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FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS+α7 III 遠景解像テスト

このページではフルサイズソニーEマウント対応交換レンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」の遠景解像テストとレビューを掲載しています。

FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS

先に結論を述べてしまうと、解像力チャートテストの結果と似たような解像性能を発揮しました。望遠側で目立った画質低下が無い優れた超望遠ズームレンズと言えるでしょう。

2400万画素のα7 IIIで四隅まで問題無い解像性能を発揮するので同じ解像性能のα9でも問題は無いはず。

4200万画素・6100万画素の高画素モデル「R」シリーズを使うと望遠側の四隅で若干の解像性能低下を感じるかもしれません。中央トリミング耐性は十分見込めるはず。

テスト環境

  • α7 III(2400万画素)
  • 三脚 Leofoto LS-283CMで固定
  • 中央と四隅に同じ被写体を配置して個別に撮影
  • セルフタイマー 10秒
  • 無反動の電子シャッター利用
  • ISO 400固定
  • RAWファイルをAdobe Lightroom CCCで現像
  • 200mmから600mmまで同じ場所から同じ被写体・距離で撮影
  • クロップサイズは200mmから600mmまで同じ

200mm

絞り開放から四隅まで良好な解像性能を発揮。四隅にかけて特に目立った描写性能の低下は見られず快適に利用できると思います。

F8~F11まで絞るとマイクロコントラストが極僅かに改善するものの、等倍までじっくりチェックしないと分からないレベル。

解像のピークはおよそF5.6~F16と広い範囲。これは解像力チャートでテストした結果と似ています。(200mmはテスト出来なかったので300mmのテスト結果ですが…)

300mm

200mmと同じく、開放からほぼピークとなるパフォーマンスを発揮。

絞ってもあまり改善しませんが、それだけ開放の解像性能が高いと言うことでしょう。F16まで高い解像性能を維持し、F22で回折の影響が強くなります。

400mm

200mmや300mmと比べて、中央と四隅の解像差が多少開くかな?という気はするものの、ざっくり言えば開放から四隅まで安定した描写性能です。

やはり絞ってもあまり改善しません。

600mm

400mmからさらに中央と四隅の差が広く印象。ここまで来ると等倍で目に見える解像差が分かるものの、それでも良好なパフォーマンスだと言えるでしょう。

中央は2400万画素のα7 IIIで余裕、4200万画素や6100万画素のRシリーズにも耐えうるパフォーマンスかもしれません。四隅は高画素機だと少し厳しいかも、風景で四隅までシャープに写すなら1?2段は絞りたいところ。とは言え、600mmを使う人で四隅に抜群の解像性能を求める人は少ないはず。

高いだけはある超望遠ズームレンズ

冒頭でも述べた様に、2400万画素カメラならズームレンジ全域で中央から四隅までしっかりと解像する描写性能を得ることが出来ます。遠景で解像していないと感じたら陽炎など大気の影響を考慮したほうが良いでしょう。

500?600mmをカバーする超望遠ズームレンズとしては非常に高価ですが、価格差を考慮してもこのレンズを選ぶ価値があると思います。

そのうちオートフォーカスやその他描写性能を含めたフルレビューを公開予定です。

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