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Dustin Abbottがフジフイルムの交換レンズ「XF90mmF2 R LM WR」のレビューを掲載しています。
- とても美しい外観に優れたフォームファクタ-を備えたレンズだ。
- フルサイズの135mmレンズと比較するとサイズは小さい。レンズサイズは75×105mm、重量は540gだ。キヤノンEF135mm F2Lと比べると、7mm短く、210g軽い。
- 外装は主に金属製で高級感がある。
- 絞りリングは1/3段ごとに動作し、デクリック機構は無い。電子制御の絞りリングなので電源オフ時に絞り羽根を操作することは出来ない。
- 金属製フォーカスリングは電子制御でフォーカス操作を行う。抵抗量は適切で滑らか、正確に動作する。
- レンズフードは安っぽいプラスチック製だ。レンズ側の質感と組み合わせるにはミスマッチなフードである。
- フォーカスは高速で静かだが、合焦前に1回か2回の小さな振動が発生する。動画撮影時でも非常に高速で滑らかだが、やはり微小の振動がある。
- カメラ側の問題かもしれないが、最短撮影距離付近ではピントが背景に抜けてしまうことがしばしばある。この問題は将来的にX-T3のファームウェアアップデートで解決する可能性がある。
- 瞳AFはソニーやキヤノンよりも精度が少し低い。XF90mmの浅い被写界深度の場合、瞳ではなくまつ毛にピントが合ってしまうことがある。
- 解像性能は絞り開放でも隅から隅まで優れたシャープネスとコントラストを発揮する。
- 軸上色収差を良好に補正しており色ずれの兆候は無い。
- F2.8まで絞るとコントラストは明らかに改善する。この傾向はf4まで続き、解像性能とコントラストはフレーム全域で際立ったものとなる。ピークはF5.6で、F16まで絞ると回折の顕著な影響がある。
- ボケ描写はとても素晴らしいが、絞り羽根が7枚なので絞ると羽根の形状が影響しやすい。
- このレンズにおける主な欠点は逆光耐性だ。フレーム内に強い光源が存在すると、フレアが発生しやすい。
私の見解としては「XF56mmF1.2 R」よりも肯定的なレンズだ。効果的なフォーカスシステムと耐候性を備えているにも関わらず、比較的安価である。
素晴らしい描写のレンズであり、B&Hにも100件の五つ星レビューが寄せられるほど多くのファンが存在する。お気に入りポートレートレンズとなる可能性を秘めた一本だ。
長所:防塵防滴構造・クアッドリニアモーター駆動・絞り開放から素晴らしいシャープネスとコントラスト・絞った際の際立ったシャープネス・良好な発色・際立った色収差補正・素敵なボケ
短所:レンズフードが安っぽい・時々近景にピントが合わない・フレアがいくらか出やすい
とのこと。
非常に良好な光学性能を備えた望遠レンズのようですね。ボケも綺麗で色収差が少ないので使いやすそうです。多くの海外レビューサイトが肯定的な評価となっており、Dustin Abbott氏の評価も例外でない模様。
ただし、Lenstip曰く「フルサイズ対応の安い85mm F1.8を買った方が安い」と述べています。確かにフルサイズ用中望遠レンズ「VILTROX PFU RBMH 85mm F1.8」などはAF対応でコストパフォーマンスが良さそうですね。マニュアルレンズでも「IBERIT 90mm F/2.4」「85mm F1.8 ED UMC CS」と言った選択肢が存在します。
比較するとやや割高感はありますが、防塵防滴や高速AFと言った長所を考えると妥協できる価格差と言ったところでしょうか。
XF90mmF2 R LM WRのレビュー・作例を集めるページはコチラ
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