kは利用できないが、デュアルピクセルCMOS AF IIに対応した4K動画や4K 120p動画に対応している。Canon Logも利用可能だ。
- ISO 25600でノイズが出始める。ISO51200から102400を使用するとかなりのノイズが発生する。しかし、小さなプリントやウェブで使うならば問題ないはずだ。
- まだあまり対応製品が増えていないものの、将来性のあるHEIF出力に対応している。
新しいEOS R6は、これまでのキヤノンのフルフレームミラーレスの中で最高のカメラだ。本当に8K動画を必要としない限り、ミドルレンジのデジタル一眼レフカメラユーザーがミラーレス乗り換える際に、検討・購入すべきカメラである。
フラッグシップモデルのR5は、その世界をリードする動画ス機能について賞賛(と一部の批判)を受けているが、R6は、アマチュアやビデオグラファーが求めるであろうほとんどすべての機能を備え、はるかに手頃な価格でリリースされている。
第一世代のEOS RとRPは、キヤノンの定評ある操作性と使い勝手の良さから逸脱していた。しかしEOS R6は、デジタル一眼レフとミラーレスにおけるユーザーインターフェースの長所を融合させ、あるべき形に戻ったことを示している。
競合他社に対抗するには十分以上の性能を持っているうえ、大部分の潜在的な購買層にとって金銭的に手が届かないほど大げさな値付けでもない。
ありがたいことに、R6はほとんどの部分でそのポテンシャルを十分に発揮しており、特に新しいAF、ボディ内手ぶれ補正、連写システムは賞賛に値する。このモデルは、5シリーズのデジタル一眼レフカメラや従来のミラーレスカメラが提供してきたものを超えて、キヤノンのカメラ全体を大きく前進させたモデルである。
だからといって、EOS R6が完璧なカメラだとは言えない。カメラマンの中には、2000万画素では解像度が足りないと感じる人もいれば、4K UHD 60pの長時間のクリップを撮影した後にカメラをクールダウンさせなければならないことを嘆くビデオグラファーもいるだろう。
しかしEOS R6が優れているすべての機能と比較すると、これらの欠点は、些細な問題に過ぎないように思える。全体的に見て、EOS R6は、多くのキヤノンユーザーが長い間待ち望んでいたミラーレスカメラだ。
DigitalTrends
DigitalTrends:Canon EOS R6 review: A mirrorless to sway DSLR diehards
- EOS R5と比べて安く、低解像2010万画素センサーを搭載し、マグネシウム合金ボディの代わりにプラスチック製ボディを採用。R5の一部機能が省略されているものの、同等のボディ内手ぶれ補正と連写速度、AFシステムを採用している。
- ファインダー体験・グリップ・操作性、そしてボディサイズまで一眼レフのように感じるカメラだ。エルゴノミクスや画質、性能を犠牲にすることなく、一眼レフユーザーが乗り換えるのに適したカメラである可能性がある。
- このカメラでの撮影体験はまさにデジタル一眼レフと同じだ。
- ボディサイズはフルサイズミラーレスと言うよりはAPS-C一眼レフに近い。α7 IIIと比べると、幅が1インチ大きい。さらに奥行はEOS 7D Mark IIと比べて少し大きい。
このため、ミラーレスへ乗り換える目的がサイズダウンであれば、それほどメリットはない。 - キヤノンはおそらく一眼レフのエルゴノミクスを好むフォトグラファーを意識したのだろう。
- AFジョイスティックは無効化されているので、メニューシステムから有効にする必要がある。
- 静止画と動画を瞬時に切り替えるスイッチやボタンは存在しないが、RECボタンを押すことでどのモードでも動画撮影が可能だ。
- フォーカスモードや連写モードの切替はクイックメニューを掘り下げるか、カスタムボタンに割り当てる必要がある。
- 4方向ボタンが無いので、これに慣れているユーザーは意識を改める必要がある。幸いにもタッチ操作に対応している。
- EOS R6に搭載されている369万ドットの電子ファインダーは過去最高でもなければEOS R5と同等でもない。しかし、この価格帯のカメラとしては十分なパフォーマンスだ。
- ファインダーは撮影中にブラックアウトするが、高速連写のため被写体を追従するのはそれほど難しく無い。
- EOS R6は最大で8段分と言われているボディ内手ぶれ補正を搭載している。一眼レフカメラや他のミラーレスから乗り換える理由足り得るものだ。
広角や望遠、低照度で使用してみたが、どちらも優れた結果を得ることが出来る。35mm F1.8と組み合わせ、1/10秒での撮影はほぼ全てシャープな結果となった。 - 競合カメラもボディ内手ぶれ補正を搭載しており、その差は決して大きい訳では無い。そして、7.5段分と言われているオリンパスの手ぶれ補正はEOS R6より補正効果が高い。R6は1/10秒を超えると失敗率が高くなるが、E-M1Xは6秒を超える手持ち撮影でも優れた結果を得ることが出来る。
- オートフォーカスは少しでもコントラストがあればピントを合わせることが出来る。夕暮れ時のガラス瓶のような被写体でも、ゆっくりとではあるがピンtのを合わせることが可能だった。
サーボAFも良好に動作する。横切り追従、奥行方向の追従どちらも良好だ。 - 瞳AFはエネルギッシュに動く7歳の子供を正確に追従し続けている。ただし、部分的に隠れても追従し続けるシステムと比べると見劣りする。
- 動物検出はEOS R5と異なり検出に苦しんでいるように見えた。これはEOS R5と解像性能の違いが原因なのかもしれない。
- メカシャッターで12コマ秒・電子シャッターで20コマ秒の優れた連写速度での撮影が可能だ。どうのような設定でもRAW+JPEGで63コマの連続撮影が可能である。
- バッファクリア中はクイックメニューを操作することが出来ない。そしてバッファが詰まってからクリアされるまで、30秒ほどかかる。JPEGのみの場合、バッファクリアは一瞬だ。
- EOS-1D X Mark IIIと同じイメージセンサーを使用しており、解像性能は低いが低照度性能には期待できる。ノイズはISO3200から目立ち始めるが、ISO8000までは目障りと感じない。
ISO12800までシャープネスの低下が見られず、Instagramや小さなプリントサイズならISO32000も実用的だ。 - ISO32000以降を使うと多少のバンディングノイズが発生する。
- 優れたISO性能と手ぶれ補正の組み合わせで、低照度における撮影で最適なカメラだ。
- 発色はまさにキヤノンに期待するものだが、少し寒色傾向となる場合があった。
- R5と比べると、動画機能は少し簡略化されている。8Kオーバーサンプリングの4Kや4Kハイフレームレート、RAW出力などがR6には存在しない。
しかし、4K 60p 10Bitの撮影が可能であり、5.1Kのオーバーサンプリング4Kを使用可能だ。さらにセンサーシフト式の手ぶれ補正や滑らかなAFを利用できる。 - 動画は連続30分だが、4K 30pの場合はさらに10分間の再撮影が可能だ。4K 60pを30分使うと、その後はカメラのクールダウンが必要となる。また、暑い環境では撮影時間が短くなる。
- EOS R5:似たような機能性だが、解像度が高く、動物検出AFがより優れている。
- α7 III:小型軽量で低価格、そしてより高解像だ。ただし、R6のエルゴノミクスやメニューシステムと比べるとイライラするかもしれない。
- α7R III:より高解像だが、α7 IIIと同じ問題がある。
- Z 6:500ドル安く、より高解像でボディサイズは小さい。さらにステータスLCDを備えているが、デュアルカードスロットが無い。
