ePHOTOzineがキヤノン「EOS R6」のレビューを公開。操作性・信頼性・画質・AF性能など全体的に高い評価となり、「成熟・完成されたミラーレスカメラ」と言及しています。
完成されたミラーレスカメラ
ePHOTOzine:Canon EOS R6 Review
- 本体価格は2499ポンドとEOS Rよりも高価だ。そしてエントリーモデルのEOS RPより遥かに高価な機種である。とは言え、RFシステムへエントリーするのであれば、EOS R6は優れた低照度性能を備えた最良の選択肢となるはずだ。
- 2400万画素より低画素だが、2000万画素との差はそれほど目立たない。
- RFマウントを採用しており、マウントアダプターでEFレンズも使用可能だ。ネイティRFマウントレンズのラインアップも急速に拡大している。
- モードダイヤルではP/Av/Tv/Mに加え、Fvモードも利用可能だ。
- 2.4GHz Wi-FiとBluetoothを搭載しており、スマートフォンに接続して画像の転送や遠隔制御が可能である。
- R5と同様のエルゴノミクスに基づいて設計されている。大きく快適なグリップを備え、片手でもカメラを扱いやすい。とは言え、24-70mm F2.8Lのような大きなレンズは両手での操作がおススメだ。
- ビルドクオリティは優れており、非常に頑丈だ。
- モード変更は上部のダイヤルを操作して切り替える。動画モードへの切替は簡単だ。
- EOS R5と同じく親指で操作できるAFジョイスティックを搭載している。その他コントロールを含め、ケチのつけようが無い操作性だ。特にキヤノンユーザーならば、期待通りの位置にボタンとダイヤルが付いている。
- オートフォーカスでは動物の検出にも対応している。さらに-6.5EV対応の低照度AF性能や豊富なサーボAFのカスタマイズを実装。カスタマイズが複雑と感じる場合はオートカスタマイズを利用することも可能だ。
- 背面モニタは3.0型162万ドットのタッチパネル液晶だ。見栄えが良く、タッチ機能も充実している。視野角は良好で、必要に応じてパネルの調整が可能だ。ケーブル装着時はバリアングルモニタと干渉する点には注意が必要である。
- HDMIポートはフルサイズでは無く、Micro D端子を使用する。
- ファインダーは解像度が369万ドット、倍率は0.76倍だ。優れた解像度・リフレッシュレート・色再現性を備えている。
- メニューシステムは明確にレイアウトされ、最近のキヤノン製カメラを使ったことがあればお馴染みの操作性だ。各セクションは色分けされ分かりやすくなっている。
- バッテリーライフはモニタ時に510コマだが、ファインダー使用時は380コマまで低下する。USB-PD対応製品であれば、USB-Cポート経由で充電や給電が可能だ。
- キヤノン独自の色再現性を実現しており、非常にニュートラルな色再現だ。イメージは露出オーバーのように見えることがあるものの、これはキヤノンでは典型的な傾向だ。
- 顔・瞳検出は良好に動作し、一般的なAF性能も良好だ。追従機能は見事で、動物も検出可能である。
- HEIF出力に対応しているが、今のところAdobe LightroomやPhotoshopではサポートしていない。
- ボディ内手ぶれ補正は予想していたよりも遅いシャッタースピードで良好な撮影結果を得るのに役立つ。
- ISO感度ノイズはISO6400で出始めるが、必要に応じでISO25600も使用可能だ。場合によって51200も使えるだろう。これを超えるISO感度はおススメしないが、彩度は非常に良好な状態を維持している。
- 60/30pと50/25pを切り替えるにはメニューから設定する必要があるので面倒だ。
- FullHDで120/100fpsの動画撮影が可能だ。
- 4K動画撮影はセンサー幅94%を使用して撮影する。
脚光を浴びたのはEOS R5かもしれないが、多くのフォトグラファーが注目していたのはEOS R6だろう。お馴染みのコントロールや堅牢性・信頼性を備えたフルサイズミラーレスだ。一眼レフからの乗り換えが簡単なうえ、高速AF・高速連写・優れた画質には感銘を受けるはずだ。ノイズ耐性は特に見事で、ISO感度を上げてもディテールを良く維持している。
成熟し、完成したカメラのように感じられる。画質や操作性に問題は無く、キヤノン色再現も健在だ。さらに人と動物どちらも検出できる優れたAFを組み合わせて、素晴らしいシャッターチャンスに何度も巡り合えるはずだ。
ボディ内手ぶれ補正のおかげでスローシャッターに対応したが、高感度ISO性能が良いのであまり必要ではないかもしれない。
とのこと。
第一世代のEOS Rとは打って変わってとても良好な評価となりましたね。背面ホイールやAFジョイスティックの追加、デュアルカードスロット化など、EOS Rの不満点をほぼ潰したうえで高速連写や高性能AFに対応する低画素モデルに仕上がっています。R5のような高解像センサーが必要無ければ魅力的なセンサー・プロセッサ性能ですねえ。
敢えて不満を述べるとしたら、この価格帯としては珍しく、ボディがポリカーボネイト製と言ったところでしょうか?軽量化に繋がっているとは思いますが、できればR5と同じマグネシウム合金ボディにして欲しかったところ。
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