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LUMIX S 28-200mm F4-7.1 Macro O.I.S. レンズレビューVol.2 遠景解像編

LUMIX S 28-200mm F4-7.1 Macro O.I.S.」のレビューを第二弾を公開。特に広角から標準はハイレゾモードでも満足のいく画質で、100mm以降もF8まで絞ると広い範囲で良好な結果を得ることができるようです。

LUMIX S 28-200mm F4-7.1 Macro O.I.S.のレビュー一覧

遠景解像力

撮影環境

  • 撮影日:2024.4.18 くもり 微風
  • カメラ:LUMIX S5II 96MPハイレゾモード 動体補正無
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:ISO100 絞り優先AE
  • RAW:Adobe Lightroom Classic CC
    ・シャープネスオフ
    ・レンズ補正オフ

28mm

中央

単焦点レンズほどではありませんが、96MPハイレゾでシャープな結果を得ることが可能。F4からシャープですが、F5.6-8まで絞ることで細部のコントラストを高めることが可能。

周辺

F4は中央よりも細部がソフト。F5.6-8まで絞ることで、中央に近い結果を得ることができます。軸外収差の影響は目立たず、快適に利用できるように見えます。

四隅

倍率色収差による色ずれが若干あることを除けば、結果は周辺部とほぼ同じ。高倍率ズームの広角端における隅のクロップとしては非常に良好。

50mm

中央

基本的には28mmと同じ傾向ですが、コントラストのピークはF8と少し遅め。さらに絞ると回折の影響が出始めるので、スウィートスポットはかなり狭い印象。

周辺

28mmよりも均質性が高め。絞り開放からシャープですが、画質のピークはF8-F11あたり。

四隅

絞り開放は非点収差かコマ収差のような結像の甘さがみられるものの、F8-11のピークに向かってシャープな結果を得ることが可能。当日のコンディションもあると思いますが、色収差は目立ちません。

100mm

中央

絞り開放はシャープながらコントラストがやや低め。F8まで絞ると見違えるように改善するので、できればF8まで絞りたいところ。(F11の作例は撮影に失敗しているように見えます)

周辺

中央と同じく、F8まで絞ると画質が改善しています。ただし、28mmや50mmと比べるとディテールがわずかにソフト。

四隅

周辺と同傾向で、画質の顕著な低下はありません。

200mm

中央

100mmと同じ傾向で、F8まで絞るとコントラスト低めながら健闘しているように見えます。100mmと同じく、F11の撮影が失敗してるように見えます。原因は不明ですが、シャッタースピードと手振れ補正の相性が悪かったのかもしれません。

周辺

わずかな色づきがみられるものの、基本的には中央とよく似た結果が得られます。

四隅

周辺から極端な画質低下は無し。

まとめ

小型軽量な高倍率ズームレンズですが、特に広角から標準付近は96MPハイレゾモードを活かせるくらいので解像性能を備えています。ピークの画質は2段ほど絞ったところですが、チャレンジする価値はあるのかなと。もちろん、単焦点やショートズームのレンズほどではありません。しかし、妥協少なめで利便性と携帯性、光学性能のバランスが取れているように見えます。100mmを超えたあたりで画質低下を感じるようになりますが、2400万画素での撮影であればズーム全域で健闘しています。F8まで絞ればハイレゾモードで使えなくもない画質。

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