2024年12月12日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「15-50mm F4-6.3」「17-60mm F2.8-5.6」のように超広角から標準域をまでをカバーするフルサイズ用のズームレンズと思われる実施例を複数掲載しています。
概要
- 【公開番号】P2024173039
- 【公開日】2024-12-12
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2023-06-01
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 高い光学性能を有し、高変倍比且つ小型なズームレンズを提供すること。
- 【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置に用いる撮像光学系として、高い光学性能を有し、高変倍比且つ小型なズームレンズが求められている。実施例1
- 焦点距離:15.20-49.50
- F値:4.12-6.45
- 半画角:52.76-23.61
- 像高:20.00-21.64
- 全長:124.63-125.93
- バックフォーカス:15.00
実施例2
- 焦点距離:17.20-64.50
- F値:4.00-5.60
- 半画角:49.30-18.54
- 像高:20.00-21.64
- 全長:132.16-165.51
- バックフォーカス:15.00-21.72
実施例3
- 焦点距離:17.22-64.50
- F値:2.82-5.60
- 半画角:49.27-18.54
- 像高:20.00-21.64
- 全長:138.48-159.38
- バックフォーカス:14.69-24.38
広角17mmから標準50mm付近までをカバーする便利なズームレンズを想定しているようです。タムロン「17-50mm F/4 Di III VXD」のようなレンズを検討しているのでしょうか?光学系の全長が長いため、小型軽量なレンズでは無さそう。沈胴構造を採用すると収納性は良くなりそうですが…。
像高は広角側でフルサイズセンサーをカバーしていないため、従来通り歪曲収差の補正時に引き延ばす設計と思われます。
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