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NIKKOR Z DX 24mm f/1.7は優れた中央解像でボケが良好

Xitekが「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」のレビューを公開。解像テストでは中央から端に向かって画質の低下を指摘していますが、ボケ描写は良好と評価。ただし、フルサイズでも使える28mm F2.8や40mm F2よりも高価と言及。

Xitek:挂机“大眼睛” 尼克尔Z DX 24mm f/1.7评测

  • 外観:フィルターも装着可能なフードが付属。
  • 構造:インナーフォーカス。外装やマウントはプラスチック製。防塵防滴。
  • 携帯性:同クラスでは小型軽量。フィルター径は46mmと小さい。
  • 操作性:MFリングは滑らかに回転。
  • AF:静かに動作。フォーカスブリージングが抑えられている(中~遠距離)。
  • マクロ:最短撮影距離 0.18m。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:F1.7から中央は許容範囲内で端は比較してソフト。F5.6で端が良好な水準。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:Z 28mm F2.8よりも良好。玉ねぎボケの兆候なし。
  • 軸上色収差:F1.7で僅か。F2で大幅に軽減。
  • 倍率色収差:記載なし。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:補正オフで糸巻き型。
  • 周辺減光:F1.7である程度の周辺減光。F2.8で無視できる。
  • コマ収差:隅で点光源の変形が目に付く。
  • 逆光耐性:若干のフレアとゴースト。平均的。
  • 光条:先細りしない光条。
  • 作例集
  • 総評:中央解像は良好だが、周辺部の解像性能や逆光耐性は高級レンズと差があるポイント。Z 40mm F2やZ 28mm F2.8と比べると高価で、もう少し値下がりすると魅力的となる。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

とのこと。
3万円台で入手できるAPS-C Zマウントカメラ用の大口径広角レンズですね。このクラスの純正レンズとしては安価で、広い画角で大きなボケが得られる面白い選択肢と言えるでしょう。将来的にシグマ「23mm F1.4 DC DN」Zマウント版が登場するかもしれませんが、より手ごろな価格で小型軽量なレンズとして競争力は高いはず。

Xitekのレビューによると、絞り開放からフレーム全域で優れた解像性能は得られない模様。隅までシャープな結果を得たいのであれば数段絞る必要がありそうですね。ただし、Xitekの作例を見た限りでは隅の画質低下があまり気にならないように見えます。このあたりはもう少し他のレビューを参考にしてみたいところ。

諸収差は全体的にまずまず良好な補正状態で、歪曲収差のみ自動補正が必須なシーンがありそう。ボケは極上と言えないものの、この画角のレンズとしては隅まで及第点以上の結果が得られているように見えます。非球面レンズによる玉ねぎボケの兆候がほとんど見られない点もGood。

広い画角が必要なければ、フルサイズでも利用できるZ 40mm F2やZ 28mm F2.8を選ぶのも一つの手と言えそう。ただ、APS-C用の「23mm F1.7」を純正レンズとして約3.5万円で入手できるブランドは他にありません。決して高い価格設定ではないはず。

ニコン NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 最新情報まとめ

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年6月 初値 36,630円
マウント Z 最短撮影距離 0.18m
フォーマット APS-C 最大撮影倍率 0.19倍
焦点距離 24mm フィルター径 46mm
レンズ構成 8群9枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F1.7 テレコン -
最小絞り F11 コーティング SIC
絞り羽根 7枚
サイズ・重量など
サイズ φ70×40mm 防塵防滴 対応
重量 135g AF STM
その他
付属品
キャップ

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