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シグマ フルサイズミラーレス用「50-100mm F1.8」「45-90mm F1.8」光学系の特許出願

2024年10月9日付けでシグマの気になる特許出願が公開。フルサイズミラーレス向けの「50-100mm F1.8」「45-90mm F1.8」を想定したような光学系の実施例を複数掲載しています。

概要

  • 【公開番号】P2024138617
  • 【公開日】2024-10-09
  • 【発明の名称】大口径比ズームレンズ
  • 【出願日】2023-03-27
  • 【出願人】
    【識別番号】000131326
    【氏名又は名称】株式会社シグマ
  • 【課題】大型撮像素子に対応しフォーカシング時の画角変化を抑え大口径比化を行いつつ大型化を抑えた大口径比ズームレンズを提供する。
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年、映画撮影用カメラなどにおいて大型の撮像素子を採用したカメラが普及している。そこで用いられるレンズとしてはフォーカシング時の画角変化を避ける傾向がありフォーカスレンズをズーム機構よりも物体側に配置するなどの工夫がなされている。しかし大型の撮像素子に対応しつつレンズの大口径比化を行うと製品サイズの小型化が課題になる。大型の撮像素子に対応し、フォーカシング時の画角変化が少なく、比較的大口径比となるズームレンズとして例えば特許文献1乃至特許文献3が開示されている。
  • 【0004】
    特許文献1と2は、大型の撮像素子への配慮がなされているが更なる大口径比化には課題がある。特許文献3は、大口径比化がなされているが更なる大型の撮像素子への対応には課題がある。特許文献1と2と3よりも更に大口径比化をなそうとすると光学系が大型化してしまう課題がある。
  • 【0005】
    本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、大型の撮像素子に対応し、フォーカシング時の画角変化を抑え、大口径比化を行いつつ、光学系の大型化を抑えた、大口径比ズームレンズを提供することを目的とする。

実施例1

  • 焦点距離:50.79-99.56
  • F値:1.86-1.87
  • 画角:50.69-25.50
  • 像高:23.15
  • 全長:235.00-234.99
  • バックフォーカス:18.40-19.53

実施例2

  • 焦点距離:44.98-88.61
  • F値:1.86-1.87
  • 画角:56.51-28.50
  • 像高:23.15
  • 全長:220.01-208.95
  • バックフォーカス:16.91-18.26

フルサイズミラーレス向けの大口径中望遠ズームレンズのようですね(ただし、像高がやや大きめ)。既存の「28-45mm F1.8 DG DN」と繋がりの良い焦点距離となっています。他社にもF2ズームレンズは存在しますが、この焦点距離のズームレンズは珍しい。

28-45mm F1.8はAPS-C一眼レフ用レンズ「18-35mm F1.8 DC HSM」のディスコンと共にやってきました。そして、つい最近「50-100mm F1.8 DC HSM」がディスコンになったことを考えると、ひょっとしたらシグマは実際に特許出願のような光学系を採用したレンズを準備中なのかもしれません。断定はできませんが期待したいところ。

シグマ 28-45mm F1.8 DG DN|Art 最新情報まとめ

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