Sony Alpha Blogがコシナの交換レンズ「Voigtlander Color Skopar 21mm F3.5 E-mount」のレビューを掲載しています。
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程よい価格設定で高性能
- レンズは総金属製、フォーカスリングと絞りリングはとても良好に調整され、表示は金属鏡筒に刻印されている。ビルドクオリティはトップクラスであり、唯一の欠点は防塵防滴仕様では無いことだ。
- フォーカスリングは程よく減衰され、指に掛かりやすい形状をしている。操作してとても楽しいものだ。
- ピント距離はファインダーでリアルタイムに確認することが出来る。これはこの手のレンズにとって非常に便利な機能だ。
- 絞りリングはフォーカスリングの手前に配置され、1/3段ごとにクリックが発生するタイプである。
- シャープネス:α7R III
・中央はF3.5でvery good、F5.6-F8でexcellent、F11でvery good、F16で回折の影響を受ける
・四隅はF3.5-F11までvery good、F16で回折の影響を受ける
・中央から四隅までとても一貫したシャープネスだ。- Lightroomのレンズプロファイルはまだ登録されていないが、VMマウント用の21mm F4を適用することができる。
- 周辺減光はF3.5でとても大きく、絞っても解消することは無い。
- 建築物の撮影では修正が必要と感じられる歪曲がある。
- 色収差はとても少ない。
- フレア耐性はとても良好だ。
- 絞ったときの光芒は素敵である。
- 発色は良好だが、私の好みであるZeiss Loxia 21mmほどでは無い。
- 玉ボケはF3.5で良好な円形だが、四隅に向かって変形する。F5.6まで絞ると十分丸くなる。
- 後ボケは私の感覚で言えば幾らかさわがしい。しかし、広角レンズとしては一般的なものだ。
- Loxia 2.8/21との比較:・僅かに良好なシャープネスとコントラスト、発色を持つ。しかし、2倍の価格、重量、サイズだ。
- 動画撮影でのパフォーマンスは良好だが、絞りリングにデクリック機構が無いのは残念だ。
Voigtlander Color Skopar 21mm F3.5 E-mountはとても良好な広角レンズだ。軍資金に余裕があればLoxia 21mmがおススメだが、手ごろな価格設定でハイクオリティなコンパクトレンズを探しているのであればコチラがおススメだ。
長所:小型軽量・とても良好なビルドクオリティ・とても良好な中央解像・低色収差・とても良好なフレア耐性・歪曲が程よい・良好な発色・絞った際の光芒
短所:絞り開放で周辺減光が大きく絞っても解消しない・後ボケは幾らか騒がしい・Loxiaほどではない
とのこと。
Loxia 2.8/21推しのレビュワーですが、カラスコもバランスの良いコンパクトなレンズのようです。周辺減光の大きさはレンズサイズを考えると妥協すべきポイントと言ったところでしょうか。電子接点を持つため将来的にレンズプロファイルで自動補正出来るようになると便利ですねえ。
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