ミドルクラスの一眼レフユーザーが待ち望んでいたミラーレスカメラだ。一眼レフのような感覚で撮影できるうえ、ボディ内手ぶれ補正や電子ビューファインダーに対応している。アダプター経由でEFマウントレンズも使用可能だ。
バッファクリアの時間が長く、その間はクイックメニューがロックされてしまうのは残念だ。瞳AFや動物検出はEOS R5と同等では無く、一部動画機能はオーバーヒートに注意する必要がある。また、競合他社はより高解像で小型軽量ボディだ。EOS R6はボディサイズが大きいものの、それに見合うボタンや表示パネルが搭載されていない。手ぶれ補正の効果はスペックシートほど優れてはいない。
とは言え、EOS R6は優れたカメラであり、キヤノン製ミラーレスとしては良好な選択肢だ。
長所:シャープな静止画と動画・滑らかなAF・高速連写・優れた手ぶれ補正・良好な低照度ISO性能・快適なグリップ
短所:少し大きい・バッファ・動物瞳AFの性能・4K動画における過熱
Cinema5D(Via DPReview)
DPReview:Cinema5D's real-world experience raises concerns about EOS R6 overheating
キヤノンは、新しいEOS R5とR6が、オーバーヒート問題により動画撮影に制限を受けてしまうことを明らかにた。そして、Cinema5DのJohnnie Behiri氏が「First Look」動画の中で指摘するには「スペックシート上で推定される撮影時間」と、「実際の影響」は全く違うそうだ。
Behiri氏は、プリプロダクションモデルのEOS R6カメラを試すために、「Never Say No」と題したミニドキュメンタリーを日本で撮影した。このミニドキュメンタリーは「First Look」動画に挟まれていて、見た目は素晴らしいが、撮影はBehiri氏が期待していたほど素晴らしいものでは無かったようだ。
動画の冒頭でBehiri氏は、EOS R6のボディ内手ブレ補正(IBIS)とオートフォーカスの機能をレポートしたかったが、撮影中のオーバーヒートによる制限のため、それらの機能は後回しにされてしまったと述べている。
「スペックシート上で(時間的な制約を)見るのと、実際に撮影してみるのとでは、全然違うんですよ」とBehiri氏は言う。彼はほとんどを4K/24pで撮影していたが、EOS R6がオーバーヒートした後に必要なフッテージを得るため、1080/24pでの撮影に頼らざるを得なかったと述べている。彼は、カメラを冷やすために扇風機や氷袋を使わなければならないところまで行ったそうだ。
プリプロダクションモデルEOS R6を使った経験をまとめると、Behiri氏は「一方で、多くの便利な機能や素晴らしい機能を持っているツールだが、他方では、自分が望む撮影ができないので、それらの機能は少し無意味である」と語る。
彼は、カメラを使った経験を効果的に要約し、「カメラをコントロールするのではなく、カメラがあなたをコントロールしている」と述べている。そして「カメラはオーバーヒートしてしまい、再度撮影できるようになるまでどのくらいかかるかわからない」と言う。
Behiri氏は、Cinema5Dのブログで、このカメラを使った経験をさらに掘り下げた記事を公開した。オートフォーカスが大部分の場合に「素晴らしい」と喜び、明瞭な画質を高く評価している。しかし、ポジティブな点はそこで終わってしまう。
撮影中のローリングシャッターは「恐ろしい」ものだったと述べ、最終的にこのカメラは「自分のために機能するカメラではない」と結論付けている。
これはプリプロダクションモデルではあったが、キヤノンの担当者は「ほぼ完成したモデル」と言っていたとBehiri氏は述べている。日本の天気は華氏82度前後(訳注:摂氏28度ほど)の暖かさではあったが、極端な暑さではなかったという。
DPReview
DPReview:Canon EOS R6: more than a mirrorless 6D, more interesting than EOS R5
- EOS R6とR5をデジタル一眼レフカメラの5Dと6Dのミラーレス後継機と表現したことがある。それは文字通り本当かもしれないが、2つのカメラの微妙なリブランディングを不明瞭にする危険性がある。
- 個人的に、R6はデジタル一眼レフの6Dシリーズよりもずっと面白いカメラだと感じ、さらにR5よりも面白いカメラだと思っている。
これは一つのハイエンドモデルである
価格は6Dシリーズよりも高い。キヤノンは常にライバルより少し上の価格設定となることが多いが、R6は少し高すぎだ。もちろん、登場してから時間が経過しているニコン Z 6やソニー a7 IIIは、当初の価格よりもかなり安い価格で販売されている。とは言え、売り出し価格を考慮してもR6の値付けは大幅に上回っている。
少なくともアメリカにおけるR6の売り出し価格は、最も近い同世代機よりも25%高い。ただし、そのぶんスペックも高い。より高速連写に対応し、フル画角に近い4K 60pの動画撮影に対応し、ライバルより強力な手ぶれ補正を実装している。
スペックシート上で明らかな弱点を見つけるのは難しい。バッテリーライフやファインダー解像度などの分野で後れを取っているものの、まだ競争力がある。
劣化の無い差別化
このカメラはもちろんR5では無い。市場におけるセグメンテーションと製品の差別化は事実だ。自社のフラッグシップ製品を販売したいと思っているのであれば、最上位モデル以下のモデルに、自社の最高機能をすべて搭載しようとはしないだろう。また、ビジネスを継続したいのであれば、そうするべきではない。
もしセグメンテーションを正しく行えば、アマチュアは自分のニーズに合ったカメラを手に入れるため、スペシャルな価格を支払う必要がないことを意味している。
セグメンテーションを間違えてしまうと、それは......まあ、つまらないカメラとなってしまうかもしれない。最終的に「このハードウェアからどれだけの機能を引き出せるか」ではなく、「どの機能がユーザーに喜ばれるか」と「R5を損なうことなく、どの機能を搭載できるか」のバランスが問われている。
どのような観点から見ても、R6はR5における数多くのパフォーマンスを継承している。ボディ内手ぶれ補正システムは、より高価なモデルに匹敵すると言われており、最大8ストップの補正を実現すると主張している。
同様に、R6はR5と同じ連写速度で撮影でき、同じAFシステムを使用している。これは、非プロのフォトグラファー(そして、間違いなく一部のプロ)が、はるかに高価なカメラの大部分のコア機能を得ることを意味している。
何よりも、R6でもR5と同じように、背面ホイールとAFジョイスティックのユーザーインターフェース・撮影体験を得ることが出来る。R6ではジョイスティックを省略するのは簡単だったと思うが(外装パネルの成形が異なる)、その代わりに、使い勝手の良いカメラに仕上がっている。
5Dのジョイスティックや4K撮影など、コア機能を省略してきた6Dシリーズとは一線を画している。
何が足りないのか
得られないものは解像度だ。今あなたが使っているカメラと比べて、2000万画素は一歩後退したように感じるかもしれない。2000万画素は多くの用途で十分過ぎるほどの解像度である。それに2400万画素と比較して、10%程度の解像性能低下であり、頭を悩ますほどの問題ではない。
このカメラには高解像度ピクセルシフトモードという現在の流行機能が欠けている。特許の状態にもよるが、手ぶれ補正が含まれているということは、ピクセルシフトショットが可能であることを意味する。しかし個人的に、静的または静的に近い被写体で最も効果的となるので、私の写真撮影の多くにはあまり役に立たないだろう。
ミラーレス6D以上
