Olympus/OMDS関連の情報 OLYMPUSレンズ カメラ レンズ 機材の噂情報・速報

OM SYSTEM ED 90mm F3.5 Macro IS PROレンズレビュー Vol.6 周辺減光・逆光編

OMデジタル「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」のレビュー第六弾を公開。今回はピント位置による周辺減光の影響や光源の配置で逆光耐性がどのように変化するのかチェックしています。

90mm F3.5 Macro IS PROのレビュー一覧

周辺減光

周辺減光とは?

フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ち。
中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となります。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景や星空の撮影などで高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

最短撮影距離

絞り開放で僅かな減光が発生しているものの、ほぼ気にならないレベルに抑えられています。F5.6まで絞ると完全に解消。

無限遠

最短撮影距離と比べると周辺減光が少し強い。とは言え、大口径レンズと比べると全く問題のないレベルで、開放から実用的なパフォーマンス。

逆光耐性・光条

中央

複雑な光学設計のレンズですが、逆光耐性は思っていたよりも良好。フレアを抑えてコントラストが高く、間面反射と思われるゴーストもほとんど目立ちません。絞ってもゴーストの顕著な増加は無く、かなり良好な結果。このような望遠レンズで光源をフレームに入れる機会は多くないと思われ、実写ではほぼ完璧な結果が得られるのではないかなと。

光源を周辺部や隅に移動させると僅かにゴーストの影響あり。影響は顕著ではなく、絞ることで改善します。

光条

明瞭な光条が得られるのはF16-F22。マイクロフォーサーズシステムでこれら絞り値は回折の影響が強く、解像性能に大きな影響を及ぼします。解像性能とのバランスを取りたい場合は、クロスフィルターなどを装着したほうが良いかもしれません。

まとめ

フラットな背景を入れてもF3.5から周辺減光は目立ちません。光学的にベストを尽くすのであれば1~2段絞ったほうが良いものの、ほとんどデメリットもなくデジタル補正も可能。特に心配する問題ではありません。

換算180mmの望遠で強い光源をフレームに入れる機会は多くありません。実写で問題と感じるシーンはほぼありません。オリンパスレンズとしては良好なパフォーマンスだと思います。

購入早見表

M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
  キタムラで中古在庫を探す

作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

関連レンズ

関連記事

-Olympus/OMDS関連の情報, OLYMPUSレンズ, カメラ, レンズ, 機材の噂情報・速報
-, ,