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TTArtisan 100mm F2.8 2X Macro レンズレビューVol.3 遠景解像編

銘匠光学「TTArtisan 100mm F2.8 2X Macro」のレビュー第三弾 遠景解像編を公開。ティルトシフト版と同じく、隅に向かって緩やかな低下がある模様。隅々までシャープな結果を得たい場合はF5.6くらいまで絞ったほうが良さそうです。

簡易的なまとめ

製品提供を受けている

このレビューは焦点工房より無償提供された製品を使用しています。金銭の授受やレビュー内容の指示は一切ないことを最初に明言しておきます。無料であること、購入した製品ではないことに対する無意識のバイアスは否定できませんが、できるだけ客観的な評価を心がけています。

簡易的なまとめ

6100万画素でF2.8から(遠景の撮影で)隅々まで最高のパフォーマンスを発揮できるレンズではありません。風景写真などで使用する場合は最低でもF5.6、理想的にはF8-F11くらいまで絞ったほうが良いでしょう。絞れる環境であれば、特に大きな問題はないように見えます。F2.8を活かしたい場合、シャープにしたい被写体はできるだけ中央に寄せたほうが良いかもしれません。

Product supplied by.

This review uses products provided free of charge by SHOTEN KOBO. I would like to state clearly at the outset that there was no exchange of money or instructions regarding the content of the review. Although it is impossible to deny the unconscious bias of the fact that the products are free and not purchased, I have tried to give as objective an evaluation as possible.

Brief summary

With 61 million pixels, this is not a lens that can deliver the best performance in every corner (when shooting distant scenery). When using it for landscape photography, etc., it is best to narrow the aperture to at least F5.6, and ideally to around

TTArtisan 100mm F2.8 2X Macroのレビュー一覧

遠景解像

テスト環境

  • 撮影日:2024.9.3 晴れ 無風
  • カメラ:ILCE-7RM5
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:ISO 100 絞り優先 中央測光
  • RAW:Adobe Lightroom Classic CC 最新バージョン
    ・シャープネスオフ
    ・ノイズ補正オフ

テスト結果

全体的にF2.8のコントラストは低め。ただし、中央は絞り開放から良好な結果が得られ、周辺や隅はややソフト。2段絞るとコントラストが改善し、F8で隅までシャープな結果。傾向はティルトシフト版と同じ。イメージサークルが広い(と思われる)ものの、遠景における画質の一貫性はいまいち。使う場合はF8くらいまで絞ったほうが良いでしょう。

中央

コントラストは低いものの、細部までよく解像しているように見えます。F5.6まで絞ると大幅に改善してピークの性能。F8まで絞ると若干の低下が見られます。

周辺

中央と比べると絞り開放付近がソフトな画質。F4まで絞ってもあまり改善しませんが、F5.6で画質が大幅に向上します。ベストはF8~F11まで絞ったとき。

四隅

周辺と同じ傾向。隅における極端な画質低下はありません。コントラスト低下を除けば、良く解像しているほうだと思いますが、基本的には公開されているMTF通り。F5.6まで絞るとソフトさがなくなり、シャープで十分なコントラスト。

まとめ

6100万画素でF2.8から(遠景の撮影で)隅々まで最高のパフォーマンスを発揮できるレンズではありません。風景写真などで使用する場合は最低でもF5.6、理想的にはF8-F11くらいまで絞ったほうが良いでしょう。絞れる環境であれば、特に大きな問題はないように見えます。F2.8を活かしたい場合、シャープにしたい被写体はできるだけ中央に寄せたほうが良いかもしれません。ティルトシフト機能が無い本レンズで100mmの遠景を撮る機会は少ないと思います。しかし日常的に使う予定があるのなら、もう少しお金を積んで「105mm F2.8 DG DN MACRO」を検討したほうが良いでしょう。一眼レフでは使えませんが…。

購入早見表

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TTArtisan 100mm F2.8 MACRO 2X
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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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