私自身はフルサイズユーザーではないが、熱心なアマチュアフォトグラファーの友人が何年も前から5Dを所有している。R6を見ていると、このような5Dオーナーの多くが、デジタル一眼レフよりもかなり安い価格で、このR6を購入して満足していることが想像できる。
R6は高価な6Dの代用品として見られるかもしれないが、少なくとも一部のユーザーにとっては、5Dの代用品として信頼できる、より手頃な価格のものになるかもしれないと思う。
Digital Camera World
Digital Camera World:Hands on: Canon EOS R6 review
- 兄貴分である「EOS R5」が大きな話題となっているが、多くの点でEOS R6はより魅力的なカメラであり、市場の多くの人にアピールできるカメラだ。
- EOS R5は見事なカメラだが、ほとんどの人にとって機能過多だ。特に8K動画の導入は時期が早すぎて、動画を処理できるワークフローを持っていないはずだ。
4500万画素も聞こえはいいが、日常的に大量の連写撮影をする場合は大きなファイルサイズに苦しめられると思う。 - EOS R6はベースにR5と同じテクノロジーを数多く採用している。高速連写、驚異的なAFを備え、遥かに管理しやすい仕様だ。
2000万画素のスポーツカメラとして最適であり、4K動画撮影にも適していることは間違いない。 - EOS-1D X Mark IIIと同じ2010万画素CMOSセンサーを搭載しているが、同様のローパスフィルターではない。
- 電子シャッター時には20コマ秒連写が、メカニカルシャッター時は12コマ秒の連写撮影が可能である。
- ディープラーニング技術を使った素晴らしいオートフォーカステクノロジーを搭載している。犬や猫、鳥の瞳や顔、身体を検出できる「動物AF」を実装した。
- R6は最大で8Bitまたは10Bitの4K UHD 60pを撮影可能だ。FHDはEOS R5に無い最大120pを利用可能である。
- EOS R5より低解像だが、その分低照度性能が優れている。常用ISO感度は100?102,400をカバーし、拡張感度で最大204,800を利用可能だ。オートフォーカスは-6.5EVに対応している。これは真っ黒な部屋で蝋燭一本をともした時のような明るさだ。
- ルックスとハンドリングはEOS RPとよく似ているが、持ちやすさは格段に向上している。
- 背面は方向ボタンが無くなり、ホイールが追加されている。
- 耐候性はEOS 6Dと同等だ。
- 手に取った際のエルゴノミクスはEOS RやRPと似ている。しかし、マルチコントローラーや背面ホイールの導入によって操作性は確実に向上している。
- 作例を撮影することは出来なかったが、第一印象はとても良好だ。R5と同じく、既存のRユーザーにとって馴染みやすいボディデザインである。
- オートフォーカスはEOS R5と同様、すぐ実感できるほど性能が向上している。レスポンスが良く、信頼性は高い。
- 追従時は被写体が障害物で遮られたりした場合でもより粘り強く追従し続ける。
- オートフォーカスは全ての動画機能でDPAFを「利用できる」。
- 大部分のコンテンツクリエーターはFHDで出力していることを考えると、4K 120pの動画機能はとても重要だ。
- 動画の連続撮影時間は30分に制限されてるが、30分ずっと撮影可能だ。
キヤノンEOS R6は何でも撮れる万能カメラだ。R6の解像度は少なすぎるかもしれないが、輝かしい20コマ秒の連写速度を活用している場合は理にかなったものとなる。それに、カリカリな4K 60p動画を撮影している場合は、低画素など問題とならない。
DPReview ハンズオン・イニシャルレビュー
DPReview:Hands-on with the new Canon EOS R6
- EOS R5と並んで発表されたR6は、多くの同じテクノロジーを搭載しているが、より手頃な価格で、よりハイアマチュアに焦点を当てたモデルとなっている。
より進化したEOS R5がしばらくの間は注目の的となるかもしれないが、R6は多くの写真家の手に渡ることになるだろう。 - キヤノンは長い間、プロ用モデルの機能を低価格帯のカメラに継承してきたが、フラッグシップデジタル一眼レフカメラのイメージセンサーがこのようなカメラに搭載されるのは初めてのことだ。
- EOS R6の2000万画素センサーはEOS-1D X Mark IIIと基本的に同じだ。2000万画素と常用ISO感度100-102,400(最大204,800まで拡張可能)の広いISO感度をカバーしている。
- EOS-1D X Mark IIIと同様、画像はRAW・JPEG・HEIFのいずれかのファイルフォーマットで撮影することができ、HEIFは臨場感のあるHDR撮影に使用される。
- なお、EOS Rと同様にレンズを外すとEOS R6のシャッターがセンサー上で閉幕するため注意が必要だ。
- EOS R6が2000万画素しかないことにがっかりするカメラマンもいるかもしれない。しかし、我々はEOS-1D X Mark IIIから得た画質に感銘を受けている。EOS R6のRAWファイルをサードパーティが完全にサポートしているわけではないが、前世代のキヤノン製一眼カメラと比較しても、綺麗な高ISO画質と優れたダイナミックレンジが期待できる。
- 2000万画素センサーには、1D X Mark IIIにも搭載されているDIGIXC Xプロセッサーが搭載されている。これにより、EOS R6はサーボAFで最大20fps(電子シャッターモード時)で撮影することが可能だ。メカニカルシャッターモードでは、最大撮影速度は12fpsに低下する。
- EOS R6は、縦横ともにフレームの100%をカバーする1053個の自動選択AFエリアを持つキヤノンのデュアルCMOSオートフォーカスを搭載している。これにより、フレームの極限まで位相差AFが可能となり、追尾時に被写体がAF範囲から外れてしまう心配が無い。
- AFモードは従来通りだが、人は目や顔、頭など、さらに動物は目や顔、体などを認識する「顔+トラッキング」が可能だ。
- オートフォーカスは、F1.2レンズで中央測距点を使用した場合に-6.5EVまで対応している。
- これまでの限られた撮影では、被写体検出・オートフォーカス速度・AF精度ともに優れているように見える。近いうちにEOS R6のレビューに向けてしっかりとテストする予定だ。
- EOS R6にはR5のような超高精細なEVFは搭載されていない。しかし369万ドットのOLEDパネルは優れており、シャープでコントラストの高い描写を実現している。
- 120fpsのライブビューリフレッシュレート(節電のためにデフォルトでオフになっている)は、0.76倍のファインダー倍率と相まって、現実世界とファインダーの間に目立った「ラグ」がほとんどないことを意味している。
- 正直言うと、現時点で従来の光学ファインダーと最高の電子式ファインダーとのギャップは、ニッチで専門的な場合を除いて、事実上近いパフォーマンスを発揮している。
(例えば、細かいパターンやディスプレイ画面を撮影する場合、ライブビューフィードのモアレがまだ問題になる可能性がある)。 - EOS R6の背面には、期待通りの大型タッチセンサー付き液晶パネルを搭載している。さらにキヤノンらしい操作性を実現だ。パネルは3.0型、162万ドットの解像度を持つ。シャープでコントラストが高く、タッチ機能も充実している。
- 従来のRシリーズと同様、画面をAFタッチパッドとして使用することができ、ファインダーを見ながらAFポイントの位置を素早く操作することが可能だ。
- EOS R6のリアコントロールは、ミドル/ハイエンドのキヤノン製一眼カメラとして期待に応えるデザインだ。
