Admiring Lightがカールツアイスの交換レンズ「Loxia 2.8/21」のレビューを掲載しています。
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シャープさだけじゃない
- 35mmと50mmのLoxiaと比べて少し大きめだが驚くほどの差では無い。
- フォーカスリングは滑らかに減衰され、絞りリングと同じローレット仕上げだ。
- 絞りリングはデクリック機構を備えているため動画撮影に最適だ。
- 金属製の花形フードが付属する。
- α7 IIとの組み合わせは素晴らしい。しかし、レンズはフォーカスリングと絞りリングで埋め尽くされており、レンズを脱着する際に動かない部分を掴み辛い。
- このレンズは電子接点があるものの、実絞り式だ。絞るとマニュアルフォーカスが難しくなるので、ピントを合わせてから絞ると良いだろう。ただし、フォーカスリングとピントリングの間隔は狭く誤操作しやすかった。特にグローブを付けているとピントを固定してから絞りリングを操作するのが難しい。
- フォーカスリングはピント距離全域で90度の回転角を持つが個人的にはもう少し回転角が大きければ良かった。
- コンパクトなレンズだが、画質は全く犠牲となっていない。驚異的な描写だ。
- このレンズはF2.8からフレーム全域に渡りとてもシャープだ。フレーム端と四隅のみわずかにソフトだが、少し絞ると優れたシャープネスとなる。
- 注意点としては風景撮影のピント距離では像面湾曲が発生している。大部分は大きな問題では無いが、無限遠で四隅までピントを合わせたい場合は中央を少し犠牲にして四隅にピントを合わせることになる。
- 玉ボケはニュートラルでコントラストが高い被写体でも騒がしくない。心地よいボケだ。
- シャープさも優れているが、本当に優れているのは際立ったコントラストと発色だ。驚異的なマイクロコントラストと発色を備えている。
- 倍率色収差は極僅かだ。広角レンズとしては優れている。
- 軸上色収差に問題は無い。
- 歪曲は良好に補正されている。陣笠状の樽型歪曲だが、レンズプロファイルによりデジタル補正される。
- 周辺減光は絞り開放で発生しているが、全体的に心配する必要が無い程度だ。
- 逆光耐性は優れており、フレアの兆候は見られない。
- 絞ると魅力的な光芒が発生する。
長所:金属外装・防塵防滴・素晴らしいマニュアルフォーカス・小型・F2.8から優れたシャープネス・ボケ・優れた逆光耐性・良好に補正された色収差・素敵な光芒
短所:フォーカスリングと絞りリングが近すぎる・回転角が少し小さ過ぎる・逆光時にセンサーの反射が写りこむ
このレンズはツアイスの名に相応しく、卓越した広角レンズに違いない。広角単焦点に1,499ドルをつぎ込むことが出来るのであれば必携レンズとなる。
多くのユーザーは利便性から広角ズームレンズを選ぶことだろう。しかし、私は魔法のようなコントラストと色で本レンズを選ぶだろう。
私はこれまで最高と評価していたフジフイルムのXF14mmを手放し、こちらを選択した。
とのこと。
シャープな上にコントラストや発色がとても良いレンズのようですね。価格は21mm F2.8としては非常に高価ですが、期待に応えるパフォーマンス。
ボケに関する作例は少ないですが、Flickrなどの作例を確認するとなかなか良好なボケ質であることが分かります。
描写性能は特に問題無さそうですが、フォーカスリングと絞りリングの配置は確認が必要かもしれません。確かに絞りリングが小さく、グローブを装着していると一緒にフォーカスリングも回してしまいそうですね。
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