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VILTROX AF 56mm F1.7 X-mount レンズレビューVol.3 遠景解像編

「VILTROX AF 56mm F1.7」のレビュー第三弾を公開。近距離のチャートテストとは打って変わってF1.7から非常にシャープな結果が得られました。2万円ちょっとの手頃な中望遠レンズとしてはおススメの一本。

簡易的なまとめ

製品提供を受けている

このレビューはPERGEARより無償提供された製品を使用しています。金銭の授受やレビュー内容の指示は一切ないことを最初に明言しておきます。無料であること、購入した製品ではないことに対する無意識のバイアスは否定できませんが、できるだけ客観的な評価を心がけています。

簡易的なまとめ

F1.7からフレーム全域で実用的な画質が得られる2万円ちょっとの中望遠レンズ。近距離では球面収差の影響がソフトな画質となったものの、無限遠に近い遠景では諸収差が良好に補正されているように見えます。軸上色収差も綺麗に補正されているので、ハイライトに目立つ色づきがないのもGood。競合するTTArtisanと比べると、特に周辺や隅の絞り開放における性能が良好。

VILTROX AF 56mm F1.7のレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2024.05.22 晴れ 微風
  • カメラ:FUJIFILM X-T30
  • レンズ:VILTROX AF 56mm F1.7
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:絞り優先AE ISO 160
  • RAW:Adobe Lightroom Classic CC
    ・シャープネスオフ
    ・ノイズリダクションオフ
    ・レンズ補正オフ

テスト結果

近距離の絞り開放は球面収差の影響が目立つものの、遠景では問題なし。F1.7からシャープでコントラストの高い結果を得ることが出来ます。軸上色収差の影響も良く抑えている模様。F4付近で細部の解像性能が1段階向上しているように見えますが、実写ではF1.7から実用的な画質と言えるでしょう。

中央

F1.7から非常に良好で、絞りによる画質の変化はほとんどありません。

周辺

中央と同じくF1.7から非常にシャープ。絞ると細部に残っていたソフトさがなくなり、中央と遜色ない良好な結果を得ることが可能。

四隅

周辺減光が強いものの、解像性能はF1.7から安定。絞っても大きな変化はありませんが、サイズの解像性能が少し改善しているように見えます。

まとめ

F1.7からフレーム全域で実用的な画質が得られる2万円ちょっとの中望遠レンズ。近距離では球面収差の影響がソフトな画質となったものの、無限遠に近い遠景では諸収差が良好に補正されているように見えます。軸上色収差も綺麗に補正されているので、ハイライトに目立つ色づきがないのもGood。競合するTTArtisanと比べると、特に周辺や隅の絞り開放における性能が良好。この性能の中望遠レンズが2万円ちょっとで買えるのであれば何の文句もありません。強くおススメできる性能。

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