EVFの右にAFジョイスティック、液晶の右にコントロールダイヤルを搭載している。 - 全体的なビルドクオリティは非常に高い。キヤノンは同社の6Dシリーズに沿ったビルドとウェザーシーリングを備えていると主張している。実用的には、かなり厳しい条件での使用にも耐えられるということだ。
- バッテリーとメモリーカードを含めて680g(1.5ポンド)と、EOS R6はEOS 6D Mark IIよりもわずかに軽い。
- EOS R6は、どの角度から見てEOS R5とほとんど見分けがつかない。ただし、EOS? R5が上面に液晶ディスプレイを搭載しているのに対し、R6は露出モードダイヤルを搭載している。
- EOS R6のエルゴノミクスは、ここ数年でキヤノンのデジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼を手にしたことがある人なら誰もが知っているようなものである。
- 約2年前から「わかっています、取り組んでいます」と安心感を与えてきたキヤノンが、ついにRシリーズにボディ内手ぶれ補正を導入した。EOS R6はR5と同じIBISシステムを搭載しており、特定のIS対応レンズを装着した場合、8段分の補正が可能だという。
- まだ正確なテストはできていないが、これまでの撮影ではこの数字を疑う理由は見当たらない。強力で効果的なシステムであることは間違いないだろう。ボディ内手ぶれ補正の追加だけで、EOS R6(とR5)は、前モデルよりも実用的だとすぐ感じるはずだ。
- 8K対応のEOS R5が注目を集めているが、R6のビデオスペックは、少なくともスペックシート上では印象的だ。最大60pのオーバーサンプリング4K録画と120pのスローモーションHDキャプチャに対応。4:2:2 10Bit C-Logの内部記録、またはHDR録画に対応し、マイク・ヘッドフォン両方の端子を備えており、マニア向け動画撮影のための強力なツールになるだろう。
- EOS R6にはSDカード用のスロットが2つあり、どちらのスロットもUHS-II規格に対応している。スロットはオフセットされており、メニューシステムでオーバーフロー/バックアップオプションが利用可能だ。静止画を片方のカードに、動画をもう片方のカードに記録するように設定することも可能である。
- EOS R6は、見慣れた外観だが、バッテリーが更新されている。LP-E6NHは、LP-E6派生のバッテリーと下位互換性があり、約14%ほど容量が増加している。
- バッテリーライフは1回の充電で250枚(120fps EVFモード時)と510枚(省電力モード LCD使用時)と記載されている。
DPReview:Canon EOS R6 initial review
新機能
- R6はもともとEOS-1D X IIIに搭載されていた2000万画素センサーのバリアントを使用している。キヤノンはその違いを明らかにしていないが、フラッグシップカメラに搭載されていた高価な「16点」ローパスフィルターをR6に採用したと言及していない。おそらく従来通りのローパスフィルターだろう。
- このセンサーは際立った性能ではないがまともなダイナミックレンジと、静止画や動画撮影時の見事な読み出し速度で堅実なパフォーマーであることが判明している。
- この高速読み出しと「DIGIC X」の処理能力の組み合わせは、オートフォーカスと連写撮影の両方の能力を支えるのに役立っている。
- メカニカルシャッターモードではサーボAFで最大12コマ/秒で撮影でき、電子シャッターモードでは1D X IIIの最高速度20コマ/秒に匹敵する。
- カメラの初期設定では電子先幕シャッター(EFCS)の設定となっている。このほか、静音撮影のための完全電子シャッターや、電子先幕の露出ムラを避けるために完全なメカニカルシャッターを選択することが可能だ。ただし、この切り替えをしてくれるオートモードは無い。
- これまでのIボディ内手ぶれ補正システムは
1:ボディ内システムがその一部をレンズ内ISユニットに委ねる
2:ボディ内システムとレンズ内システムが同時にピッチ補正とヨー補正を行う
この2通りだった。しかし、キヤノンはこれをさらに発展させて、2つのシステムを常時通信させることにした。
つまり、レンズISはカメラ内の動きセンサーやジャイロから情報を得て、ボディ内手ぶれ補正はレンズのセンサーから情報を得ている。両者の連携により、最大8段分の補正を実現しているようだ。 - 正確な補正量はレンズによって異なるが、キヤノンによれば、新設計のRFレンズはイメージサークルが大きいため、大多数のレンズで最大値を達成できるという。
- オートフォーカスには、「デュアルピクセルAF II」と呼ばれるものを採用している。
- 機械学習によって学習された被写体認識システムを含め、キヤノンの最も先進的なAFシステムだ。
- 目、顔、頭部を認識することができ、被写体が一時的に目をそらしてもカメラはピントを合わせ続けることが可能だ。
- また、動物の目、頭、体を認識し、システムが人間の被写体を優先するか、動物を優先するか、優先順位をつけないかを選択可能だ。
- EOS R6はプロスポーツ用ボディ「1D X Mark III」のプロセッサとアルゴリズムの両方を使用しており、キヤノンは追従性がさらに良くなる可能性があるとしている。
- また、被写体の動きを想定した「ケース」を選択できるAF設定も同様に用意されている。さらに被写体の動きを検出しながら、被写体に適した設定に変化する「オート」ケースも含まれている。
- EOS R6の動画仕様は、高価な兄弟機ほど目を引くものでは無いが、そのクラスでは競争力がある。
- 4K UHD出力はフル画角では無いものの、その差は非常に小さく1D X IIIと同じ1.07倍のクロップだ。本質的にはフル画角のDCI 4Kから両端を切り取ったものである。
- センサー「5130 x 2886」の領域で撮影され、ダウンスケールされる前にデモザイク処理されている。
- フルフレーム領域(少なくとも非常にフルフレーム領域に近い)から4K 60pを撮影することができる最初のカメラだ。
- すべての動画モードでデュアルピクセルAFを利用可能だが、すべてのモードで動画は29分59秒の制限がある。
- 初期設定の動画はH.264 8Bitフッテージとして設定されている。
- カメラは2つのH.265 10Bit モードに対応している。一つ目は従来のログモード、二つ目は「HDR PQ動画」で最新のHDRテレビを前提に設計されたフォーマットだ。このモードはカラーグレーディングをほとんど必要としないHDRテレビ用コンテンツを作成するための特別設計だ。
- ログモードのベースISOは400で、標準のカラーモードと比較して、2EVの追加ハイライトをキャプチャするように設計されていることが分かる。
- 興味深いことにHDR PQモードではベースISOが100となっている。高輝度諧調優先モードに設定すると、ベースISO感度200として扱い、ハイライトをさらに1段多く取り込むことが可能だ。
- 機能面で見ると、R6はマイクとヘッドホンの両方のソケットを備え、フォーカスピーキングとゼブラ警告の両方に対応している。Cinema EOSライン以外のEOSカメラでゼブラ警告が登場したのは、これが初めてだ。
- 1D X Mark IIIから継承されたもうひとつの機能として、静止画・動画撮影時に10bitのHDRファイルを出力できる機能がある。これは、最新のモニターやテレビの性能を活かして、現実世界をよりリアルに表現するためのものだ。
