このページでは富士フイルムのミラーレス用交換レンズ「XC35mmF2」の情報を収集しています。
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最新情報
- 2020-01-28:予約販売が開始されました。
- 2020-01-23:富士フイルムが「X-T200」を正式発表しました。
発売予定日:2020年2月27日(木)
予約販売開始:2020年1月28日(火) 10時 - 2020-01-22:「XC35mmF2が1月23日にX-T200と共に正式発表される」と噂が出回り始めたので専用ページを作成しました。現在商品画像と一部スペックがリークされています。
レンズデータ
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
型番 | フジノンレンズ XC35mmF2 | |
レンズ構成 | 6群9枚(非球面レンズ2枚) | |
焦点距離 | f=35mm (35mm判換算:53mm相当) | |
画角 | 44.2° | |
最大口径比(開放絞り) | F2 | |
最小絞り | F16 | |
絞り形式 | 羽根枚数: 9枚(円形絞り) | |
ステップ段数: 1/3ステップ(全19段) | ||
撮影距離範囲 | 35cm - ∞ | |
最大撮影倍率 | 0.14倍 | |
外形寸法:最大径×長さ*1(約) | ø58.4mm x 46.5mm | |
質量*2?(約) | 130g | |
フィルターサイズ | ø43mm | |
同梱品 | レンズキャップFLCP-43 |
MTFチャート
レンズ構成図
関連レンズ
- XF35mmF1.4 R
- XF35mmF2 R WR
- Touit 1.8/32
- 35mm F1.2 ED AS UMC CS
- SPEEDMASTER 35mm F0.95 II
- 7Artisans 35mm F1.2
- IBERIT 35mm F/2.4
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海外の評価
Lenstip
- 2020年初め頃に発売した手頃な価格のXC単焦点レンズだ。
- レンズマウントはプラスチック製だ。直径23mmの後玉は固定されている。
- レンズ外装はプラスチック製だ。
- 製造国はフィリピンである。
- 幅23mmのフォーカスリングは電子制御式だ。ピント全域のストロークは約360度である。最初の180度は最短撮影距離から1mまで、それ以降で1mから無限遠をカバーしている。適切な抵抗量で滑らかに動作する。
- 43mmフィルター径はXマウント用レンズとしては最も小さい。
- 全体的にコスト抑えたプラスチック外装となっている。しかし、これと言った欠点は見当たらない。
- レンズ構成を見る限りでは「XF35mmF2 R WR」とほぼ同じだ。同一を言い切ることは難しく、コーティング・鏡筒の素材・反射防止構造・機械的なケラレに差がある可能性は否めない。
- 解像度
・X-T2のRAWファイルに基づき測定している。
・最高の単焦点レンズで80lpmmだ。
・良像の基準値は44?45lpmmとなる。
・レンズの価格を考慮すると中央解像は賞賛に値する。開放からすでに60lpmmを超える非常に優れた画質だ。絞るとさらに改善し、F4-5.6でピークの75-76lpmmに達する。
・フレーム端はF2からF8までほぼ同じ数値(60lpmm前後)を維持している。
・全体的に見て、XF版よりも優れているようだ。 - 軸上色収差は発生しているものの、大きな問題ではない。XF版と比べると優れているように見える。
- 倍率色収差の性能はXF版と似ている。最大で0.07%と常に低い数位に抑えられている。
- 僅かに球面収差の影響が残っているものの、心配する必要のない程度だ。
- 歪曲収差はレンズでの補正を完全に諦めている。この画角で歪曲収差を補正するのはそれほど難しくないことを考えると痛いポイントだ。-4.29%と非常に大きく、面白いことにXF版のー3.49%よりも顕著である。
- コマ収差は絞り開放でハッキリと見える。F2.8まで絞っても改善しない。ここでの傾向はXF版とよく似ている。
- 非点収差の平均値は3.6%と非常に低い数値に抑えている。とても肯定的に評価できる。
- 非球面レンズの影響は見られるものの、とても素晴らしいボケ描写だ。ただし、四隅における口径食の影響が強く、F4まで絞っても目に見える影響が残る。
