SIGMA レンズ

SIGMAの超広角と悪魔ズーム -九頭竜川鳴鹿大堰-

さて、曇天模様かと思いきや陽の目が雲の隙間から覗いたので、SIGMAのレンズを2つもってイソイソと出かけてみた。今回は前回の反省を踏まえてSIGMAの10-20mmF4-5.6 EX DC18-35mmF1.8 DC HSMのみを持って行くことにした。九頭竜川鳴鹿大堀と福井県総合グリーンセンターの写真を交えながら話を進めていきたい。

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この地域は昔から農業用水を引く要地で歴史は古い。昭和30年に前身が建設されたが、老朽化に伴い治水の強化を目的として改良された。

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メインのゲートと土砂用ゲートの6門を大規模堰では日本で初めて油圧シリンダ直吊り式で導入したらしい。写真を撮りそこねたが、側に魚道が流れているので運が良ければ川登をする魚を撮ることが出来るかもしれない。

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外観は多目的ダムのそれであり、このカテゴリが好きであれば楽しめると思う。福井北インターチェンジからも近いので、立ち寄ってみるのも一興だ。周辺には遮蔽物も無く、天気が良ければ綺麗な山々も望むことが出来る。眼下には九頭竜川も広がっている。

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鴨もいたが、恐らく焦点距離は300mmでも足りないだろう。本格的に500mmほど必要だと思う。それぐらい九頭竜川は幅の広い1級河川だ。

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さて、レンズの話になる。ここの所天気が悪く18-35mm悪魔ズームで事足りる焦点距離のスポットが多かった。しかし、改めて風景写真を撮ってみて、超広角の焦点距離が面白い事を再確認した。写真スポットを伝える際にもこの広角を活かして雰囲気を伝えやすい。広角は空間を写しだして、望遠は面を写しだすのだろう。標準はそのいずれも表現することが出来るが、私の好みはどちらかと言えば広角側と言うことだろう。

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今回は付近のグリーンセンターにも足を運んだ。ここでは広角を試すことが出来る広い敷地と望遠側(詰まるところ面で写す被写体)を試す事が出来る被写体のどちらも多い。写真の練習にはうってつけだと思う。晴れていれば超オススメだ。

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敷地の中心にはウッドリームという建築物がある。中に入るとイベント会場らしい広いフロアやトイレなどがある。寒い冬の期間も営業しており暖房が利いているため居心地が良い。写真をご覧になってわかると思うが、絶賛昼寝中のサラリーマンやご年配の方も多い(笑)。写真撮影の休憩にここは非常に有難い。気をつける事としては、建物内にも敷地内にもレストランなどの食事の販売は無い。長居するのであればコンビニなどで持っていくべきだろう、飲み物は自販機が置いてある(これも駐車場のみと少ない)

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屋上には展望台もある。見渡しもよく、暖房も利いているのでここも良い昼寝スポットだ。席数は無いので混雑している時は遠慮しよう。春や秋は良くカップルがイチャイチャしている。

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今回、18-35mmF1.8悪魔ズームは35mmのテレ端を使ってなんちゃてマクロ撮影を楽しんでみた。マクロレンズでは無いが、28センチまで寄ることが出来るのでまあまあ寄ることが出来る。

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単焦点並の解像度によるトリミング耐性での切り抜きは出来るのか?と言う事で切り抜いてみた。どうだろう?まあまあいけるんじゃなかろうか。マクロレンズ買おうと思ってたけど要らないかも…。本格的にマクロしたいと思わない限り、これのトリミングで十分だ。これも悪魔ズームの能力に加えて、レンズの能力を鋭敏に感じ取るK-3の高画素化が良い作用を及ぼしたのかもしれない。

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これが100%

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トリミング。焦点距離が35mmと言うこともあってか、ボケ方がイマイチかもしれない。これ以上望むのであれば焦点距離が100mm近くのF2.8マクロレンズを導入といった所だろうか。

ちなみに広角レンズの10-20mmEXレンズでもトリミングを試してみた。

100%

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トリミング。う????ん、さすがに描写が甘い、と言うか流れている気がする。左上に寄ってトリミングをしているのでもう少し中心から抜けばまだいけるかも。

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普段使うレンズが10-20mmの広角と18-35mmでほぼ事足りてしまいそうだ。望遠レンズどうするかな…。正直、悪魔ズームの描写を見慣れてしまうとTAMRONのA17はちょっと物足りなくなってくる。買うとしたら100mm近くの単焦点を買って取り敢えずシステムは落ち着くか…。

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