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XF8mmF3.5 R WR やや高価だが小型軽量で楽しめるレンズ

Lenstipが「XF8mmF3.5 R WR」のレビューを公開。F3.5の中口径レンズにしては少し高価と指摘しつつ、良好な光学性能や小型軽量で携帯性が良いと評価。買ってしまえば楽しめるレンズと言及しています。

Lenstip:Fujifilm Fujinon XF 8 mm f/3.5 R WR

  • 外観:フードと低品質のレンズポーチが同梱。
  • 構造:本体やマウントは金属製。防塵防滴。フィリピン製造。
  • 携帯性:小型軽量。
  • 操作性:1/3段刻みで絞りリングが動作。
  • AF:非常に静かで高速に動作。全域を0.2-0.3秒で移動。
  • MF:フォーカスリングはストロークが40度と驚くほど短い。
  • 手ぶれ補正
  • 解像性能:中口径としては恥ずかしくない性能。F3.5から73lpmmと非常に高い中央解像。フレーム端も56lpmmを超え、F5.6で60lpmmに到達。優れたレンズ。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:このレンズで重要ではない。玉ねぎボケの兆候あり。
  • 軸上色収差:良好な補正状態。
  • 倍率色収差:賞賛に値する補正状態。
  • 球面収差:大きな問題なし。
  • 歪曲収差:補正時の画角は公称値通り。未補正だと-7.43%の大きな樽型歪曲。
  • 周辺減光:-2.05EVと目立つがレンズの性質を考慮すると予想より良好。
  • コマ収差:目立たず許容範囲内。
  • 逆光耐性:開放では良好、絞ると悪化。良くも悪くもない。平凡。
  • 光条:作例のみ。
  • 作例集:高解像データあり。
  • 総評:小型軽量で楽しめるレンズだが「8mm F3.5」のレンズとしては少し高すぎるように感じる。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

とのこと。
フルサイズ判換算で12mmの広い画角をカバーしている超広角の単焦点レンズですね。同じ画角をカバーする広角レンズは「XF8-16mm F2.8 R LM WR」のみであり、比較して小型軽量、低価格で8mmを利用することが出来ます。また、62mmのねじ込み式フィルターにも対応しており、フィルターワークも手ごろな費用で楽しむことが可能。8mmの単焦点レンズを使いこなすには慣れが必要かもしれませんが、超広角に興味があるのであれば面白い選択肢と言えるでしょう。

小型軽量な超広角レンズで気になるのが光学性能ですが、Lenstipのレビューでは良好なパフォーマンスを発揮。他のレビューサイトでは問題なしと評価されていることもある歪曲収差ですが、従来のXFレンズと同じように歪曲収差を自動補正している模様。RAWにプロファイルを適用できないような環境であれば注意したほうが良いかもしれません。周辺減光の影響は目立つものの、このパラメータのレンズとしては予想よりも良かったと言及しており、この点でもPCmagと同じ評価。

このようなレンズでボケ質は重要ではないとしつつ、玉ねぎボケなどを指摘。比較的接写性能が高く、ボケも大きくなるので気になる場合はあるかもしれません。このあたりは他のレビューサイトの評価も併せて確認したほうがいいでしょう。実写で確認したい場合はFlickrなどのユーザー投稿写真をチェック。

富士フイルム XF8mmF3.5 R WR 最新情報まとめ

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年6月29日 希望小売価格 12万9,800円
マウント X 最短撮影距離 0.18m
フォーマット APS-C 最大撮影倍率 0.07倍
焦点距離 8mm フィルター径 Ø62mm
レンズ構成 9群12枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F3.5 テレコン -
最小絞り F22 コーティング S.EBC
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ Ø68mm × 52.8mm 防塵防滴 対応
重量 215g AF STM
その他 絞りリング
付属品
レンズフード・キャップ

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