Photons to Photosがキヤノン「EOS R6 Mark II」のダイナミックレンジテストの結果を公開。裏面照射型の他社2400万画素と同等の性能を発揮しますが、電子シャッター時はNRの適用がなく数値が低下している模様。
- 電子シャッターのパフォーマンスはカメラによって異なる。
- 低ISOにおけるノイズリダクション(図の▼マーク)は特定のカメラメーカーで一般的となっている。しかし、それを本当に客観的に測定する方法がない。
- 個人的にはノイズリダクションを無効にしたいと考えている。
- 不思議なことに、電子シャッター時は適用されていない。
最大PDR 低照度ISO 低照度EV EOS R6 II 11.52 5575 10.80 EOS R6 11.16 5071 10.66 EOS R3 11.91 6617 11.05 EOS R5 11.85 5435 10.76 Z 6II 11.28 5298 10.73 α7 IV 11.71 5365 10.75
とのこと。
表面照射型の2400万画素センサーながら、裏面照射型の競合他社と比べて遜色のないダイナミックレンジを実現しているようです。ただし、低ISO時は他のEOS Rと同じくノイズリダクションの適用がある模様。ただし、EOS R3やR5と異なり、電子シャッター時のノイズリダクションがオフとなっているのは興味深い傾向ですね。2400万画素の40fps連写を実現するうえでNRが高速処理の負担となるのでしょうか?と言ってもISO 800以降でメカニカルシャッターと劇的な差はありません。連続撮影が必要なシーンで気にする問題では無いはず。風景撮影などでシャッターショックを回避するために電子シャッターを使う場合は注意したほうが良さそう。
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