このページではキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R」とニコンのフルサイズミラーレス「Nikon Z 7」の低照度AFレビューを掲載しています。
低照度AF
環境
- サニー16で適正露出に近い光環境をミニスタジオで実現。
- EOS R+RF24-105mm F4L IS USM
- Nikon Z 7+NIKKOR Z 24-70mm F4 S
- 焦点距離は70mmで固定
- どちらも1点AFを利用
- 通常→ND1000装着→ND1000装着+低照度の順で実施
EOS R
キヤノン最新のフォーカス駆動装置「ナノUSM」を搭載しているだけあって良光条件での動作はとても高速。Z 7+24-70Sのステッピングモーターも十分高速ですがナノUSMが僅かに上手。
ND1000を装着しても明るくコントラストが高い箇所なら素早く安定した動作。比較的暗くコントラストが低い箇所では動作が遅くなるものの、まずまずの速度で合焦する。
EOS Rの低照度性能ギリギリ、もしくは限界を上回る暗所ではパフォーマンスが著しく低下。合焦まで時間がかかるか、測距不可の場合がある。
Nikon Z 7
ナノUSM程では無いが、通常撮影時は安定して素早いフォーカス。EOS Rがそうだったように、ブリージングが極めて小さく抑えられているためフレーム隅を使ったAFでも全く危うさを感じない。(ブリージングが大きいとピントが迷う場合がある)
ND1000を装着してもまずまず問題無く動作。Z 7はF5.6までは実絞りライブビューとなるため、F値を上げていると実際はEOS Rと比べセンサーへ届く光量は1EV暗い。暗部ではローライトAFが作動、フォーカス速度は低下するものの実用的な領域。
低照度環境下ではフォーカス速度は非常に低下するものの最終的に合焦することが多い。動体に使えるレベルでは無いものの、高濃度NDや夜間に三脚で使用するのであれば動作するだけありがたいと感じるかも。
まとめ
一般的な使い方ならEOS Rのほうが高速で快適。Z 7と違いライブビューは常に絞り開放状態であり、より明るいレンズを使えば暗所でのAF性能はより快適となる。(Z 7も明るいレンズでF値を抑えれば同様だが…)ただ、EOS Rの限界を超える超低照度ではマニュアルフォーカスを使った方が無難かも。幸いにも純正RFレンズはファインダーにピント距離表示が可能。
一方でF5.6までは実絞り測距となるZ 7は明るいレンズを装着しても暗所でのオートフォーカスは制限される場合がある。しかし、動作は遅いながらもローライトAFを使うこと超低照度でもAFを使えるのは便利。
今回使用した機材
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