Nikon Rumorsが近日登場のニコン製フラッグシップミラーレス「Z 9」に関する噂情報を発信。正面からの製品画像を掲載し、「Z 9」の価格設定はポジティブな意味でのサプライズになると話を聞いた模様。
以下はリークされたZ 9の画像だ。
8月に私は、2021年に発売される「Z 9」は、ニコンにとって2007年の「D3」のような存在になるだろうと述べた。ニコンZ 9はすでに製品化されていると聞いていたが、アジアの製造工程に近い人たちから、上記の発言を裏付けるいくつかの情報を得た。
- 今週、Z 9を扱った人から聞いたが、全ての面で驚いていたようだ
- ニコンが”他社に追いつく”カメラではなく、大きな差で他社を引き離すものだ
- Z 9の価格は、ポジティブな意味でのサプライズになるだろう
とのこと。
既に3つのティザー動画が公開され、長時間の8K動画や複数の被写体認識AFを実装していることが明らかとなっています。さらにモニターには3Wayチルトを搭載して素早いアングル変更に対応。そして、これらを含めて、「Z 9」は他社を凌ぐハイエンドミラーレスになる可能性があるみたいですね。少なくとも8K動画に対応した積層型CMOSセンサーであることは間違いないので、高速連写や高解像に対応した優れたミラーレスとなる可能性は高い。実写でどれほど高性能なAFに仕上がっているのか気になるところですねえ。価格設定は明らかとなっていないものの、「ポジティブな意味でサプライズ」と言われているので、「驚くほど高い」ということは無さそう。一眼レフカメラ「D6」と同じになるのか、それとも安いのか…。
Z 7IIとボディを見比べてみると、縦位置グリップ一体型らしいデザインとなっていますね。ただし、縦位置側のフロントFnボタンは配置されていない模様。その代わり、Fn3ボタンが新設されています。興味深いのはカメラ前面左側にボタンを搭載していることでしょうか?左手をカメラに添えて撮影する場合は押しやすい位置にあるように見えます。
EOS R3と見比べてみると、全高はほぼ同じ。エルゴノミクスを追求すると、このようなボディサイズになるのかもしれませんね。幅はZ 9のほうが少し狭く、収納性は良さそう。Z 9は左上部のシンクロ・10ピンターミナルと思われるインターフェースをどのように活かせるのか気になるところ。
同じ高画素積層型センサー「α1」と比べるとサイズ差は歴然。そのぶんコントロールが豊富で、扱いやすいカメラに仕上がっているように見えます。α1は良くも悪くもα7の延長線上のデザインとなっているので、小型軽量をどこまで活かせるのかが重要となるように見えます。
参考:Z 9の噂まとめ
噂など
確定情報
- Z 9が開発発表されている
- インタビューで「2021年内」と述べている
- インタビューで「高解像積層型CMOS搭載」と述べている
- 被写体認識AF
- 8K動画の長時間撮影
- 海外認証機関に新型バッテリー「EN-EL18d」が登録されている
- 3Wayチルトモニタ
- 未発表バッテリー充電器「MH-33」が海外認証機関に登録
- 未発表カメラ「N2014」
・GNSS対応
・EN-EL18dバッテリー使用
・MH-33充電器仕様
最近の噂
- 4500万画素積層型CMOSと確認
- イメージサイズ:8256×5504
- 低解像で最大120fpsに対応
(一部の情報では160fps) - GPS内蔵(おそらくGNSS)
- D6と同じバッテリーで、USB-Cでの充電が可能な新型も登場する
- レンズ交換時にセンサー保護シャッターが動作する
- 人物・動物の瞳検出に加えて車検出を搭載している
- 3Dトラッキングが改善
- ポートレートでも使えるような改良型チルトモニタ
- デュアルCFexpress用の新スタイルのロックフラップ
- 顔を近づけて撮影する際の3つ目のAFジョイスティック
- 撮影スタイルに合わせて調整できる多くの新メニュー
- シャッター音を無音から大音量まで調整可能
- 正式発表は2か月以内だが、部品不足により納期がとても長くなる可能性あり。
- 同時に1~2本のレンズが登場する
噂
- タワージャズ製の完全自社開発のCMOSセンサーとなる
- 2021年8月に複数のフォトグラファーがテストし始める
- 2021年秋ごろZ 9が登場する
- 2021年11-12月に登場する
- Z 8はまだ正式に計画されていない
- Z 9のプロトタイプは来年の東京オリンピックで使用されるかもしれない
- Z 400mm F2.8もまた、来年のオリンピックに向けて登場すると言われている
- Z 9はD6のボディに、R5のイメージング、α9 IIのAF、ブラックアウトフリーのEVFと言われている
- 4600万画素センサー(以前の噂では6100万画素と言われていた)
- 高解像積層型CMOSセンサー
- 20コマ秒連写
- 8K 30p・4K 120p
- 新しいEXPEEDプロセッサ(8K用の設計)
- AFが向上(被写体認識AF)
- デュアルXQD・CFexpress Bスロット
- ISO64-25600 Hi1・Hi2
- 高解像・ブラックアウトフリーEVF
- 新しいユーザーインターフェース
ーD6のような背面サブモニタなし - 新型バッテリー:EN-EL18x
- ギガビットLAN・USB-C・Wi-Fi・GPS(GNSS)
- 6000-7000ドル
参考:開発発表時のプレスリリース
ニコン:フラッグシップモデルのフルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z 9」を開発
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、「ニコン Z マウント」を採用した初のフラッグシップモデルとなる、フルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ「ニコン Z 9」の開発を進めています。発売は、2021年内を目指しています。
ニコンの最先端技術を「Z 9」に結集させ、静止画・動画ともに過去最高の性能を発揮することを目指しています。幅広いジャンルで活躍するプロフェッショナルの極めて高いニーズに応えるべく、鋭意開発を行っています。
新開発のニコンFXフォーマット積層型CMOSセンサーと画像処理エンジンを搭載。また、次世代の映像表現を見据え、8K動画撮影をはじめとした、さまざまなニーズやワークフローに応える多彩な動画機能を有します。
「Z 9」は、道具としての使い心地を極め、これまでの一眼レフカメラ、ミラーレスカメラを超える新しい映像体験を提供します。
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