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オリンパス OM-D E-M1 Mark III 徹底レビュー【手ぶれ補正 編】

このページではオリンパス製ミラーレスカメラ「OM-D E-M1 Mark III」のレビューを掲載しています。
連載5回目はカメラの手ぶれ補正(静止画)についてチェックしています。

シンクロ手ぶれ補正 35mm 接写

撮影環境

設定

  • 撮影距離:約3m
  • 使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
  • 焦点距離:35mm
  • JPEG SF
  • シャッタースピード:1/8~2秒
  • 10枚撮影して補正状態を確認・集計

テスト結果

およそ5段分の補正効果までは非常に良好なパフォーマンスを発揮。フルサイズミラーレスのボディ内手ぶれ補正は5段分だとミスショットが増加するものですが、オリンパスの5段分は非常に安定して信頼性の高い補正状態と言えそうです。

6?7段は完璧な補正状態が減り、ミスショットも増えてくるので撮影後は細部のチェックをしておくのがおススメ。

E-M1 Mark IIと比べて劇的に補正効果が向上したとは感じないものの、6?7段分の補正効果を活かした撮影で成功率が底上げされている印象。また、5段分までの補正効果はさらに安定性に磨きがかかっているように感じます。

E-M1Xとの比較

僅差ですが、6?7段分の補正効果を期待する時の打率はE-M1Xが少し良好。カメラが少し重く、グリップが大きく握りやすいので安定感が増しているのかもしれません。実際、E-M1 Mark IIIより持ちやすいと感じます。

どちらにせよ6?7段分の補正効果を活かす場合にはミスショットが増えるので注意すべし。

ボディ内手ぶれ補正 300mm 遠景

撮影環境

設定

  • 撮影距離:約3m
  • 使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+MC-20
  • 焦点距離:300mm
  • JPEG SF
  • シャッタースピード:1/125~1/8秒
  • 10枚撮影して補正状態を確認・集計

テスト結果

思っていたよりも良好。
やはり6?7段分の補正効果を期待するとミスショットが増えるものの、5段分までなら安定した撮影結果を期待できます。この画角でスローシャッターを利用する機会は少ないと思いますが、手持ち撮影で新しい境地を切り開くことは可能。

開発発表されている「M.ZUIKO DIGITAL ED?150-400mm F4.5 TC 1.25x IS PRO」がシンクロIS対応でどのような補正効果を発揮するのか非常に気になるところ。

E-M1Xとの比較

E-M1Xは5段分までの補正効果がとても良好だったのに対し、6?7段分の場合に成功率が急激ダウン。屋外のため風による影響が否定できないものの、少し打率が落ち過ぎかなと。

比較してE-M1 Mark IIIは撮影中のホールド性が気になっていたものの、撮影結果はE-M1Xより良好。撮影時はE-M1Xがより上手くいっている感があったので意外な結果となりました。

動画で確認

手ぶれ補正テストの雑感

満足度:95点

オリンパスの驚異的な手ぶれ補正は健在。E-M1 Mark IIと比べて見違えるほど改善したとは思いませんが、少なくともE-M1Xと同等のパフォーマンスであるのは確か。低照度時のISO感度維持を始め、流し撮りやスローシャッター・ライブNDでの有効利用が期待できます。

安定した補正効果を期待できるのはおよそ5段分まで。6?7段分の補正効果はミスショットが増えるので出来れば避けたいところ。
とは言え、換算600mmの超望遠域でもボディ内補正で5段分の補正効果を見込めるのは凄いことだと思うのです。

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