「TTArtisan AF 17mm F1.8 C」のレビュー第一回 外観・操作・AF編を公開。
おことわり
PERGEARより無償貸与の製品を使用しています。
レビューにあたり金銭の授受や内容への指示は全くないことを冒頭に明記させていただきます。
- PERGEAR:TTArtisan AF 17mm F1.7 Air
- Amazon:Eマウント/Xマウント
10%割引コード「VZX68BBP」
開始日時:2026年5月26日 22:00(JST)
終了日時:2026年6月30日 23:59(JST)
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簡易的なまとめ
適度なサイズ・重量・価格・焦点距離・F値の広角レンズ。
代替品をいくつか挙げることができるものの、17mm単焦点レンズは他に選択肢がありません。15mmや16mmの画角が広すぎると感じる場合、17mmの本レンズを検討すると良いでしょう。
画質には癖があるものの、AF・MFは適度に良好。フレーム端でAFが不安定になる点に注意すれば大きな問題はありません。
A wide-angle lens offering a good balance of size, weight, price, focal length and aperture.
Whilst there are a few alternatives available, there is no other option for a 17mm prime lens. If you find the field of view of a 15mm or 16mm lens too wide, this 17mm lens is well worth considering.
Although the image quality has its quirks, both autofocus and manual focus perform reasonably well. As long as you bear in mind that autofocus can be a little unreliable at the edges of the frame, there are no major issues.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。
TTArtisan AF 17mm F1.8 Cのレビュー一覧
Index
まえがき

- 発売日:2026.4.10
- 商品ページ
- データベース
- 管理人のFlickr
銘匠光学 TTArtisanブランドのAPS-C用AFレンズとしては7本目となるレンズ。不足していた広角レンズラインアップの穴を埋めるもので、フルサイズ換算で25.5mm相当の広い画角をカバーしています。
画角は16mmと比べると少し狭く、18mmよりも少し広い。ありそうでなかった珍しい焦点距離のレンズです。参考までにこれまでのAPS-C TTArtisan AFレンズを以下に掲載。
- TTArtisan AF 14mm F3.5
- TTArtisan AF 23mm F1.8
- TTArtisan AF 27mm F2.8
- TTArtisan AF 35mm F1.8 II
- TTArtisan AF 35mm F1.8
- TTArtisan AF 56mm F1.8
主な仕様
競合製品が存在しないため、サイズや重量が適切かどうか判断難しいところ。「XF18mmF2 R」がさらに小さく軽いことを考慮すると、とりわけ小型軽量なレンズと言うわけではありません。
絞り羽根は6枚偶数絞りを採用しており、絞った際に特徴的な6本の光条が発生するのは本レンズの特徴。防塵防滴や絞りリングなどは非対応。しかし、そのぶん手頃な価格を実現しています。
レンズ構成枚数は10群14枚。そのうちEDレンズを2枚使用しており、価格とサイズを考慮すると充実しています。
| 発売日 | 2026.4.10 |
| 初値 | 829元 148ドル |
| レンズマウント | E/X |
| 対応センサー | APS-C |
| 焦点距離 | 17mm |
| レンズ構成 | 10群14枚 |
| 開放絞り | F1.8 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根 | 6枚 |
| 最短撮影距離 | 0.18m |
| 最大撮影倍率 | 情報なし |
| フィルター径 | 52mm |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | 情報なし |
| サイズ | φ60×47mm |
| 重量 | 161-178g |
| 防塵防滴 | - |
| AF | STM |
| 絞りリング | - |
| その他のコントロール | -
|
価格のチェック
販売価格は3.2万円。明るい広角レンズとしては手頃な価格。ただし、もう少し足すと高性能な「VILTROX AF 15mm F1.7」を入手可能。
| TTArtisan AF 17mm F1.8 C | |||
| 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
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| PERGEAR | |||
外観・操作性
箱・付属品

TTArtisanではお馴染み、ファブリック調のカバーを張り付けた独特なデザイン。MFレンズはグレーのカバーでしたが、AFレンズはブラックを採用しています。張り付け後が残る封印テープあり。

書類を除くと、レンズの付属品はフードとキャップのみ。リアキャップはレンズ更新用のUSBドックとなっているので、紛失しないように気を付けたいところ。
外観

筐体は全体的に金属製のしっかりとした作り。質感が良く、金属製ボディと相性の良い外観。レンズは全体的に黒色の塗装が施され、装飾は一切ありません。

他のTTArtisan AFレンズと同じく、レンズリアキャップに電子接点を搭載。ファームウェアアップデートはレンズにこのキャップを装着して実施します。紛失しないように注意。
ハンズオン

