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RF24-105mm F2.8 L IS USM Z 写真・動画の境界を超えるハイブリッドレンズ

ePHOTOzineがキヤノン「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」のレビューを公開。大きく重く高価なレンズとしつつ、優れた光学性能と機能性から、静止画・動画の垣根をなくす真のハイブリッドレンズと評価。

ePHOTOzine:Canon RF 24-105mm f/2.8L IS USM Z Lens Review

  • 外観:良好な作り。花びら型フード付属だが保護は限定的。82mmフィルタースレッドを採用。前面はフッ素コーティングで水や油を弾く。
  • 構造:三脚マウントはARCA Swiss非互換だが頑丈。パワーズームアダプターや指止め用の固定穴を装備。ギア付きズームリングと絞りリング、回転可能な三脚リングを備える。
  • 携帯性:全長約20cm、直径約9cm、重量約1.43kg。24-105mmとしては大型で重い。
  • 操作性:クリックストップ付きコントロールリングを搭載。Fnボタンを2つ装備。ズームリングはスムーズで焦点距離表示も正確。絞りリングは静音で、ビデオ撮影に適する。
  • AF:デュアルナノUSMによる高速・静音AF。最短撮影距離0.45m、最大倍率は24mmで0.08倍、105mmで0.29倍。利便性が高い。
  • MF:フォーカスブリージング抑制を搭載。ビデオ撮影に有用。
  • 手ぶれ補正:レンズ内手ぶれ補正は5.5段分の効果。IBISと併用で最大8段分。3つのスタビライザーモードを提供。
  • 解像性能
    24mm:中央はf/4~f/11で優秀。周辺はf/5.6~f/11で非常に良好。
    50mm:中央はf/2.8~f/16で非常に良好。周辺はf/4~f/16で非常に良好。
    105mm:中央はf/2.8~f/16で非常に良好。周辺はf/5.6~f/8で非常に良好。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:滑らかで均一。ボケ表現は上位レンズに劣るものの十分魅力的。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:非常に低く、実写でほぼ目立たない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:24mmで+0.22%の糸巻き型、50mmで-0.12%の樽型、105mmで-0.45%の樽型。歪みは少なく補正も容易。
  • 周辺減光:適切に制御。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:フレアをよく抑制。厳しい条件でも良好なコントラストを維持。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:高解像作例あり。
  • 総評:写真・動画の境界を超えるハイブリッドレンズ。優れた性能と高い汎用性を備え、幅広いジャンルに対応。強く推奨する。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

とのこと。
一般的な大口径標準ズームよりも望遠端が長く、24-105mm F4のようなズーム域をカバーする便利なF大口径ズームレンズ。追加のアダプターでパワーズームにも対応しており、遠隔のズーム操作なども利用可能となる模様。代償として大きく重く、非常に高価なレンズとなっていますが、必要な人にとっては価値のある105mm F2.8と言えるかもしれません。別売りのパワーズームアダプターも非常に高価である点に注意。

ePHOTOzineのレビューでは、大きく重く高価なズームレンズとしつつも、静止画・動画どちらでも汎用性の高い標準ズームレンズと高く評価。他のレビューサイトでは微妙な評価となる場合も多いレンズですが、肯定的な結論に至ったようです。ただし、ePHOTOzineはやや甘口なレビューとなる傾向が強いため、少し割り引いて聞いておいたほうが良いかもしれません。

キヤノン RF24-105mm F2.8 L IS USM Z 最新情報まとめ

 

レンズの仕様

  • フォーマット:フルサイズ
  • マウント:RF
  • 焦点距離:24-105mm
  • 絞り値:F2.8-F22
  • 絞り羽根:11枚
  • レンズ構成:18群23枚
  • 最短撮影距離:0.45m (24mm~105mm時)
  • 最大撮影倍率:0.08倍(24mm時) 、0.29倍(105mm時)
  • フィルター径:82mm
  • サイズ:約φ88.5mm×199mm
  • 重量:約1330g(三脚座を除く)
  • 防塵防滴:対応
  • AF:ナノUSM×2
  • 手ぶれ補正:5.5段
  • その他機能:
    ・外付けパワーズーム対応
    ・絞りリング
    ・インナーズーム

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