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LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 O.I.S. レンズレビューVol.5 ボケ編

LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S.」のレビュー第五回 ボケ編を公開。

簡易的なまとめ

撮影距離に関わらず、上品なボケが楽しめる中望遠レンズです。色収差と口径食の影響がやや目立つ場合がありますが、いずれも絞りにより調整可能。75mm F1.8は口径食がほとんど目立たないものの、後ボケの柔らかさの観点で言えば本レンズが少し有利。

This medium telephoto lens delivers elegant bokeh regardless of shooting distance. Chromatic aberration and vignetting may occasionally be somewhat noticeable, though both can be adjusted by stopping down. While the 75mm F1.8 exhibits virtually no vignetting, this lens holds a slight advantage in terms of the softness of its background blur.

*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。

LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S.のレビュー一覧

    球面収差

    F1.2

    前後のボケ質に僅かな差が見られるものの、極端な違いはありません。

    F1.8

    F1.2から1段絞ると、ボケ質の差はほとんどなくなります。微ボケが気になる場合はF1.8まで絞ってみると良いかもしれません。

    前後ボケ

    綺麗なボケ・騒がしいボケとは?

    ボケの評価は主観的となりがちですが、個人的には「滲むように柔らかくボケる」描写が綺麗と評価し、逆に「急にボケ始めたり、ボケの輪郭が硬い」描写は好ましくない(もしくは個性的な描写)と定義しています。ただし、感じ方は人それぞれなので、ひょっとしたら逆のほうが好ましいという人もいることでしょう。参考までに「滲むボケ」「輪郭の硬いボケ」のサンプルが以下のとおり。描写傾向の違いは主に球面収差の補正状態によるもの、前後どちらかのボケが柔らかい場合はもう片方のボケが硬くなる傾向があります。

    後ボケ

    軸上色収差の影響があるものの、ボケの縁取りが弱く、滑らかな描写。

    前ボケ

    後ボケと比べると少し硬めですが、基本的にはニュートラル寄り。目障りと感じるほどの描写ではありません。

    玉ボケ

    口径食・球面収差の影響

    口径食が強いと、フレーム四隅のボケが楕円状に変形したり、部分的に欠けてしまいます。この問題を解消するには絞りを閉じるしか方法がありません。しかし、絞るとボケが小さくなったり、絞り羽根の形状が見えてしまう場合もあるので状況に応じて口径食を妥協する必要あり。

    口径食の影響が少ないと、絞り開放から四隅まで円形に近いボケを得ることが可能。できれば口径食の小さいレンズが好ましいものの、解消するには根本的にレンズサイズを大きくする必要があります。携帯性やコストとのバランスを取る必要があり、どこかで妥協が必要。

    球面収差の補正が完璧では無い場合、前後のボケ描写に差が発生します(前後ボケのレビューで示した通り)。この場合はどちらかが滲みを伴う滑らかな描写になり、反対側で2線ボケのような硬い描写となってしまいます。

    実写で確認

    OM SYSTEMの75mm F1.8よりも口径食が目立ち、隅に向かって玉ボケが楕円形に変形します。楕円形が気になる場合はF2まで絞るとほぼ改善。色収差による色づきも抑えることができます。

    ボケ実写

    至近距離

    至近距離ではボケが大きく、微ボケの質感を判断しにくい。大きなボケは滑らかで綺麗。特に問題はありません。

    近距離

    撮影距離が少し長くなっても同様の傾向。背景は滑らかで綺麗な描写です。

    中距離

    さらに撮影距離が伸びても同様の傾向を維持。フレーム隅の口径食が徐々に目立つようになりますが、柔らかく滑らかなボケなので悪目立ちしません。

    ポートレート

    全高170cmの三脚を人物に見立て、絞り開放で距離を変えながら撮影した結果が以下の通り。

    フレームに全身を入れるような撮影でも背景は滑らかで綺麗にボケています。フレーム端や隅でボケのアウトラインが強調される場合があるものの、中央から広い範囲は良好。膝上や上半身くらいまで近寄ると、全体的にほぼ完璧。

    まとめ

    撮影距離に関わらず、上品なボケが楽しめる中望遠レンズです。色収差と口径食の影響がやや目立つ場合がありますが、いずれも絞りにより調整可能。75mm F1.8は口径食がほとんど目立たないものの、後ボケの柔らかさの観点で言えば本レンズが少し有利。

    購入早見表

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    LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S.
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    作例

    オリジナルデータはFlickrにて公開

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