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キヤノン RF28mm F2.8 STM レンズレビュー Vol.2 解像チャート 編

キヤノン「RF28mm F2.8 STM」のレビュー第二弾を公開。今回は恒例の解像力チャートを使い、EOS R5と組み合わせた際の近距離解像性能をチェックしています。

RF28mm F2.8 STMのレビュー一覧

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:EOS R5
  • 交換レンズ:RF28mm F2.8 STM
  • パール光学工業株式会社「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
    ・レンズプロファイルオフ
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

テスト結果

絞り開放から全体的に良好な結果を得ることができます。フレーム周辺部や隅は中央と比べて見劣りするものの、2段絞ると均質性の高い結果を得ることが可能。

中央

絞り開放から非常にシャープな結果を得ることができます。絞っても大幅な改善は見られず、F2.8からほぼピークの性能。軸上色収差や球面収差によるコントラスト低下も見られません。コンパクトな広角レンズながら、良好な収差補正を実現しているようです。

周辺

中央と比べると細部が若干ソフトですが、画質の大きな乱れはありません。倍率色収差の影響も少なく、2段絞れば細部までシャープな結果を得ることが可能。

四隅

F2.8から細部まで大きな粗のない良好な画質です。倍率色収差が少し目に付くものの、過度な残存収差ではありません。小型軽量なパンケーキレンズとしては驚くほど良好な結果。周辺部と同じく2段絞ると細部のシャープネスが改善します。

数値確認

中央 周辺部 四隅
F2.8 4291 3240 3319
F4.0 4742 3633 3578
F5.6 4330 4138 4077
F8.0 4211 4344 4151
F11 4211 4048 3857
F16 3541 3577 3602
F22 2886 2921 2609

実写確認

まとめ

小型軽量なパンケーキレンズながら、接写時も隅まで良好なパフォーマンスを発揮。像面湾曲が強いのでフラットな被写体を撮影する場合はしっかりと絞る必要があるものの、ピントを合わせた領域はF2.8から満足のいく結果を得ることができるでしょう。

ニコンの26mm F2.8と比較してみると、よく似たパフォーマンスを発揮していることが分かります。絞った際の均質性はキヤノンのほうが良好ですが、回折の影響を受ける範囲ではニコンのほうが良い結果が得られる模様。

購入早見表

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