Fstoppersが海外で正式発表されたばかりの「FE 135mm F1.8 GM」のハンズオンとファーストインプレッションを掲載しています。
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シャープでボケも綺麗なレンズ
- 今まで使ったレンズの中で最もシャープだ。
- 直径89.5mm、全長127mm、950gのFE 135mm F1.8 GMはシグマ135mm F1.8 DG HSMよりも13mm短く200g以上軽量だ。
- フォーカスリミッター・AF/MFスイッチ・絞りリング・コントロールスイッチなど多くの操作部材を備えている。
- フィルター径は82mmで16-35mm F2.8 GMや24-70mm F2.8 GMと同じだ。
- シャーシはマグネシウム合金製で鏡筒は防塵防滴用のガスケットが全体的に施されている。
- 前玉はフッ素コーティング加工で撥水撥油性がある。
- ソニーによると隅から隅までの解像で80%のコントラストを維持することが出来るらしい。私が見せられたMTFチャートは容易にシグマやキヤノンを凌ぐ性能だ。
- ソニーはボケのクオリティを3つのポイントで押さえている。第一に非研磨のXAレンズは従来の非球面レンズと比べて粗が少なく玉ねぎボケを抑えている。第二に135mm F1.8が浅い被写界深度を生み出し、被写体を背景から楽に分離できる。第三に11枚の絞り羽根により1?2段絞っても円形を保つことだ。
- フローティングフォーカス機構を備え、前後二つのXDリニアモーターを搭載したソニー初のレンズだ。合計4つのXDリニアモーターが2つのインナーフォーカス機構に作用し、最高のオートフォーカス速度を実現している。収差を抑えつつ、フォーカスブリージングが少なく、滑らかな追従オートフォーカスを実現する画期的なメカニズムだ。
- 最短撮影距離は0.7m、最大撮影倍率は0.25倍と小さな被写体を撮影するのにも適している。シグマは0.2倍、Batisは0.19倍だ。
- 実際に使ってみると、多くのフォトグラファーにとってポピュラーなレンズとなるだろうことを実感した。
ファーストインプレッション
- Zeiss Batisのようにエレガントなデザインでは無いが、機能的である。
- 数時間の使用でビルドクオリティを評価するのは難しいが、雪で濡れたとしても問題なく使用できた。
- 玉ボケはF1.8で猫目状に変形するが、F2.8で完璧な円形となる。玉ボケに玉ねぎボケの傾向は無く、とても滑らかだ。
- 絞り開放での撮影が多く、レンズのシャープネスを十分に確認することは無かった。しかし、(繊細でコントラストが高い毛のモデルの)髪の毛はシャープネスを引き下げる作業が必要だった。
- がっかりしたポイントを一つ挙げるとするならば、オートフォーカスだ。悪くは無いが、2組のXDリニアモーターであることを盛りすぎている。他のGMシリーズと差異は無く、「小型望遠レンズながら」と考慮するとうまく設計されていると言ったところだ。
- α7R IIIと組み合わせると、最短撮影距離から無限遠まで約1秒ほどかかる。しかし、ピント距離の移動が少ない場合は高速だ。顔が横を向かない限り、瞳AFでピントを失うことは無かった。
- 試用時間は短かったが、また使ってみたいと思わせてくれるレンズである。
とのこと。
実際に作品を見てみると、確かに綺麗なボケとピント面のシャープさを同時に実現したレンズのようです。玉ボケはF1.8で変形しますが、とても滑らかな描写ですね。
シャープなレンズに多い小ボケ領域の騒がしさを感じず、色収差は皆無に近い。FE85mm F1.4 GMと同じく、使ってみたいと思わせてくれる写り。お値段は1779ドルと決して安くはありませんが、それだけの価値は持っているのかなと感じました。
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