VILTROX カメラ レンズ

VILTROX AF 56mm F1.7 シグマに近い解像性能とAFで低価格ながら優れた性能

Sony Alpha Blogが「VILTROX AF 56mm F1.7」のレビューを公開。低価格で小型軽量なレンズですが、シグマに近い解像性能やAFを発揮するレンズと評価。低価格な中望遠レンズを探しているのなら最適と言及。

Sony Alpha Blog:Viltrox 56mm F1.7

  • 外観:良好なビルドクオリティ。
  • 構造:ファームウェア更新用USB-Cポートあり。
  • 携帯性:非常に小型軽量。
  • 操作性:フォーカスリングは滑らかに回転。
  • AF:高速でほぼ正確、静かに動作。たまに動作が少し遅れることがある。合焦精度はF1.7で85%、F2.8で100%。連写時は接近時にあまり良くない。
  • MF:ブリージングは中程度。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:中央はF1.7から非常に良好、F2.8から優れた結果。端は中央と同じ性能。この価格帯では全体的に優れた性能。遠景でもF1.7から全体的に非常に良好。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:開けても絞っても良好な玉ボケ。後ボケは柔らかく、とても素敵。
  • 軸上色収差:とても少ない。
  • 倍率色収差:とても少ない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:僅かな糸巻き型。
  • 周辺減光:F1.7で非常に目立つ。F4で解消。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:平凡。強いハロがいくらか発生する。
  • 光条:F16でも明瞭ではない。
  • 作例集
  • 総評:最も低価格で小型軽量な選択肢。価格のわりに非常に優れた性能を発揮し、(同等ではないが)シグマに近いAFを備えている。主な弱点は逆光耐性と周辺減光。
  • 競合について:VILTROXは小型軽量で遥かに安価。解像性能はシグマほどではないが二番手。低価格で小型軽量なレンズを探しているのならVILTROXが最適。

「AF 20mm F2.8」に続き、VILTROXとしては珍しい廉価版の単焦点レンズ。日本でも2万円台と手頃で、導入しやすい価格設定となっています。防塵防滴非対応など、価格なりの妥協点はあるものの、安価な中望遠レンズを探している人にとって面白い選択肢となりそう。最初にZ・Xマウント用レンズが登場しましたが、現在はソニーEマウントでも利用可能。

Sony Alpha Blogのレビューでは、これと言った弱点がほとんどなく、絞り開放から良好な結果が得られるようです。周辺減光はやや強めですが、歪曲収差や色収差は良好な補正状態とのこと。この価格帯では最もおススメしやすいレンズのようです。

私はXマウント用を入手しましたが、ほぼ同じような結論に至りました。優れた光学性能であり、ボケも滑らかで綺麗なレンズに仕上がっています。手頃な価格の中望遠レンズを探しているのなら、面白い選択肢になるのかなと。サードパーティ製のため互換性の問題はつきまといますが、今のところAFを突き詰めなければ問題ない程度で動作します。

VILTROX AF 56mm F1.7 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • 発売日:2024.4.2
  • 初値:¥24,800
  • マウント:X / Z
  • フォーマット:APS-C
  • 焦点距離:56mm
  • レンズ構成:9群11枚
    高屈折率レンズ:3枚
    EDレンズ:4枚
  • 開放絞り:F1.7
  • 最小絞り:F16
  • 絞り羽根:9枚
  • 最短撮影距離:0.55m
  • 最大撮影倍率:0.11倍
  • フィルター径:φ52mm
  • 手ぶれ補正:-
  • テレコン:-
  • コーティング:不明
  • サイズ:φ65×54.7mm
  • 重量:171g
  • 防塵防滴:-
  • AF:STM
  • その他:USB-Cポート
  • 付属品:レンズフード

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