MFTの超望遠レンズがダブルで登場!どっちを買うか?
43Rumorsが盛り上がっている。
マイクロフォーサーズ用の望遠レンズがオリンパスからもパナソニックからも発売されるとあっては盛り上がらないはずがない。どちらも35mm換算で600mm以上をカバーする超望遠レンズ。どちらも従来のレンズのコンセプトを踏襲しているような設計のレンズなので、どのようなレンズが欲しいか決まっているのであれば悩む必要は無いだろう。
今回はその2つのレンズを現在のリーク情報を元に比較してみよう。
履歴
- 2016年1月22日更新:それぞれ公式発表があったので個別にページを分けた。
- 『M.ZUIKO DEGITAL 300mmF4 IS PRO』『Leica Vario-Elmar 100-400mmF4-6.3Asph. Power OIS』
- 2016年1月6日更新:Leica100-400mmが海外Amazonで予約開始
- 2015年1月5日更新:デジカメinfoにて確度の高い300mmF4の情報が届いたみたいだ。下記の表に反映しておこう。
レンズ比較
リーク情報を元にしているので、確定情報が確認でき次第情報を更新予定。
2016年1月5日更新分は赤字で追加
レンズ名 | Olympus M.ZUIKO DEGITAL 300mmF4 IS PRO |
Panasonic Leica Vario-Elmar 100-400mmF4-6.3 Asph. Power OIS |
構成 | 10群17枚 | 13群20枚 |
焦点距離 | 300mm(35mm判換算600mm) | 100-400mm (35mm判換算200-800mm) |
最短撮影距離 | 140cm | 130cm |
最大撮影倍率 | 0.24倍 | |
手ぶれ補正 | 最大6段分 (5軸シンクロ手ぶれ補正) レンズ単体 最大4段分 ボディ+レンズ 最大6段分 |
Power O.I.S |
防塵防滴 | 対応 | 対応 |
フィルター | 77mm | 72mm |
サイズ | 227*92.5 | 172*83 |
備考 | MFクラッチ機構採用 新コーティング採用 フォーカスリミット採用 L-Fnボタン搭載 |
|
重量 | 1270g | 985g |
価格 | 2600ユーロ(34万円) | 1,799$(21万4千円) |
『PRO』の名を冠した5番目のプロフェッショナルレンズ
『M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO』『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO』『M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO』『M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO』に次ぐ5番目のPROシリーズレンズになる。
特に望遠側は大口径ズームのみだったので、6段分と超強力な手ぶれ補正と解像力重視の単焦点レンズの登場は大きい。
世界最高の5段分手ぶれ補正を搭載した『OM-D E-M5 MarkII』を筆頭に、ボディ側での手ぶれ補正に定評のあるオリンパスボディに加えて、レンズ内に手ぶれ補正効果があるこの望遠レンズの6段分補正効果は1/10秒の手持ち撮影でも耐用が可能となる。(ボディ+レンズで6段分なのか、ボディ+レンズ=6段分+αなのかは分からない)
2016年1月5日更新:レンズのみだと最大4段分。ボディ+レンズで最大6段分(E-M1、E-M5 MarkIIのみ)
特に流し撮りなどを表現したい場合に使うスローシャッターが使い易くなるのは大きい。プロペラ飛行機のプロペラが回転している描写や、羽ばたく昆虫や野鳥などを撮る際など。
重量は相応に重たく、マイクロフォーサーズレンズの中でも超重量級。マウントがもげないか心配になるところ。但しフルサイズ用600mmと比べると随分と軽い。また、日本円にして36万円と価格も重量級。マイクロフォーサーズのシステムにどこまで資金をつぎ込むかは考え方次第だろう。
超望遠レンズとしては超軽量な望遠ズーム
軽量で使いやすいレンズが多いパナライカと同じコンセプトなレンズ。シグマの『APO 300-800mm F5.6 EX DG HSM』が似たような焦点距離のフルサイズ用レンズだが、なんと5kgのウルトラヘビー級レンズ。それと比べると985gは非常に軽い。
換算600mm単焦点のオリンパスに比べると、200-800mmをカバーするこのレンズは非常に使いやすい。子供の運動会から野鳥やスポーツまでオールマイティに対応出来る。
価格にもよるが広角?標準はフルサイズやAPS-Cに任せて、望遠側はこのレンズに任せると言う名目の下でパナソニック機を揃えちゃうのも有りかもしれない。それほどまでに利便性の高さが伺えるレンズだ。恐らく『DMC-GX8』から実装された『Dual.I.S』にも対応していると思われる。ともすると強力な手ぶれ補正と空間認識AFによる高速なAFも期待できる。
センサーサイズの小さい1型センサーの一体型デジタルカメラでも『PowerShot G3 X』で換算600mmまでしかカバーしていないので、800mmまでの望遠をカバーしているミラーレス一眼の可能性は大きい。(あとから調べたのだけど、Nikkor 1の『1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6』と言う選択肢があった!*換算189-810mm)
ストイックな高画質を求めるならオリンパス、一般的にはパナソニックレンズか?
300mmF4は価格面がネックではあるものの、画質と強力な手ぶれ補正効果に30万円以上の価値を見い出せば間違いなくコチラ。但し、換算600mm単焦点というストイックなレンズなので使い勝手や使う頻度はズームレンズには劣ると思われる。特に『テレコン+40-150mm(56-210mmで換算112-420mm)』と言う選択肢があるので尚更難しい所だ。ちなみに参考価格を下記に転載。
マップカメラ
価格:153,000円 |
Amazon
OLYMPUS 望遠ズームレンズ ED 40-150mm F2.8 1.4X テレコンバーターキット 防塵 防滴 マイクロフォーサーズ用 M.ZUIKO ED40-150mm F2.8PROTC 新品価格 |
比べて、パナソニックのレンズはF値も控えめなので10万円台で出るのじゃないかなあと感じる。もし10万円台であれば十分に『LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 / MEGA O.I.S.』からのステップアップを検討出来る。
特にDual.I.Sに対応したレンズであれば尚更価値が高くなる。(LUMIX G VARIO 100-300mm は現在Dual.I.Sには対応していない)
前述したが、光学倍率も4倍と画角も変化させ易く使いやすい望遠ズームなので一般にはコチラがオススメできる。
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