VILTROX 海外の評価

VILTROX AF 13mm F1.4 STMはソニーE 15mm F1.4 Gに次ぐ光学性能

Sony Alpha Blogが「VILTROX AF 13mm F1.4 STM」のレビューを掲載。E 15mm F1.4 Gに次ぐ高い光学性能を備えた広角の大口径レンズと高く評価しています。

Sony Alpha Blog:Viltrox 13mm F1.4

外観・構造:

  • ビルドクオリティはとても良好だ。
  • ファームウェアアップデート用のUSB-Cポートを搭載。

携帯性:

  • 他のAPS-C VILTROXレンズと比べると遥かに大きく重い。

操作性:

  • フォーカスリングのトルクは理想的だ。
  • 絞りリングはフォーカスリングよりも少し重めのトルクがかかっている。

フォーカス:

  • AFは良好で問題なし。
  • フォーカスブリージングはほとんど発生しない。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • 2400万画素のα6600でテストした。
  • 中央はF1.4でとても良好、F2まで絞ると優れた結果となる。
  • 隅はF1.4から良好で、F4まで絞ると優れた結果になる。
  • 遠景でもF1.4からとても良好だが、隅は少し低下する。F4まで絞ると全体的に抜群の結果が得られる。
  • ポートレートでも優れた描写だ。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 広角レンズとしてはきちんとした玉ボケだ。
  • 玉ねぎボケの痕跡が見られる。
  • 後ボケは柔らかい描写でとても良好だ。
  • 演色性はとても良好で自然だ。

色収差:

  • とても少ない。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 僅かな樽型歪曲だ。

周辺減光:

  • F1.4で目立ち、F2.8で改善するが解消しない。

コマ収差:

  • F1.4で目に付くが、F2.8で解消する。

逆光耐性:

  • 良好な逆光耐性だ。
  • 光条は問題ないが十分に明瞭ではない。

競合レンズ:

  • E 11mm F1.8や15mm F1.4、AF 12mm F2と比べるとVILTROXは大きく重いレンズだ。
  • VILTROXは低価格ではないが、ソニーのF1.4レンズよりも安い。
  • 解像性能はE 15mm F1.4 Gに次いで優れた性能だ。
  • ソニーレンズは最短撮影距離が短くボケを大きくしやすい。
  • 歪曲収差はVILTROXが最も少ない。
  • 色収差はサムヤンが最も目立つ。
  • 逆光耐性はソニーが優れている。
  • 光条はVILTROXが最も悪い。

作例集

総評

VILTROX 13mm F1.4 STMは優れた広角レンズだ。光学性能は全体的に優れており、ビルドクオリティも非常に良好だ。唯一の欠点はレンズサイズと重量となるだろう。強くおススメできるレンズだ。

  • 長所
    ・F1.4から非常に良好なシャープネス
    ・F1.4から良好な隅のシャープネス
    ・とても良好なビルドクオリティ
    ・良好な玉ボケ
    ・滑らかな後ボケ
    ・クリックレスの絞りリング
    ・フォーカスブリージングが目立たない
    ・歪曲収差が少ない
    ・AFが良好
    ・Lightroomにプロファイルあり
    ・色収差が少ない
  • 平凡
    ・F1.4の周辺減光
    ・逆光耐性
    ・光条
    ・重量とサイズ
    ・価格
    ・最短撮影距離
    ・玉ボケ
    ・コマ収差の補正
  • 短所
    ・防塵防滴ではない

とのこと。
国内でもPERGEARのような代理店経由で入手できるAPS-Cミラーレス用の大口径広角レンズですね。光学性能は手ごろな価格のF1.4レンズとしては良好で、E 15mm F1.4 Gほどではないものの、絞れば隅まで優れた結果を得ることが出来るようです。レンズサイズが大きく、防塵防滴ではない点に注意する必要があるものの、大口径の広角レンズが必要であればコストパフォーマンスの高い選択肢となりそうです。非球面レンズの研磨状態が影響していると思われる玉ボケのムラについては妥協が必要ですが、玉ボケが大きくならない広角レンズでは特に問題と感じないかもしれません。

VILTROX AF 13mm F1.4 STM 最新情報まとめ

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