ePHOTOzineが「Meike AF 85mm F1.4」のレビューを公開。358.95ポンドと手頃な価格ながら、F1.4から全体的にシャープでボケは美しいレンズと高く評価。間違いなくエディターズチョイスとのこと。
ePHOTOzine:Meike AF Full Frame 85mm f/1.4 FE Lens Review
- 価格:驚くほど低価格。
- 外観:しっかりと固定できる花形レンズフードが付属。77mmフィルターに対応。
- 構造:光学系前面はフッ素コーティング処理。耐候性の記載はないが、マウント部にシーリングがある。更新用USB-Cポートあり。
- 携帯性:722g 112mmのレンズはソニーボディとの組み合わせでバランス良好。
- 操作性:AFLボタンとAF/MFスイッチを搭載。絞りリングは1/3刻みで回転し、適度な抵抗感。
- AF:良好に動作する。最短撮影距離は0.98m。
- MF:滑らかで掴みやすいフォーカスリングを搭載。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:
・中央:F1.4-F2で優れた結果。F2.8で抜群の性能。
・隅:F1.4で非常に良好、F2で優れた結果、F2.8で抜群の性能。
・本当に見事な結果。- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:実に美しい。
- 軸上色収差:良好な補正状態。
- 倍率色収差:3/4ピクセル未満に抑えられている。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:-0.78%と見事な補正状態。
- 周辺減光:大部分の撮影で目立たない程度に穏やか。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:最小限の反射で良好なフレア耐性。極端な状況ではゴーストが発生することもあるが、目立ち過ぎない。
- 光条:記載なし。
- 作例集:高解像データあり。
- 総評:抜群の性能で価格を考慮すると検討する価値のあるレンズ。間違いなくエディターズチョイス。
- 競合について:他社の85mm F1.4は遥かに高価。
- 備考:
中国レンズメーカーとしては初となるフルサイズ対応のF1.4 AFレンズ。
ミラーレス用の85mm F1.4の中では大きく重いレンズですが、469.99ドルと手ごろな価格を実現。手ごろな価格にも関わらず、防塵防滴や絞りリングに対応。光学性能に問題がなければコストパフォーマンスの高いレンズと言うことが出来そうです。
ePhotozineのレビューでは、低価格ながら非常に優れた光学性能のレンズと評価しています。最短撮影距離が少し長いのが気になるものの、主にポートレートなど離れた被写体であれば問題ありません。サンプルを確認すると、確かにF1.4から良好な結果が得られているように見えます。色収差など画質に影響する収差の補正状態も良好。
ビルドクオリティも良好のようで、絞りリングが備わっているのは嬉しいポイント。Sony Alpha Blogは連写時のAFパフォーマンスを指摘していますが今回のレビューでは特に言及していません。C-AFを重視する場合は他のレビューも併せてチェックしておくと良いでしょう。。本レンズはUSB-Cポートを備えているので、将来的にファームウェアアップデートで互換性が向上すると良いですねえ。
レンズの仕様
- 初値:469.99ドル
- マウント:E / Z / L / RF
(2024年1月時点ではE・Zマウントのみ) - フォーマット:フルサイズ
- 焦点距離:85mm
- レンズ構成:8群13枚
- 開放絞り:F1.4
- 最小絞り:F16
- 絞り羽根:12枚
- 最短撮影距離:0.98m
- 最大撮影倍率:
- フィルター径:77mm
- 手ぶれ補正:-
- テレコン:-
- コーティング:不明
- サイズ:不明
- 重量:750g
- 防塵防滴:対応
- AF:STM
- その他:絞りリング
- 付属品:レンズフード
関連レンズ
関連記事
- MEIKE AF 85mm F1.4 L-mount 正式発表 2024年7月18日
- Meike AF 85mm F1.4 ライカLマウント版が北京P&Eで初披露 2024年5月11日
- Meike AF 85mm F1.4 はG Masterに匹敵する解像性能とボケ 2024年2月11日
- Meike AF 85mm F1.4 E/Z 正式発表 2023年11月29日
- Meike AF 85mm F1.4 STM Z / E マウントをカメラと組み合わせた写真 2023年9月26日
- MeikeがBIRTVで中国メーカー初のAF 85mm F1.4 STMを展示すると予告 2023年8月20日
- Meike AF 85mm F1.4 最新情報まとめ 2023年5月6日
- Meike AF 85mm F1.4はフルサイズミラーレス4マウント全てに対応 2023年4月18日