パナソニックが提供するHLG写真機能に相当するものだが、ドルビービジョンとHDR10規格の両方で使用される、より洗練されたPQカーブを使用している。 - カメラのファインダーと背面液晶はHDRに対応していない。パナソニックと同様、中間調やシャドーを正しく表現しつつ、撮影したハイライトを切り取ったようなプレビューを表示するか、ハイライトと中間調を正しく表示しつつ、シャドーが人為的に詰まって見えるようなプレビューを表示するかを選択することが可能だ。
- EOS R6は、オリジナルのEOS Rよりもわずかに高い価格で、パナソニックS1と同等の価格で発売される。主なライバルは明らかにNikon Z6とSony a7 IIIであり、どちらも約2000ドルで発売されたが、約2年後の現在はそれを大幅に下回っている。
- 画素数は低いかもしれないが、最速の連写撮影と最高の動画スペックをいくつかを備えている。スペック比較ではわからないのは、オートフォーカス性能や使い勝手である。
ボディ・操作性
- R6のボディは、EOS RとEOS 6Dの名を冠したカメラの名にふさわしいものだ。両機のエルゴノミクス的な要素を取り入れ、すぐに使いやすいと感じた。
- キヤノンの主張によると、この2台と同程度の耐候性を備えているそうだ。R5に比べれば少なく、どの程度の違いがあるのか不明だが、R6はしっかりとした感じがする。
- R6にはジョイスティック、キヤノンが言うところの「マルチコントローラー」が搭載されている。初期設定ではほとんど機能しないため「カスタム機能ページ3|「 ボタンのカスタマイズ」の一番下にある「AFポイントコントローラーとしての使用」を有効にすることをお勧めする。
- マルチコントローラの感度(速度)は「AFメニュー 5ページ」で調整することが可能だ。我々の間で、初期設定か高速設定でうまく動作することを発見した。
- R6はファインダー、液晶ともにR5に比べて劣るが、同クラスの競合モデルに負けない性能を持っている。
- R5と同様、R6のファインダーは120fpsと60fpsどちらのリフレッシュレートでも動作する。60fpsが初期設定だが、見栄えは良い。光学ファインダーに慣れている人は120fpsの方が快適なはずだ。
- 二つの機能が追加されている
・バリアングルモニタ展開時にアイセンサーオフ機能
・ファインダー使用後にモニターで自動的に再生画面へ移行 - メニューはキヤノンが何年も前から繰り返してきたものと同じ構成だ。
- キヤノンのオートISOの動作は我々がモダンカメラで見たいと考えている機能そのものだ。
ISO値の上限と下限を備え、ISO値がブーストされる前に最低シャッター速度を指定することができる。 - または焦点距離に応じた「オート」'を選択することが可能だ(ズームの場合は特に便利)。デフォルトのオート値は1/焦点距離のシャッタースピードを使用するが、より速い、もしくはより遅いシャッタースピードを維持するために調整することができる。
- オートISOはマニュアル露出モードでも使用可能だ。
- R5とR6にはLP-E6NHという新しいバッテリーを採用している。旧型「LP-E6N」と同じフォームファクタだが、容量は14Whから16Whへ少し改善している。
カメラには付属の充電器があるものの、USB経由でボディ内充電が可能だ。
イニシャルレビュー
EOS R6は、R5のような8K性能はないにしても、かなり印象的な動画スペックを誇ってる。今のところ私は静止画撮影に専念しているものの、一つ言えることは、R6は動画に興味があるかどうかに関わらず、まともな一歩を踏み出したように思えるということだ。
静止画撮影ユーザーは、クラス最高クラスの手ぶれ補正に加えて、最速の連写や期待感のあるAFシステムなど、快適さ、作り込み、考え抜かれたボディを手に入れることができる。
動画ユーザーは、フルフレームに近い領域の4K/60pを利用でき、エンコードオプションも充実、手ぶれ補正とAFの恩恵も受けられる。
もちろん初期段階ではあるが、EOS RよりもEOS R6の方が一貫して好印象だ。2000万画素と低解像だが、アマチュアフォトグラファーが楽しめるカメラのように感じる。RFシステムが突然、遥かに理にかなったシステムへ変化したようだ。
過去情報履歴
キヤノンが7月9日 21時に「EOS R5」新製品発表会の開催を予告
7月9日に正式発表と噂されていたキヤノン「EOS R5」ですが、ついにキヤノンが一週間後の7月9日 21時から「Canon EOS Presentation」を開催すると予告。キャッチは「新時代、はじまる」
新時代、はじまる
2020年7月9日 木曜日 21:00スタート
「EOS Rでは新時代が始まっていなかったのか」と感じる発売日R購入組ですが、せめてR5のおこぼれだけでもファームウェアアップデートで対応して欲しいところ。それはそれとしてEOS R5は楽しみですねえ。キヤノン初のボディ内手ぶれ補正をはじめ、どのような新機能・改良したオートフォーカスシステムを実装しているのか注目したいと思います。
正式発表は噂通り7月9日に開催、日本ではやや遅めの21時スタート。海外でも同時配信されるらしいので世界的なイベントとなりそうですね。予約販売開始が翌日7月10日なのか、それとも少し時間が開くのかはまだ分かりません。
キヤノンEOS R6は2500ドル未満でR5と同等のAF・ファインダー?【噂】
Canon Rumorsが「CR2」と中程度の格付けで「EOS R6」に関する噂情報を発信しています。R5と比べると低画素ですが、同等のAF性能やファインダーが備わっている模様。2500ドル未満との噂は本当だと信じたい。
EOS R5の陰に隠れてしまっているが我々は今年1月からEOS R6について噂情報を発信しています。いくつか初期の噂は据え置きでさらに追加情報を得ることが出来た。
EOS R6は高感度ISO性能・優れた動画仕様を探している人向けだ。多くのフォトグラファーのために適切な価格となっている。
EOS R6の仕様(太字が新情報)
- 2000万画素フルサイズセンサー
- ボディ内手ぶれ補正
- 12コマ秒 メカシャッター連写
- 20コマ秒 電子シャッター連写
- オーバーサンプリング 5K
- 4K 60p
- FHD 120p
- Canon log
- 10bit
- ゼブラ機能
- EOS R5と同じAF
- RAW動画モードなし
- デュアルSD UHS-IIスロット
- 頭部検出AF
- 動物検出AF
- EOS R5と同じ500万ドットEVF
- サブモニタ無し
- EOS R5ほどではないビルドクオリティ
- Bluetooth 4.2(R5は5.0)
- LP-E6NHバッテリー
- 2020年7月9日 発表
- 2500米ドル未満
Canon Rumors:Here are more Canon EOS R6 Specifications [CR2]
とのこと。
一眼レフの5Dシリーズと6Dシリーズの関係性と似ているように見えますが、連写速度やAF性能、そしてファインダー仕様は同等となっている模様。一見するとR5と似たボディのようですが、ビルドクオリティでどれほど差が付いているのか気になるところ。画像を見る限りでは右肩にモードダイヤルっぽいものが備わっているようです。
頭部(Head)検出AFは「顔(Face)検出」と異なる機能なのでしょうか?髪やマスク、眼鏡で顔を検出できない場合も多いので、「頭部」を検出できると確かに便利と感じそうです。
2500ドル未満の価格設定が本当だとすると、競合クラスの中では最もファインダー仕様に対するコストパフォーマンスの高いカメラ。(LUMIX S1も約576万ドットと高解像ですがやや高価)
EOS R5とどちらを買おうか悩ましいところ…。
EOS R5・R6そして新RFレンズは7月9日発表が濃厚 発売は8-9月となる?
