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DPReviewがパナソニック「LUMIX S 50mm F1.8」のハンズオンを公開

DPReviewがパナソニック「LUMIX S 50mm F1.8」のハンズオンを公開。手ごろな価格で高性能な標準単焦点レンズであると言及しています。

DPReview:Hands-on with the new Panasonic Lumix S 50mm F1.8

  • パナソニックの新製品「LUMIX S 50mm F1.8」は、Lマウントの防塵・防滴レンズで、開放F1.8の大口径による撮影が可能だ。
  • このレンズは、LUMIX S 85mm F1.8に続く、4本の低価格でコンパクトなF1.8レンズ群(昨年9月にパナソニックが発表)における2本目の製品だ。これらの4本の単焦点は、デザイン、重量、サイズを共通化するとともに、静止画・動画の両方を意識した設計である。
  • 価格は449ドルで、7月に発売される。手頃な価格で多くの用途に使えるレンズだ。
  • 重さ300g、長さ82mmで、パナソニックのLUMIX S PRO 50mm F1.4(重さ955g、長さ130mm)よりもかなり軽く、小さくなっている。
  • 最近発売された1000ドル以下のLマウント(およびソニーEマウント)用単焦点レンズであるシグマ35mm F2 DG DN(325g)よりも軽い。しかし、シグマよりも17mm長く、また1/3段大口径だ。
  • 重いS1Rと組み合わせると、レンズの存在感は無い。より控えめなサイズ/重量のS5に取り付けられた際に完璧なバランスを実現しているように見える。
  • パナソニックによると、レンズは防塵・防滴仕様であり、レンズマウント部のラバーリングがそれを証明している。また、大きめのフォーカスリングと前玉の周りには、ガスケットがある。また、-10℃までの条件でテストされていると聞いている。
  • レンズ本体はポリカーボネート製のようだが、マウント部は金属製だ。
  • フォーカスリングはグリップ感のあるラバー素材で仕上げられており、良好な減衰性を持つ。最短撮影距離の0.45mから無限遠まで、リングを約半回転させてピントを合わせることができる。
  • このレンズの最大撮影倍率は0.14倍だ。動画撮影では、フォーカスブリージングが非常によく抑えられている。
  • 9枚羽根の円形絞りを採用し、磨き抜かれた内部構造と相まって、F1.8で撮影しても滑らかで丸みのあるボケ味を実現している。なお、本レンズの開放F値はF22だ。
  • 光学系には、非球面レンズ3枚、ED(特殊低分散)レンズ1枚、UHR(超高屈折率)レンズ1枚を含む8群9枚のレンズを採用している。これにより、色収差が抑えられた高精細な画像を得ることが可能だ。
  • インナーフォーカス方式を採用しており、AF中に長さが変化することは無い。フォーカス駆動にはリニアモーターを採用しており、静粛なAFを実現している。
  • プリプロダクションモデルのサンプルギャラリーを見ると、このレンズは絞り開放でも良好な解像性能だ。しかし、無限遠で撮影した写真では、いくつかの奇妙な現象が見られる(これは、単にプリプロダクションレンズの問題であることを期待している)。
  • いくつかのサンプルでは軸上色収差が見られるものの、倍率色収差はうまくコントロールされている。
  • 開放では周辺光量低下が目立つが、F2.8では解消している(補正も簡単だ)。
  • フォーカスリング(絞りリングは無い)を除けば、他の操作点はレンズ鏡筒の側面にあるAF/MFスイッチだけだが、クリック感があり、誤操作することは無いだろう。
  • LUMIX S 85mm F1.8と同様に(そしておそらく近日発売予定のLUMIX S 24mmと35mm F1.8と同様に)、67mmのフロントフィルターソケットを備えている。
  • プラスチック製のレンズフードが同梱されており、バヨネット式で取り付けられる。
  • このレンズは、Lマウントの撮影者にとって手頃で高性能な選択肢であり、パナソニックのフルサイズ用レンズファミリーに歓迎すべき追加となりそうだ。

とのこと。
高度な光学設計を採用し、一般的なガウスタイプの50mm F1.8と比べて、レンズサイズが大きく、より重く、そして高価なレンズに仕上がっています。とはいってもパナソニックLマウントレンズの中では最も安い選択肢であり、使いやすい焦点距離もあって最初に導入する単焦点レンズとなる人も多そうです。防塵防滴仕様で撮影環境を選ばずに使用できるのも嬉しいですね。

レンズ構成が特殊で(よく見るとLUMIX 25mm F1.7と似ている)、DPReviewのサンプルギャラリーを見る限りではガウスタイプのレンズとは異なる描写傾向です。絞り開放から周辺部まで安定したパフォーマンスで、同時に後ボケが少し滑らかで好感の持てる描写。色収差の補正は完璧と言えないものの、まずまず良好に補正されているように見えます。

パナソニック「LUMIX S 50mm F1.8」交換レンズデータベース

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