紹介
数あるAマウントレンズの中でも、絞り開放からキレのあるシャープさで定評のあるツアイスブランドの中望遠単焦点レンズ。
2006年発売と設計の古いレンズではあるものの、当時から絞り開放からのシャープさで定評がある。さらに美しく滑らかなボケ味と合わせて使った者を虜にする魔性のレンズ。現代の4000万画素を超える超高画素機では絞り開放でやや甘く感じ、色収差が僅かに目立つと感じるかもしれない。しかし、美しいボケ味と柔らかい諧調性はまだまだ健在で、むしろ高画素になってより引き立つ結果となっている。
オートフォーカスはボディ側モーターに依存する駆動方式ではあるが、オートクラッチ構造を採用しているのでシームレスなマニュアル操作が可能となっている。フォーカス速度は遅くはないが早くも無い。アナログな駆動方式であるため、絞り開放時の繊細なピント合わせではオートフォーカス精度にやや不満を感じる。
また、インナーフォーカス形式ではなく前群繰り出し方式のフォーカシングであるため、レンズがフォーカス操作で前後する点には注意。
ちなみにミノルタ時代における往年の銘玉「AF85mmF1.4G(D)Limited」はレンズ構成の異なる別物。85ZAはこの銘玉の上を行くレンズとして海外では評価されている、とは言え僅差だったりするので、ミノルタDリミテッドをお持ちであれば買い替える程ではないかもしれない。
参考 記事・サイト
評判・関連
購入早見表
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Planar T* 85mm F1.4 ZA | 新品・中古情報 |
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レンズデータ
レンズ仕様
名称 | Planar T* 85mm F1.4 ZA | |
---|---|---|
対応撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ | |
焦点距離イメージ(mm) *1 | 127.5mm | |
レンズ構成 (群-枚) | 7群8枚 | |
画角 (APS-C) *1 | 19゚ | |
画角 (35mm判) | 29゚ | |
最小絞り (F値) | 22 | |
絞り羽根 (枚) | 9枚(円形絞り) | |
最短撮影距離 (m) | 0.85m | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.13倍 | |
フィルター径 (mm) | 72mm | |
ADI調光対応 | ○ | |
テレコンバーター (1.4x) | × | |
テレコンバーター (2.0x) | × | |
フードタイプ | バヨネット式 | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 81mm×75mm | |
質量 約 (g) | 640g |
競合レンズ
Sonnar T* 135mm F1.8 ZA
85mmZA同様にとても評価の高いレンズの一つ。
どちらかを購入するとしたら画角で選べば良いだろう。比較してレンズ重量が1?近く重たいので、ハンドリングを意識すると85mmZAの方が使いやすい。
85mmZAと同様の撮影距離まで寄ることが出来るので、結果的に最大撮影倍率が倍近くあるので小さい被写体には強い。135mmという焦点距離と接写性能から思いっきり背景をボカすにはこちらの方が上手。
85mm F1.4 EX DG HSM
1世代前の「EXシリーズ」におけるシグマのポートレートレンズ。当時から銘玉と呼ばれており純正の大口径レンズに比肩する、もしくはそれ以上と言われていたもの。
超音波モーターにフルタイムマニュアル対応なのでピント面の微調整も容易、オートフォーカスも比較的速い方なのでストレス無く撮影可能。現行のArtシリーズと名乗っても遜色無い写りを提供してくれナイスなレンズ。
ただし、最新レンズと比べるとパープルフリンジが発生しやすく、晴天下でポートレート撮影をする場合には明るい服のエッジに気を付けておきたい。絞り開放ではやや目立つ傾向にあるものの、少し絞れば大きく緩和する。
85mm ZAと比べると価格面で大きな優位性を発揮するのでコスパを意識するならこのレンズはとてもおススメできる。
SP 85mm F/1.8 Di USD (Model F016)
キヤノンEFやニコンFマウントでは手ぶれ補正搭載という珍しいポートレートレンズだが、センサーシフト式の手ぶれ補正をボディ内に持つαシリーズにとってはあまりありがたみの無い話。
競合レンズの中では比較的新しいレンズで防汚コートや簡易防滴と言った耐候性を兼ね備えている点は特筆すべき項目。
光学性能も妥協の無い解像力を発揮するが、海外のレビューサイトではフォーカスシフトが大きいという問題を提起している。ポートレートのように瞳に対するシビアなピント合わせが要求されるシーンでは気難しさを露呈するかもしれない。購入前に自分の用途に合う程度の問題かどうかは確認しておいた方がよさそうだ。
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