【評価･作例】 世界最小の標準大口径『LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.』

2016.4.12更新：リンク・記事改訂

ルミックス系レンズとしては初となるUEDレンズ（特殊超低分散レンズ）を採用。さらにUHRレンズ（超高屈折率レンズ）や非球面レンズを4枚使用していたりとかなり贅沢な仕様。ナノサーフェスコーティングを採用しているので、逆光耐性も良好だ。

全長は約78.3cmであり、標準大口径ズームレンズとしては世界最小・最軽量。同じく世界最小の『DMC-GM1S』と組み合わせれば、まさしく世界最小のシステムを組み上げる事ができる。さらにこのレンズ筐体の中に手振れ補正まで搭載しているのだから優れもの。ボディ内手振れ補正を有さないコンパクトなGM1Sとの相性はバッチリだ。加えて、レンズのファームアップデートで『DMC-GX8』と組み合わせると6軸手振れ補正「Dual IS｣使用可能なレンズだ。コンパクトさだけが売りではなく、実用上でも性能を発揮する。

同じくマイクロフォーサーズ規格のオリンパスレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」とは毛並みの違うレンズになっているので、ニーズに合わせて選べば良いだろう。とことん撮影に拘りたいのであればPROレンズを、但し重い。手軽に高画質を持ち歩きたいのであればこちらを選べば良い。

ワイド端において、周辺部・四隅における描写が若干甘いものの中央は非常にシャープ。歪曲が大きいので補正無しで楽しむのも良し、気になるのであれば補正をかける必要があるだろう。歪曲を補正するのが気になる方はまず作例をチェックしてみよう。