FE 28-70mm F2 GM 絞り開放の中央解像性能は賞賛に値する

Xitekが「FE 28-70mm F2 GM」のレビューを公開。F2の大口径ズームながら軽量で、絞り開放から優れた解像性能を発揮すると高く評価しています。

Xitek：E卡口超大光圈“多面手”—— 索尼FE 28-70mm F2 GM评测

外観：GMレンズの一貫したスタイルを継承。オレンジ色のGロゴが特徴的。付属の花型フードにはフィルター操作窓がある。フードを外さずに円形フィルターを調整可能。

構造：フィルター径は86mm。

携帯性：長さ約14cm、重量約920g。F2の超大口径レンズとしては軽量でコンパクト。ポートレート、建築、風景撮影に適する。

操作性：フォーカスリングとズームリングを搭載。AF/MFスイッチ、2つのカスタマイズ可能なフォーカスロックボタン、独立した絞りリングを装備。絞りリングはAポジションでボディからの制御が可能。無段階絞りクリックスイッチを搭載し、映像撮影にも対応。ズームリングの滑らかさ調整機能で、トルクの調整が可能。

AF：XDリニアモーターを4基搭載。高速かつ静音で、写真撮影や映像記録に適する。α9 III使用時、最大120コマ/秒の連続撮影が可能。α1 IIとの組み合わせで正確なフォーカシング性能を発揮。

MF：フォーカスブリージングを抑制している。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：
28mm端：F2開放で中央部の解像力は非常に良好。F4～F11で全体的に優れたシャープネスを維持。F16から解像感が低下し、F22ではさらに低下。
70mm端：F2開放でも中心部の解像感は際立つ。F4～F11で全体的なシャープネスが良好。F16から解像感が低下し、F22では大幅に低下。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：28mm端では適度なぼけ効果を発揮。70mm端ではボケが滑らかでF2開放時に優れた描写。

色収差：開放F2でも目立った色収差は見られず、優れた補正状態。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：28mm端では樽型歪みが顕著。補正機能で大幅に改善可能。70mm端では糸巻き歪みが軽微で、補正が容易。

周辺減光：F2開放時でもケラレは少なめ。F4まで絞るとさらに軽減される。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：フレア耐性が高い。28mm端・70mm端ともに、F2～F11の範囲で明確なゴーストは発生しない。

光条：記載なし。

作例集：

総評：F2の大口径がもたらすボケと低照度性能はF2.8レンズを上回る。解像性能や中心シャープネスが非常に高く、ボケも美しい。軽量設計と高い携帯性を備えた「オールラウンダー」。ソニーEマウントユーザーに推奨される一本である。

競合について：記載なし。

備考：

2024年末に登場したソニー初の開放F2固定の大口径ズームレンズ。カバーしている焦点距離は28-70mmと狭いものの、F2の大口径で1kgを下回る携帯性を実現。競合するキヤノン「RF28-70mm F2 L USM」よりも遥かに軽量で携帯性が良好。さらに小型軽量化を実現しつつ、絞りリングやズームトルクスイッチなどコントロールを豊富に備えています。

Xitekのレビューでは、F2ズームとしてはキヤノンよりも軽量で携帯性が良好と評価。さらにF2 ズームレンズながら絞り開放から優れた性能を発揮し、中央解像は極めて良好とのこと。このあたりの評価はLenstipとよく似ています。非常に優れた光学性能に間違い無い模様。

また、大口径ながら良好なAFを備え、滑らかなボケとのこと。レビューによって玉ねぎボケがやや目に付くと指摘するサイトもありますが、Xitekの実写作例を見る限り問題無さそうに見えます。このあたりは他のレビューサイトの作例も要確認。

ソニー FE 28-70mm F2 GM 最新情報まとめ

FE 28-70mm F2 GM
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レンズの仕様

発売日	2024年12月13日
初値	50万円前後
レンズマウント	E
対応センサー	フルサイズ
焦点距離	28-70mm
レンズ構成	14群20枚
開放絞り	F2
最小絞り	F22
絞り羽根	11枚
最短撮影距離	38cm
最大撮影倍率	0.23倍
フィルター径	86mm
手振れ補正	-
テレコン	-
コーティング	ナノAR II フッ素
サイズ	φ92.9×139.8mm
重量	918g
防塵防滴	対応
AF	XDリニア×4
絞りリング	あり
その他のコントロール	ズームトルクコントロール絞りリングロック絞りリングクリック解除
付属品	レンズフードソフトケースキャップ