Canon Rumorsが「EOS R5」に関する噂情報を発信しています。7月9日発売とのこと。R6にダイヤルのようなものが付いていますね。600mm/800mmはDOレンズ使用、比較的コンパクトに見えます。
情報提供者からEOS R5・EOS R6・新レンズの発表日が判明した。
2020年7月9日 キヤノン新製品
- Canon EOS R5
- Canon EOS R6
- Canon RF 50mm f / 1.8 IS STM
- Canon RF 70-200mm f / 4L IS USM
- Canon RF 85mm f / 2 Macro IS STM
- Canon RF 100-500mm f / 4-7.1L IS USM
- Canon RF 600mm f / 11 DO IS STM
- Canon RF 800mm f / 11 DO IS STM
- Teleconverter RF 1.4x
- Teleconverter RF 2x
この画像には「RF 70-200mm f / 4L IS USM」「RF 50mm f / 1.8」が欠けている。おそらく2020年第4四半期まで発売しないのではないだろうか?
同じ情報提供者からEOS R6ボディは8月発売、EOS R5は9月まで発売されないと伝わっている。発売日は変動してしまったが、EOS R6がR5に先駆けて発売されると言うのは噂通りだ。
Canon Rumors:Here is the Canon EOS R5 and Canon EOS R6, along with the announcement date
とのこと。
発表・発売日はおおよそ噂通りとなったみたいですね。価格設定はまだ不明ですが、個人的にはR5に突撃したいところ。R5より先にR6が登場するのは悩ましいですね。上の画像を見る限りでは全体的なデザインこそR5に似ているものの、右肩にダイヤルのようなものが突出しています。部分的にハードウェアの違いがありそう。
レンズが右から3番目がRF85mm F2でしょうか?24-105mm STMと似たようなサイズ感となっています。600mm F11や800mm F11はやはり特許出願のような回折素子を使用した超望遠レンズとなっている模様。大きなレンズに違いはありませんが、他のレンズと見比べると超望遠レンズとしてはコンパクトサイズに見えます。
キヤノン EOS R5・R6は1か月以内の発表濃厚か?7月初週の期待高まる【噂】
開発発表されている「EOS R5」に加えて噂されている「EOS R6」も一か月以内に正式発表の雰囲気となってきました。噂通り7月初週に発表なるか?あとは価格設定が気になる所ですねえ。
キヤノンの最新の製品リストに「EOS R5 ボディ」「EOS R5 24-105mm USMキット」「EOS R6 ボディ」「EOS R6 24-105mm STMキット」「EOS R6 24-105mm USMキット」が追加されました。おおよそ1か月以内には予約開始されるはず。 #噂
? 軒下デジカメ情報局 (@nokishita_c) June 10, 2020
Canon Rumorsが噂していたように、EOS R5とR6の正式発表が近づいているみたいですね。噂通りだとすれば7月頭に発表でしょうか?国内での製品リストに追加されたという事は、そのうち価格設定も明るみとなるかもしれません。4000ドル未満と言われていますが果たして…。
そして依然として謎のベールに包まれている「EOS R6」がどのようなスペックで登場するのか気になる所。噂では2000万画素の低解像センサーを搭載したモデルと言われています。EOS 6Dシリーズを踏襲するシリーズとなるか、別のコンセプトを引っ提げたシリーズとなるのか今後の追加情報に期待。
いよいよ一か月後に発表か?
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Canon Rumorsが開発発表されている「EOS R5」関連の噂情報を発信。7月の第一週ごろに正式発表の可能性あるとのこと。具体的なスペックや価格設定はまだ不明。あと一か月ですねえ。
キヤノン「EOS R5」「EOS R6」は世界中で2020年7月2日前後に同時発表となるだろう。7月6日発表となる可能性についても聞いている。
どちらにせよ、正式発表まであと一か月だ。R5・R6はどちらも7月末までに限定的に入手可能になるだろうと言われている。
Canon Rumors:The Canon EOS R5 and EOS R6 will be announced in the first few days of July
とのこと。
以前から「7月登場」と言われていましたが、どうやら上旬に発表が期待できそうですね。EOS R5のスペシャルサイト更新は2020年4月で止まってしまっていますが、7月上旬までに更新が無いまま正式発表を迎えるのでしょうか?
