このページでは一眼カメラ用交換レンズ「LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.」の情報を収集しています。
最新情報
- LUMIX S PRO 70-200mm F4はソニー初期リニアモーター同様の故障原因がある? 2022年3月30日
- LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.に関連すると思われるシグマの特許出願 2020年6月4日
- パナソニックLUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S. 高価なF4ズームだがそれだけの価値がある【海外の評価】 2020年4月3日
- LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.は高価だが満足できる画質のレンズ【海外の評価】 2019年5月18日
- パナソニック LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S. 交換レンズデータベース 2019年1月31日
レンズデータ
レビュー
- DC.World
(抄訳記事) - Lensrentals
(抄訳記事) - The Phobrographer
- 価格.com
レビュー/口コミ
参考サイト
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
品番 | S-R70200 |
---|---|
レンズ構成 | 17群23枚(非球面レンズ1枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ3枚、UHRレンズ1枚) |
マウント | ライカカメラ社L-Mount規格準拠 |
画角 | W(f=70mm):34°?T(f=200mm):12° |
光学式手ブレ補正 | ○(O.I.S.) |
Dual I.S. 対応 | ○(Dual I.S.2) |
焦点距離 | f=70-200mm |
最小絞り値 | F22 |
開放絞り | F4.0 |
絞り形式 | 9枚羽根 円形虹彩絞り |
撮影可能範囲 | 0.92m?∞(撮像面から) |
最大撮影倍率 | 0.25倍 |
フィルター径 | Φ77mm |
防塵防滴 | ○ |
最大径×長さ | Φ84.4mm×約179mm※ |
質量 | 約985g (レンズフード、三脚座、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず) |
動作環境(使用可能温度 / 湿度) | -10?40 ℃ / 10?80 % |
付属品 | レンズフード、三脚座、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズポーチ |
MTFチャート
レンズ構成図
関連レンズ
海外の評価
Digital Camea World
Panasonic Lumix S Pro 70-200mm f/4 O.I.S. review
- 1枚の非球面レンズ、3枚のEDレンズ、そしてUHRレンズを使った高度な光学設計のF4ズームレンズだ。
- リニアモーターとステッピングモーターを使ったデュアルオートフォーカス仕様である。高速かつ静かなオートフォーカスなので、野生動物やアクションスポーツに最適だ。
- レンズとボディの手ぶれ補正が協調する効果的な仕組みだ。6段分の補正効果で手振れを抑えたシャープな撮影結果を期待できる。
- キヤノンやニコン70-200mm F4と異なり、三脚座は初期装備だ。さらにアルカスイス互換と便利な仕様である。
- 絞りリングは無いが、フォーカスリングはスライドでAF/MFを素早く切替可能だ。電子制御式のフォーカスリングとしては珍しく距離指標を備えている。
- レンズ外装はとても頑丈だ。全体的にハイクオリティな質感であるうえ、防塵防滴・耐凍結仕様となっている。
- ズームレンジ全域でF4から優れたシャープネスとコントラストだ。フレーム端や四隅で少し低下するものの、望遠ズームとしては優れている。
- 色収差は無視できる量だ。200mm F4でのみ目に付く。
- 歪曲収差は実質的にゼロだ。
- 逆光耐性は良好である。
- ボケは少し絞っても良好だ。
- 歪曲収差はボディ側で自動的に補正される。どの焦点距離でも基本的に歪曲とは無縁だ。
70-200mm F4としては非常に高価だが、高いだけのことはある。オートフォーカスと手ぶれ補正は優れており、画質はあらゆる面で優れている。「LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.」のF2.8が本当に必要で無い場合、比較して安く軽量なこのレンズが素晴らしい買い物となるだろう。
長所:とても頑丈な防塵防滴構造・実質無音で非常に高速なAF・アルカスイス互換の取り外し可能な三脚座
短所:スライド式フォーカスリング・70-200mm F4としては非常に高価
Digital Camea World:Panasonic Lumix S Pro 70-200mm f/4 O.I.S. review
PhotogaphyBlog
やや高価だが結果には満足できる
- LUMIX S PRO 70-200mm F4 OISは決して軽くも細くも無いレンズだが、LUMIX S1やS1Rと相性が良くバランスはそれほど悪く無い。
- インナーズーム機構のためレンズサイズは変化しない。
- オートフォーカスは高速で静かな動作だ。とても静かなな駆動音なので、静かな環境や動画撮影に最適だ。
- マニュアルフォーカスリングは両端にハードストップが付いている。最短撮影距離や無限遠まで素早く操作が可能である。
- スイッチは光学手ぶれ補正のオン/オフのみだ。
- レンズには三脚座が同梱している。使用しない場合は完全に取り除くことが可能だ。
- レンズフードは逆さ付け可能である。
- このレンズにおいて色収差は問題ないと思われる。実写で色づきを目にするのはとても難しい。
- 周辺減光はF4の絞り開放で僅かな減光が目に付く。実写ではまず目立たないはずだ。
- 歪曲収差は皆無だ。
- 我々の見解としては、とても美しく滑らかなボケ描写だ。
- シャープネス:
・70mm:中央はF4-F8でExcellent、F11で回折の影響が出始めF16で最もソフトとなるが、それは等倍で確認した時のみだ。隅はF8-F16で最もシャープとなる。
・100mm:中央はF4-F8でExcellent、F11で回折の影響が出始めF16で最もソフトとなるが、それは等倍で確認した時のみだ。隅はF8-F11で最もシャープとなる。
・135mm:中央はF4-F8の間でvery sharp、F11で回折の影響を僅かに受け、F16とF22でさらに低下するが全ての絞り値でvery goodだ。隅はF11-F16の間でベストとなる。
・200mm:中央はF4でExcellent、F5.6-F8ではさらにシャープとなる。F11でvery good、F16とF22でソフトとなるが絞り値全域で見事なシャープネスだ。隅はF8-F16で最もシャープとなる。
LUMIX S PRO 70-200mm F4 OISの描写は素晴らしい。シャープネスは高解像のLUMIX S1Rに耐えうるパフォーマンスだ。小型では無いが、LUMIX S1・S1Rとのバランスは保たれている。
新しいレンズとして驚くべきことでは無いが、他のブランドと比べて高価な価格設定となっている。とは言え、Sシリーズへ乗り換える際は考慮しておくべきだろう。
全体的に見ると、汎用性のある優れたレンズで描写には満足する可能性が高い。様々なフォトグラファーにおススメの一本だ。
更新履歴
- 2020-06-04:シグマからこのレンズと思われる特許出願が公開されています。
- 2019-05-18:PhotographyBlogがレビューを公開しました。
- 2019-05-04:PhotographyBlogがサンプルギャラリーを公開しました。
- 2019-04-24:DPReviewがサンプルギャラリーを公開しました。
- 2019-01-31:仕様を一部追加しました。
- 2019-01-31:そろそろ登場しそうなのでページを作成しました。現状はネット上に出回り始めている情報を元としているので正式発表され次第更新予定。