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NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sは期待を裏切らないフラッグシップモデル

Lenstipがニコン「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」のレビューを掲載。欠点がほとんど無く、高解像で高速AFを利用できる、ジャーナリストのためのフラッグシップモデルに仕上がっている模様。

Lenstip:Nikon Nikkor Z 70-200 mm f/2.8 VR S

レンズの紹介:

  • 2019年2月にZ 24-70mm F2.8 Sが、そして2020年1月にこのレンズが登場した。大口径望遠ズームレンズだ。

ビルドクオリティ:

  • 直径28mmの後玉は約2.5cmほど奥に隠れている。周囲は綺麗に黒塗りと切り込みが施された素晴らしい仕様だ。
  • マウント付近の外装は金属製である。
  • レンズの製造国はタイだ。24-70mm F2.8 Sが日本製だったので、これは興味深い。
  • 防塵防滴仕様に加えて、レンズ前面にはフッ素コーティングが施されている。
  • 付属品はレンズキャップと花形フード、ソフトポートだ。この価格帯にも関わらずハードケースが付属していない。

携帯性:

  • 比較的軽量なモデルだが、全長は最も長い。

操作性:

  • 幅10mmのコントロールリングは十分な抵抗を備えて滑らかに回転する。
  • OLEDパネルでは絞り値や撮影距離、焦点距離、被写界深度などを表示することができる。
  • DISPボタンでOLEDパネルの表示を切り替えることが可能だ。
  • 幅26mmのフォーカスリングは適切な抵抗で滑らかに回転する。ピント全域を移動するには、素早く回転しても約180度のストロークが必要だ。ゆっくり回転すると240度に達する。
  • レンズにはL-Fn・L-Fn2ボタンがある。
  • ズームリングは幅53mmと大きい。全体的に均一な抵抗を備えている。

オートフォーカス:

  • ノイズレスで滑らかに動作する。
  • 速度も良好で、ピント全域を0.4-0.5秒で移動する。フォーカスリミッターが必要無いと感じるほど良好だ。
  • 必要は無いが、フォーカスリミッターを活用すると、0.2秒まで短縮する。まさにジャーナリズム用レンズに相応しい性能だ。
  • 精度は良好だ。
  • 最短撮影距離は70mmでわずか0.5m、200mmで1mと際立った性能だ。

マニュアルフォーカス:

  • 記載なし。

手ぶれ補正:

  • 手ぶれ補正を実際にテストすると、効果は4EVに達する。効果的な補正能力であり、ニコンの公称値と一致する。

解像性能:

  • Z 7のRAWを測定している。
  • 良像の基準値は41-43lpmmだ。
  • 最高の単焦点レンズで85lpmmに達することができる。
  • 70mmの中央は絞り開放から優れた解像性能を発揮する。すでに80lpmmを超えており、高品質な単焦点レンズに匹敵するものだ。
  • 望遠側へズームすると、中央は少し低下する。それでもケチをつけるような性能ではなく、135mm F2.7で72lpmmの非常に良好な結果が得られ、F4まで絞ると76lpmmとなる。これは単焦点レンズでも良好と評価できる数値だ。
  • 200mmの中央解像は70mmに及ばないが、絞り開放で66lpmmを超え、F4までに69lpmmとなる。
  • APS-C領域ではズーム全域でF2.8~F5.6の絞り値で60~70lpmmの結果を得ることが出来た。これは非常に高画質であることを示している。
  • フルサイズ隅で60lpmmを超えるのは135mmだけだ。それでもパフォーマンスはとても均質であり、絞り開放から50lpmmを超えている。
  • 弱点が無く、拍手喝采の解像性能だ。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • とても見栄えの良いボケだ。
  • 玉ボケの内側に非球面レンズの影響は見られず、口径食はF4~F5.6で改善するものの完璧に干渉するわけではない。

色収差:

  • 軸上色収差はズーム全域で問題とならない。
  • 倍率色収差は135mmでゼロに近い。70mmは絞り値によって0.05~0.07%を推移する。どの設定でも文句を言う筋合いはないほど良好だ。

球面収差:

  • 前後のボケに大きな違いは見られない。

歪曲収差:

  • 70mmで実質ゼロ、85mmで僅かな糸巻き型、135mmで+0.75%、200mmで+0.88%まで増加する。

周辺減光:

  • 70mm F2.8は光量落ちが目立つ。(-1.38%)
  • 中間域のF2.8では-1.86EVと大きい。
  • 望遠200mmはF2.8で-2.10EVと大ききい。
  • APS-Cセンサーではほとんど問題とならず、大部分の大口径ズームよりも良好である。

コマ収差:

  • コマ収差は全体的に良好で、70mmの隅で僅かに影響が確認できるくらいだ。
  • 非点収差は16.4%と中~高の水準だ。最も影響が強いのは70mmである。

逆光耐性:

  • フレアの数は効果的に抑えられている。高コントラストを維持しており、称賛できる性能だ。

作例集

総評

Z 24-70mm F2.8 Sのテスト結果とほぼ同じだ。見事な長所の数と非常に少ない欠点のリストとなり、我々がジャーナリスティックレンズのフラッグシップモデルに期待するものである。ほぼすべてのテスト項目で非常に優れた性能を発揮し、我々の期待を裏切らなかった。

  • 長所
    ・堅牢な防塵防滴の外装
    ・センセーショナルな中央画質
    ・とても良好なAPS-C領域の画質
    ・フルサイズ隅の良好な画質
    ・軸上色収差は無視できる
    ・倍率色収差は良好に補正されている
    ・球面収差の問題なし
    ・わずかな周辺減光(DX)
    ・とても良好なコマ収差補正
    ・ズームレンズとしては心地よいボケ
    ・逆光耐性
    ・静かで高速なAF
    ・効果的な手ぶれ補正
  • 短所
    ・フルサイズで光量落ちが目立つ
    ・非点収差が目立つ

とのこと。
20万円台後半の高価なズームレンズですが、高性能でほぼ欠点の無いレンズに仕上がっている模様。ズーム全域で顕著な落ち込みは見られず、広角70mmから望遠200mmまで快適に使うことができそうですね。個人的にボケの口径食は少し目立つように感じますが、Lenstipは滑らかな描写と粗の無い玉ボケを高く評価しています。オートフォーカスも非常に高速で今後はボディ側の性能向上で、さらにパフォーマンスが改善するかもしれませんね。

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