VILTROX カメラ レンズ 海外の評価

VILTROX AF 13mm F1.4 STM は欠点もあるが魅力的なレンズ

Lenstipが「VILTROX AF 13mm F1.4 STM」のレビューを掲載。F1.4の周辺解像やコマ収差、逆光耐性などを指摘しつつ、他社にない「13mm F1.4」のレンズとしては手ごろな価格で優れた画質の魅力的な製品と評価。

Lenstip:Viltrox AF 13 mm f/1.4 XF

  • 外観:花形レンズフードが付属する。
  • 構造:金属製レンズマウント。金属製外装。中国製。
  • 携帯性:F1.4ということで大きく重い。
  • 操作性:1/3段刻みの絞りリング。
  • AF:静かで高速に動作。素晴らしい結果。精度は完璧ではなく、動作不良が見られる。ミスショットは5%。
  • MF:フォーカスリングは滑らかに回転。ストロークは240-250度と大きく良好。フォーカスブリージングが無視できる範囲。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:中央は高品質な単焦点に期待する水準。フレーム端はF1.4で良像を下回る。F1.4-1.6で改善するが、非常に良好な画質となるのはF4-8まで絞った時。完璧ではないが肯定的な結果。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:玉ねぎボケの兆候あり。
  • 軸上色収差:良好な補正状態。
  • 倍率色収差:拍手喝采の補正状態。
  • 球面収差:F1.4からF2に絞るとフォーカスシフトの影響がある。
  • 歪曲収差:画角は公称値通り。光学的に僅かな樽型で賞賛に値する。
  • 周辺減光:F1.4で-2.32EV。目立つが13mm F1.4のレンズである。
  • コマ収差:F1.4で顕著。解像度が低下している要因の一つ。
  • 逆光耐性:F1.4では悪くないが、絞ると多くの問題が発生する。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:高解像データあり。
  • 総評:間違いなく魅力的。優れた画質と堅牢な外装の13mm F1.4が480ドルと非常に手ごろな価格。欠点もあるが、他社が「13mm F1.4」に挑戦しない限り、このレンズに文句を言う理由はない。
  • 競合について:直接競合するライバルはいない。
  • 備考

とのこと。
国内でもPERGEARのような代理店経由で入手できるVILTROX製のAPS-Cミラーレス用の大口径広角レンズですね。複数のミラーレスマウントで利用可能ですが、競合する大口径レンズは存在しません。APS-Cで明るい広角レンズを探しているのであれば唯一無二のAFレンズとなります。(画角やF値を妥協できるのであればシグマ「16mm F1.4 DC DN」やソニー「E 15mm F1.4 G」「E 11mm F1.8」など)

光学性能は手ごろな価格のF1.4レンズとしては良好で、フレーム端も絞れば隅まで非常に良好な結果を得ることが出来るようです。コマ収差や逆光耐性が弱点となっているので、絞りを開けた際、閉じた際にいくつか注意点があるのは留意したほうが良さそう。とは言え、大口径の広角レンズが必要であればコストパフォーマンスの高い選択肢となりそうです。非球面レンズの研磨状態が影響していると思われる玉ボケのムラについては妥協が必要ですが、玉ボケが大きくならない広角レンズでは特に問題と感じないかもしれません。

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