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LUMIX S 28-200mm F4-7.1 Macro O.I.S. レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編

LUMIX S 28-200mm F4-7.1 Macro O.I.S.」のレビュー第六弾を公開。広角側で周辺減光がやや目立つものの、特に大きな問題はありませんでした。逆光耐性もまずまず良好で光条は綺麗。

LUMIX S 28-200mm F4-7.1 Macro O.I.S.のレビュー一覧

周辺減光

周辺減光とは?

フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ち。
中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となります。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景や星空の撮影などで高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

28mm

近接でも遠景でもF4の絞り開放で目立つ周辺減光が発生。F5.6まで絞っても解消していません。光学的に抑えたいのであればF8まで絞ると良いでしょう。

50mm

28mmと同じ傾向。しっかりと抑えたい場合はF8まで絞る。

200mm

広角・標準域ほどではありませんが、四隅に減光の影響が若干見られます。

逆光耐性・光条

28mm

完璧ではないものの、影響は軽微。

50mm

28mmよりも光源付近のフレアが強くなりますが、基本的には同程度。

200mm

ベイヤーフィルター面の反射が写りこんでいますが、そのあたりを分けて考慮すると影響は軽微。光源をフレーム中央付近に入れるとゴーストが目立つものの、光源を避けることで抑制可能。

光条

中程度の絞りでは光条が目立たないものの、F16-22まで絞ると先細りするシャープな結果を得ることが可能。解像性能と光条の両立は難しそうです。

まとめ

広角側の絞り開放でやや目立ちますが、風景シーンではF8まで絞れば問題なく、絞り開放を使うシーンでもカメラ側の補正で問題ありません。また、歪曲収差による四隅のケラレがないので、未補正RAWの状態を使うこともできます。逆光耐性はゴーストを完璧に抑えるほどの効果ではありませんが、強い日差しを受けても極端なフレア・ゴーストに悩まされることはありませんでした。絞った際の光条は先細りするシャープな描写。回折の影響とトレードオフにはなりますが、積極的に絞るメリットは十分にあると言えます。

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