- 周辺減光はJPEGで撮影する限り、ほとんど心配する必要は無い。ただしRAWではF2で-1.75EVの大きな減光となる。とは言え、小型サイズのF2レンズであることを考えると驚くべきことではない。
- 逆光耐性はとても良好だ。絞り開放付近で太陽がフレーム内にあると緑がかったフレアが発生するものの、絞るかフレームをずらすと解消する。
- オートフォーカスはノイズレスでフォーカス速度に問題は無い。ピント距離全域を0.4~0.5秒で移動する、とても良好な結果だ。フォーカス精度に大きな不満はない。パフォーマンスは完璧と言えないが、ミスショットは4%以下である。
長所:手のひらサイズ・優れた中央画質・実用的な端の画質・穏やかな倍率色収差・球面収差の問題なし・無視できる非点収差・優れた逆光耐性・静かで高速かつ正確なAF・コストパフォーマンス
短所:プラスチック鏡筒・軸上色収差が目立つ。コマ収差・目立つ周辺減光・RAWで大きな歪曲収差
既存のXレンズラインアップをとても賢く補完するレンズだ。高価なXFレンズと同じような性能だが、ほぼ半値だ。もちろんプラスチック外装のビルドクオリティは注意する必要がある。それでも使って楽しいレンズだ。
Lenstip:Fujifilm Fujinon XC 35 mm f/2
PhotographyBlog
Fujifilm XC 35mm F2?Review
- 手ごろな価格のXマウント用標準単焦点レンズだ。レンズ構成は6群9枚(非球面レンズ2枚)、9枚の絞り羽根を備え、オートフォーカスにはステッピングモーターを使用している。
- 重量は130g、全長46.5mmのコンパクトなレンズだ。「XF35mmF2 R WR」よりも40g軽く、13.5mm短い(訳注:全長の記述はおそらく間違いです。サイズに大きな変化はありません)。
- X-A7のような小型カメラボディと相性が良い。フロントヘビーとならず、ビルドクオリティはボディと一致している。
- XF版と比べ、絞りリングが存在しない。絞りの操作はカメラ側で実施する必要がある。さらに防塵防滴仕様が省かれているので、悪条件での使用には注意が必要だ。
- XF版は金属製レンズマウントだが、XC版はプラスチック製マウントである。
- ステッピングモーターを使用したオートフォーカスはほぼノイズレスのインナーフォーカス仕様だ。X-A7との組み合わせで高速かつ正確に動作する。
- レンズフードやレンズケースは付属していない。レンズフードはXF版のものを利用可能だ。さらに別売りメタルフード「LH-XF35-2」を利用可能だ。
- 色収差は問題とならない。
- 周辺減光は絞り開放時に目立つが、F5.6まで絞ると解消する。
- F16まで絞ると綺麗な光条が発生する。
- ボケの評価には個人差があると思うが、我々の見解では(標準レンズとしては)非常に良好だと思う。
- 中央シャープネスはF2で少しソフトだが、F2.8~F11でピークの性能を発揮する。
- フレーム端はF2~F2.8でソフトだが、F4でシャープとなり、F5.6~F11で最適となる。
XF版をコストカットして半値に抑えたレンズだ。XF版と同水準の高い画質とオートフォーカス性能を備えているが、絞りリング・防塵防滴・金属鏡筒・アクセサリーが省略されている。
全体的に見て「XF35mmF2 R WR」がよりバランスの取れたレンズだと思う。しかし予算不足の場合、もしくは絞りリングが必要無い場合はXC版を選ぶのも良いだろう。
DPReview
Fujifilm 35mm XC vs XF. Same performance for half the price?
- XC35はより軽量で手ごろな価格設定である。
- フォーカス駆動は同等だ。どちらも高速オートフォーカスである。
- シャープネスは中央・四隅どちらも同等だ。非常に優れたパフォーマンスである。
- ボケ質は同等だ。
- 色収差の影響も同等だ。
- 逆光耐性・光条は同等だ。
- 肌の色調も同等だ。
- 全体的に見て光学性能は全く同じである。
- XC35はポリカーボネート製外装で少し軽量だが、決定打となるほどXF35との重量差は無い。
- XF35はより高級感のある外観・防塵防滴・金属外装・絞りリングを備えている。フォーカスリングは少し滑らかに動作する。
- XC35にはレンズフードが同梱していない。
XC35はハイクオリティの光学性能を備えつつXF35の半値だ。一方のXF35は200ドルの追加投資で多くのメリットを享受できる。
DPReview:Fujifilm 35mm XC vs XF. Same performance for half the price?
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