気になる価格設定は今のところ「4000ドル未満」の可能性が高いというだけで具体的な数字は判明していません。また、EOS R6も噂の段階でスペックや価格帯は今のところ不明。もし7月頭に発表、下旬に発売が本当であれば、これから徐々に具体的な数字が出てくるかもしれませんね。
キヤノンは6-7月に大きな発表を予定している?【噂】
Canon Rumorsが「CR3」と高い格付けで、開発発表されているキヤノン製フルサイズミラーレス「EOS R5」に関する噂情報を発信。6-7月にかけてキヤノンの大きな発表があるみたいですね。
12年ブログを続けているが、EOS R5ほど興奮する製品を見たことが無い。パンデミックが無ければ今頃すでに発表されているはずのカメラだ。
キヤノンが6月と7月に大きな発表をすると聞いている。おそらくそれはEOS R5とEOS R6、そして数多くの新しいレンズとなるだろう。
最初に発売される製品は早くて7月となる可能性がある。そして価格設定はまだ分からない。
Canon Rumors:Major Canon announcements coming in June & July [CR3]
とのこと。
CR3と期待度の高い情報ですね。以前から夏ごろに発表と噂されていましたが、大きな変更は無いようです(R5より先に発売と噂されていたR6は少し遅れているかも?)。
既に新型バッテリーを使用したカメラが2機種登録されているので、「R5」に加えて「R6」の登場は濃厚と言えそうです。どのような機種となるのか分かりませんが、期待したいところですね。EOS R5がスペック的にとても高価なカメラとなりそうなので、多くの人はR6が購入対象となるかもしれません。
レンズが開発発表されている「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」とテレコン二つに加え、さらに公開されていない多くのレンズが予告されています。個人的にはコンパクトな単焦点レンズを拡張して欲しいところ。
キヤノンEOS R6の正式発表が7月に延期された?【噂】
Canon Rumorsが「CR2」と中程度の格付けで、噂段階の「EOS R6」について噂情報を発信しています。
キヤノンEOS R6は7月まで正式発表されないと教えてもらった。これは2人の情報提供者から聞いたもので、2週間前に発信した「引き続き5月発表」という情報と食い違う。
さらにEOS R6は2020年第3四半期の後半(8-9月となる可能性が高い)まで発売を期待しないように言われている。
EOS R6がR5と同じように開発発表されるとは聞いておらず、そのようになるとは思えない。
とのこと。
「CR2」と中程度の情報ですが気になる内容となっていますね。
少し前まで5月発表が濃厚となっていましたが、どうやら新型コロナウイルスの影響でスケジュールを変更したみたいですね。今後の世界情勢次第では更なる延期が発生する可能性もあるのかもしれません。
既に開発発表されている「EOS R5」に関しては何も述べていません。もとの噂では「R6が先行発表され、R5はその後」となっていたのでR5も延期するのか…、それともR5の正式発表タイミングでR6も登場するのか気になるところ。
キヤノンEOS R5・EOS R6の発売は早くても7月となる?
Canon Rumorsが開発発表されている「EOS R5」及び噂段階の「EOS R6」について噂情報を発信しています。
キヤノンEOS R5とEOS R6は早くても7月までは発売されないと教えてもらった。どちらも初期出荷台数は少なくなる可能性がある。
これは明らかにCovid-19によるパンデミックが影響しており、サプライチェーン全体が遅延している。どちらも7月以前に発表されると予想しており、EOS R6は5月中の発表が予定されていると本日教えてもらった。
EOS R5の正式発表はいつになるだろうか?キヤノンが開発発表の状態をあと60-90日続けるか分からない。引き延ばせばEOS R5に対する熱が冷めてしまうだろう。Canon Rumors:The Canon EOS R5 and Canon EOS R6 won’t ship for a while
とのこと。
3月30日の段階で「予定通り発表される」と噂していたものの、発売日は未だに分からない模様。一部カメラメーカーのインタビューでは「中国工場が生産再開」と言った動きも見られましたが、EOS R5・R6の生産体制はまだまだ不足しているのでしょうか。
以前の噂では「EOS R6が6月発売」と言われています。予定通り「EOS R6」が今月中に発表されるとしたら、初期出荷台数は少ないかもしれませんね。気になる人は早めに予約を入れておいたほうが良いのかも。個人的にはEOS R6とR5の仕様を見比べてどちらを購入するか決めたいところですが…。
キヤノンEOS R6は5月発表だがEOS-1D X Mark IIIと同じセンサーではない?
Canon RumorsがCR2と中程度の格付けで開発発表されている「EOS R5」及び噂段階の「EOS R6」について噂情報を発信しています。
キヤノンはまだ5月にEOS R6を発表する予定だと教えてもらった。そして我々はEOS R5も5月に正式発表されると予想している。
それぞれのカメラに関する情報はまだ漠然としている。
解像度が同じと言うだけで、EOS-1D X Mark IIIとR6が同じセンサーであるという見解も存在する。しかし、EOS-1D X Mark IIIと同センサーにはならないだろう。
EOS R6はR5より遥かに下位モデルだ。あまり期待し過ぎないほうが良い。それでも素晴らしいカメラだが、EOS-1D X Mark IIIと異なるユーザーをターゲットにしたカメラである。
EOS R6 スペック
- 2000万画素 フルサイズCMOSセンサー
- ボディ内手ぶれ補正
- 12コマ秒連写 メカシャッター
- 20コマ秒連写 電子シャッター
- 4K 60p
- FHD 120p
- デュアルカードスロット
- サブ液晶モニタ無し
- EOS R5よりも低解像なEVF
- EOS R5ほどでは無いビルドクオリティ
- 新型バッテリー(EOS R5と同じかどうか不明)
- 2020年6月発売
Canon Rumors:The Canon EOS R6 is still scheduled to be announced in May [CR2]
とのこと。
新型コロナウイルスの影響で各社影響が少なからず発生している中、EOS R5・R6は予定通り発表されるのでしょうか?(少なくともR6は噂の段階)
やはりR6は低画素モデルとなるらしく、1D X Mark IIIとは異なる2000万画素センサーとなる模様。特殊なローパスフィルタなどは期待しないほうが良いかもしれませんね。
とは言え、20コマ秒連写や4K 60p対応となると、それなりに処理能力の高いイメージセンサーでしょうか。EOS R5以下、EOS R以上と言ったポジションのカメラとなりそう。EOS R5はスペックを考慮すると非常に高くなりそうなので、EOS R6にバランスの良いパフォーマンスを期待したいところ。
キヤノンEOS R6はデュアルカードスロットだがR5より低解像のファインダーを搭載する?【噂】
Canon Rumorsが噂のキヤノン製フルサイズミラーレス「EOS R6」について情報を発信しています。
キヤノン「EOS R6」は今後数か月以内に発表される可能性が高い。2020年5月27日から始まるフォトキナ前に発表されるだろう。
キヤノンEOS R6に関する詳細を受け取った。従来の情報に併せて太字で表示する。既存の情報はCR3だが、今回受け取った情報はCR2である。
EOS R6
- 2000万画素 フルサイズCMOSセンサー
- ボディ内手ぶれ補正
- 12コマ秒 メカシャッター
- 20コマ秒 電子シャッター
- 4K 60p
- FHD 120p
- デュアルカードスロット
- トップダウンモニター無し(サブモニタなし?)
- EOS R5よりも低解像のEVF
- EOS R5ほど良好なビルドクオリティではない
- 新型バッテリー(EOS R5と同じかどうかは不明)
- 2020年6月発売(5月発表)
現時点で間違いなくEOS R5より低グレードのカメラに見える。高感度重視のスポーツカメラでは無い。
Canon Rumors:A little bit more about the upcoming Canon EOS R6 [CR2]
とのこと。
「R6」のモデルネームが示しているように、一眼レフ「6D」に相当するモデルとなりそうですね。2000万画素と解像度が低いのは意外でしたが、新型センサーらしいのでどのようなパフォーマンスを発揮するのか気になるところ。キヤノンで2000万画素センサーと言えば「EOS-1D X Mark III」ですが…さてはて…。そしてEOS 6Dはシングルカードスロットでしたが、R6は今のところデュアルカードスロットと噂されているようです。連写速度も「R5」と同等の可能性があるようなので、「R6」の立ち位置が気になる所ですねえ。
連写速度はデュアルカードスロットはEOS R5のスペックを継承していると思われますが、ファインダーやビルドクオリティで差が付けられている模様。ソニーα7シリーズのように、外観こそ同じですが、ボディ材質やファインダー表示パネルで差別化しているのでしょうか?
