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LUMIX S PRO 70-200mm F4はソニー初期リニアモーター同様の故障原因がある?

Lensrentalsがパナソニック「LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.」の分解レビューを公開。ソニー第一世代のリニアモーターと同じ故障原因を抱えていると指摘しています。

Lensrentals:Disassembling the Lumix S Pro R70-200mm f/4 OIS

Lマウントカメラ用に発売されたほとんどのレンズに感銘を受けているが、あまり分解したことがない。しかし幸運なことに、我々はいくつかの「LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.」についてAF関連の修理を必要としている。

メーカー対応は時間がかかり、予測不可能なプロセスである。6週間の交換プロセスで品切れになるよりも、1日か2日で社内で修理できる方がずっと好きだ。それに、リニアAFは少し壊れやすいが、簡単に修理できることもわかっている。そこで、何が壊れているのか、内部を覗いてみることにした。

前書き

  • 985g、179mmのインナーズームレンズだ。
  • AFはメインのリニアフォーカスモーターとセカンダリーのステッピングモーターで駆動する。
  • 5段分の光学手ぶれ補正を搭載している。
  • 価格は約1,650ドルと手頃で、旧型のソニーFE 70-200 F4より少し高く、キヤノンRF 70-200 F4より少し安い。
  • オンラインレビューはほぼ全面的に好意的であり、私はそれを信頼している。
  • いくつかのオンラインレビューアーは、その優れたビルド品質についてコメントしているが、私はそれを信用していない。なぜなら、ビルドクオリティは内側にあり、レビュアーは外側を見ているからだ。出しゃばらない方が良い。

(訳注:分解時の解説は割愛します)

  • 耐候性レンズのため、マウント裏側にはゴム製のパッキンが付いている。
  • 購入の判断に影響するとは思えないが、回路基板は徹底的にアースされている。
  • パナソニックのレンズは全般的に化粧リングが外しにくい。そのため、アルコールと熱、そしてスパッジャーの使用が必要だ。
  • ガラスに傷をつけずに金属製スパッジャーを使う方には経験が必要だ。どうやって経験を積むか?ガラスに傷をつけるのだ。
  • 防塵防滴仕様は良い仕事をしている。
  • フレックスケーブルが回路にハンダ付けされているのは珍しい。ここ10年ではあまり見ていない。
  • OISユニットは太いナイロン製の偏心ペグを金属製ブラケットで固定するという、これまた見たことのない方式で固定されている。光学的な調整と衝撃吸収を両立させるという点では、良い設計だと思う。
  • 他の70-200mmレンズと同様、このレンズも中央で金属製の接続リングによって2つのパーツが結合されているのがわかる。 
  • フォーカシンググループは中央にあり、側面にはきれいな紫色の電磁コイルが走っている。左右にあるのは永久磁石で、銀色のプレートが実際の磁石、黒っぽい金属片がハウジングだ。この磁石はかなり強力で、ハウジングのピースを引っ張れば分離できるが、磁力が強いので両手で強く引っ張る必要がある。
  • AFユニットの問題はすぐに明らかとなった。電磁コイルはプラスチックに接着されていただけで、接着剤が緩み、片側だけがくっついたままになっている。これでは、モーターに対して集光板が傾いてしまい、うまく動作しない。
  • フォーカシングモーターの高速で繰り返される振動で、接着剤が劣化してしまうことがあるのが現実だ。2015年にソニーとツァイスの第一世代のリニアモーターレンズでこのような問題が見つかった。
  • そして数年後、新しい世代はすべて、電磁石を固定するのに役立つケージやタブ、その他のものを入れており、接着剤だけに頼っていないことが判明した。
  • モーターメーカーが、この四角いマウントは接着面積が大きいので、接着剤だけで固定できると考えたのだろう。どうやら、思うようにはいかなかったようだ。

さて、今日は何を学んだか?
パナソニックが我々のブログを読んでいないことは明らかだ。少なくとも、我々が最初にこの問題を説明した2015年と2016年の記事を彼らは読んでいない。それに驚きはしないが、他のメーカーが接着剤のみから変更していることは把握しているはずだ。

我々にとって、これは最高の結果だ。何年もリニアモーターのこのような修理を行っている。レンズをメーカーに送って何週間も待つより、新品レンズの値段の何分の一かを払って交換するよりも、我々にとってはずっといいことだ。

このレンズをお持ちの方にはっきりと申し上げておくが、我々のレンズは酷使されており、この問題が発生するのはほんの一部、10%以下だ。つまり、あなたのレンズにこのようなことが起こる可能性はない。しかし、もしあなたのレンズにオートフォーカスの問題が発生した場合、自宅での修理を試みないことを強くお勧めする。簡単に分解できるレンズではない。

とのこと。
故障する頻度は決して高くはないものの、リニアモーター駆動が故障する原因として、ソニーの旧レンズと同様の問題があると指摘しています。もしもAFが不調ならば、疑ってみる一つのポイントと言えそうです。パナソニックはLUMIX Sシリーズでリニアモーターを積極的に利用しており、同世代のSレンズに同じような現象が発生する可能性があるのか気になるところ。このレンズはLUMIX Sシリーズの中では比較的古いので、既に改良されている可能性があるかもしれません。

LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.のレビュー・作例を集めるページはコチラ

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