APS-C用の広角単焦点レンズとしてはややコンパクトで携帯性良好。小型ボディと組み合わせてもアンバランスとなりません。
市場で競合する製品はほとんど存在しません。富士フイルムの「XF18mmF2 R」くらいでしょうか。より小型軽量なレンズですが、フォーカス時に鏡筒が繰り出す方式です(TTArtisanは鏡筒内部で完結)。
| サイズ | 重量 | |
| TTArtisan | φ60×47mm | 161-178g |
| XF18mm WR | ø64.5mm×33.7mm | 116g |
前玉・後玉

前面は52mmフィルター対応のソケットを搭載。レンズ最前面にフッ素コーティング処理されている記述がないので、ダメージが予想されるシーンでは保護フィルターを装着しておいたほうが良いでしょう。

金属製のレンズマウントは4本のネジで固定。防塵防滴用のシーリングはありません。内部は反射を抑えるためのマットブラックな塗装が施されています。
フォーカスリング

金属製のフォーカスリングを搭載。適度な抵抗感で滑らかに回転。リニアレスポンスで、フォーカス移動量は回転速度に依存しません。ストロークは90度前後。左回しと右回しでストロークが少し異なるのが悩ましいところ。微調整時でもステッピングモーターは滑らかに動作しますが、至近距離のストロークが短く、テストチャートではピント合わせが難しかったです(一般的な使い方ではありませんが)。
レンズフード
金属製の浅い花形フードが付属。逆さ付けにも対応していますが、コンパクトなフードであるため普段から装着したまま収納可能。
装着例

X-M5に装着。
コンパクトなミラーレスカメラボディと組み合わせてもバランス良好。携帯性の高い広角レンズシステムとなります。
AF・MF
フォーカススピード
フォーカスレンズはステッピングモーター駆動で動作します。
X-E5との組み合わせでAF速度は良好。至近距離から遠距離まで快適な速度で移動します。AF-Cは至近距離の素早い動体に追い付けないように見えますが、これはカメラ側の応答性も関係しているように見えます。ソニーαなどでどのように動作するのかは不明。
注意点として、フレーム端のAFエリアを利用すると動作が不安定となります。中央から周辺を使ってピント合わせをすると良いでしょう。また、像面湾曲の影響も目立つため、パンフォーカスを得たい場合は絞るかピントの微調整が必要となります。
ブリージング
ブリージングとはピント位置によって画角が変化することを指します。画角の変化が大きいと、フォーカシングで画角が広がったり狭くなったりするので気が散ったり、AFが不安定化する原因となります。出来ればフォーカシングブリージングは無い方が良い。今回はブリージングの影響を確認するために、レンズを最小絞りまで絞り、最短撮影距離・無限遠で撮影した結果が以下の通り。


精度
フレーム中央を使ったAFの場合はまずまず良好な精度でAFが動作します。ただし、像面湾曲の影響でフレーム周辺・隅にはピントが合いません。光学的な原因となるので、改善するためには絞るしかありません。
像面湾曲の影響を抜きにしても、フレーム周辺・隅に向かって画質が低下します。特に絞り開放付近ではAF精度が低下する可能性あり。
MF
低価格のAFレンズですが、MFは滑らかに動作します。MFリングの抵抗感も適度で、操作しやすい。
まとめ

適度なサイズ・重量・価格・焦点距離・F値の広角レンズ。
代替品をいくつか挙げることができるものの、17mm単焦点レンズは他に選択肢がありません。15mmや16mmの画角が広すぎると感じる場合、17mmの本レンズを検討すると良いでしょう。
画質には癖があるものの、AF・MFは適度に良好。フレーム端でAFが不安定になる点に注意すれば大きな問題はありません。

肝心の光学性能について。
近距離で球面収差が増大、遠距離でも像面湾曲が残存する、癖の強い描写です。接写時の球面収差は、AFレンズで類を見ないほど目立ちます。これはこれで面白いと思いますが、知らずに入手すると人は少し驚くかもしれません。

遠景にもいくらか注意が必要です。
F1.8の絞り開放から中央は適度な結果が得られますが、周辺・隅はややソフト(像面湾曲など)。絞ると改善するかと思いきや、周辺は何故か悪化します。これは初期不良ではなく、公式が公開しているMTF通り。遠景でフレーム全体を均一な画質にしたい場合、F8以降まで絞る必要があります。
いくらかお作法が必要なレンズですが、様々な表情を見せる手頃な価格の17mm F1.8レンズと考えると、一つの選択肢になるのかなと。
購入早見表
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