EOS R5は非常に高価なカメラになると予想できるので、EOS R6は大衆向けに手頃な価格を維持してもらいたいところ。
キヤノン EOS R5・R6は予定通りリリースされるが供給数は限られている?【噂】
Canon rumorsが開発発表されているキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」に関する噂情報を発信しています。
キヤノンEOS R5・R6の生産は新型コロナウイルスによる影響で生産能力の1/4未満と言われている。これにより生産数に大きな問題が発生している。
同じ情報提供者によるとキヤノンは計画通りカメラのリリースを検討しており、EOS R5は7月に販売開始、EOS R6は6月に販売開始と噂れている。そして、需要に供給が追い付かなくなり秋(おそらく10月)まで待つことになるだろう。
Canon Rumors:There are delays in production for both the Canon EOS R5 and Canon EOS R6
とのこと。
既に各メーカーが新型コロナウイルスの影響を告知しており、キヤノンもサプライチェーンからの部品供給が滞り工場の稼働を一時的に停止しています。予想はしていましたが、EOS R5の生産にも影響しているみたいですね。
おそらく「EOS R5」「EOS R6」は多くの予約が入ると思うので、手に入れたい人は早めに予約したほうが良いかもしれません。
今のところCanon Rumorsでは「EOS R6」の登場は既定路線として語っているように見えますが、今のところ噂情報なので注意。ただし、既に似たようなデジタルカメラのコードネームが登録されているので可能性は高いと思われます。
キヤノンの新型バッテリー「LP-E6NH」搭載カメラが少なくとも2機種存在する?EOS R5とR6が濃厚か【噂】
海外の認証機関にキヤノンの新型カメラと思われるコードネームが登録されたようです
キヤノンのレンズ交換式カメラ「DS126838」が台湾NCCに登録されました。Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)とBluetooth5.0を搭載。バッテリーはLP-E6NH。スピードライト「600EX-RX」(新型?)やリモートコントローラー「TC-80N3」に対応。#認証情報 pic.twitter.com/Cjkc3hdG3x
? 軒下デジカメ情報局 (@nokishita_c) March 11, 2020
メモ
- DS126838
- Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)
- Bluetooth5.0
- LP-E6NH
- 600EX-RX・TC-80N3対応
これは意外な展開。
既に似たようなデジタルカメラのコードネーム「DS126832」が登録されており、今回で新型バッテリー「LP-E6NH(7.2V,2130mAh)」を使用する2機種目のカメラが存在することになります。
「DS126832」と主な違いは「Bluetooth 5.0(前機種はBT 4.2)」と「5GHz WiFi(前機種は仕様不明)」と言ったところ。スペック差を考慮するとコチラが「EOS R5」となるのでしょうか?
となると、「DS126832」は噂されている「EOS R6」となるのでしょうか?今後の追加情報に期待したいところですねえ。
キヤノンEOS R6は確実にボディ内手ぶれ補正を搭載し、RPと似たグリップを採用している?【噂】
Canon rumorsが噂のキヤノン製フルサイズミラーレス「EOS R6」に関する噂情報を発信しています。
キヤノンEOS R6でのボディ内手ぶれ補正を適用した動画を見た。とても滑らかに見える。
EOS R6もEOS RPと同じタイプのグリップを使用しているようだ。EOS R6の画像と動画を提供してくれたソースはそれを公開しないように求めており、我々もその意見を尊重している。
EOS R6は確かに存在し、素晴らしいボディ内手ぶれ補正を備えている。
とのこと。
これが本当かどうか確かめる術はまだありませんが、Canon Rumorsの言質を信じるとしたらEOS R6のボディ内手ぶれ補正は確実のようですね。
キヤノンはボディ内手ぶれ補正に関する特許出願をいくつも公開しています。無くはない話と言えるでしょう。
キヤノンEOS R6は6月発売が濃厚?正式発表は5月となるか【噂】
Canon rumorsが「CR2.5」と高い格付けで発信していたキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R6」に関する情報を最高ランク「CR3」へ格上げし、情報を更新しました。
我々は2020年に4つの新しいフルサイズカメラが登場すると以前に述べた。そのうちの2台はEOS-1D X Mark IIIとEOS R5だ。
そして3台目のカメラEOS R6となるようだ。我々は来るEOS R6に関する最初のスペック情報を受け取った。EOS R6
- 2000万画素フルサイズセンサー
- ボディ内手ぶれ補正
- メカシャッター12コマ秒
- 電子シャッター20コマ秒
- 4K 60p
- 新型バッテリー(EOS R5と同じとなるか不明)
- 2020年6月発売(我々は5月発表と考えている)
とのこと。
Canon Rumorsとしては最も高い格付けとなる「CR3」の情報となりましたね。EOS R6登場の可能性は非常に高い模様。スペック情報にキヤノン初となる「ボディ内手ぶれ補正」が存在するので期待大。
やはりイメージセンサは2000万画素。EOS 6DやEOS RPの「2600万画素センサー」では無い全く新しいセンサーでしょうか?どのような位置づけのカメラとなるのか気になるところ。
以前は「6月ローンチ」と噂されていましたが、今回は「6月発売」と変更されています。となると、5月に開催される大規模見本市「Photokina」に向けた正式発表が期待できそうですね。
さらに上位機種になると思われる「EOS R5」が2月中旬に発表と言われています。7月ローンチらしいので、今月は開発発表止まりの可能性もありそう。となると、EOS R6も同時に開発発表されるのでしょうか?
キヤノン EOS R6のスペック情報 2000万画素・最速20コマ秒で6月に登場する?【噂】
Canon rumorsが「CR2.5」と高い格付けでキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R6」に関する噂情報を発信しています。
我々は2020年に4つの新しいフルサイズカメラが登場すると以前に述べた。そのうちの2台はEOS-1D X Mark IIIとEOS R5だ。
そして3台目のカメラEOS R6となるようだ。我々は来るEOS R6に関する最初のスペック情報を受け取った。EOS R6
- 2000万画素フルサイズセンサー
- ボディ内手ぶれ補正
- メカシャッター12コマ秒
- 電子シャッター20コマ秒
- 4K 60p
- 新型バッテリー(EOS R5と同じとなるか不明)
- 2020年6月ローンチ(我々は正式発表と考えている)
とのこと。
以前からチラホラと低画素センサーのカメラに関する噂がありましたが、「EOS R6」がそのカメラとなるのでしょうか?Canon rumorsは「CR2.5」と高い格付けとしており、自信のある噂情報となっている模様。
2000万画素センサーと言えばEOS-1D X Mark III、もしくはEOS-1D X Mark IIのセンサーでしょうか?連写速度を考えると1DX Mark IIIとDIGIC Xの組み合わせとなるかもしれませんね。
従来のEOS 6Dシリーズと比べるとハイスペックな仕様となっており、6Dシリーズとはコンセプトが異なっているのかもしれません。どちらかと言えばソニー「α7S II」と似た立ち位置っぽい印象。
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