このページでは一眼カメラ用交換レンズ「XF14mmF2.8 R」の情報を収集しています。
更新履歴
- 2019-01-07:ページレイアウトを修正
- 2017.10.23:この画角の単焦点に興味があり再リサーチ。リンクを多数と「レンズの特徴」項目を追加しました。
- 2015.12.17:ページを公開
データベース
レンズの特徴
中央解像力 | ?非常に良好 ピーク F2.8-F5.6 |
周辺解像力 | ?良好 F4-F8 |
軸上色収差 | 完璧 | 倍率色収差 | ほぼ完璧 |
球面収差 | 問題なし | コマ収差 | 開放でやや目立つ |
非点収差 | 非常に良好 | 歪曲 | ほぼゼロ |
周辺減光 | ?無補正で大きい | 逆光耐性 | ?強くは無い |
AF | ?高速、正確 | 手ぶれ補正 | ー |
ボケ傾向 | ?この画角としてはとても良好 | ||
備考 | 絞りリング、非防塵防滴 |
レビュー・作例・参考サイト
レビュー
購入早見表
XF14mmF2.8 R | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
型番 | XF14mmF2.8 R |
---|---|
レンズ構成 | 7群10枚 (非球面レンズ2枚、異常分散レンズ3枚) |
焦点距離 | f=14mm (35mm判換算:21mm相当) |
画角 | 90.8° |
最大口径比(開放絞り) | F2.8 |
最小絞り | F22 |
絞り形式 |
|
撮影距離範囲 |
|
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
外形寸法:最大径×長さ(約) ※先端よりマウント基準面まで |
ø65mm×58.4mm |
質量(約) ※レンズキャップ・フード含まず |
235g |
フィルターサイズ | ø58mm |
略称 | F XF14MMF2.8 R |
紹介
魅力溢れるレンズが多いXFシリーズでは最広角となる単焦点レンズだ。(サードパーティ製だとツアイス12mmF2.8やトダ精光12mmなどの単焦点が存在する)
特筆すべきは広角レンズにも関わらず、歪曲収差がゼロに近い値を叩き出している点。そして、解像力も凄まじくXFレンズの中でも特に優れている。中央の解像度は際立っており、周辺描写も良好でF5.6にてピークを迎える。
広角レンズで明るいレンズと来れば、星空撮影を試みたいもの。このレンズはユーザーの評価を見るに、星空撮影にはかなり適しているレンズと言えるみたいだ。実際、フジフィルム公式において星空撮影にはこのレンズを使った作例が載っている。参考:フジフィルム公式
価格は16mmF1.4に比べるとまだお手頃価格。それでいて、より広角よりのレンズなので使い勝手は良いだろう。前述したが、和曲集差が純粋に小さいレンズはXFレンズの中でも少ない。広角である事と歪曲収差の小ささから建築物などの撮影にも適していると思われる。周辺描写が良好な点も後押しするが、周辺光量の現象は発生するので補正は必要だろう。
関連レンズ
- XF8-16mm F2.8 R LM WR
- XF10-24mmF4 R OIS
- XF16mmF1.4 R WR
- 12mm F2.0 NCS CS
- Touit 2.8/12
- 7artisans 12mm F2.8
海外の評価
Admiring Light
- 外装は全て金属製で戦車のような作りの非常に頑丈な鏡筒だ。Xシリーズらしいビルドクオリティである。
- 金属製フォーカスリングはフォーカスクラッチ機構が備わっている。リングを手前にスライドさせると被写界深度表示が現れ、マニュアルフォーカスモードへ移行する。この状態では適度に抵抗感を持ち滑らかに動作する。
- 絞りリングはF2.8?F22まで1/3段で動作する。「A」ポジションにおけるロックはしっかりとしているが、クリックストップは非常に緩いので誤操作しやすい。他の点で素晴らしい作りなだけに残念だ。
- レンズサイズは小さくなければ大きすぎることもない。フルサイズの21mm F2.8と比べるとかなり小さいレンズだ。重量とサイズはX-E1との組み合わせでバランスが取れている。
- オートフォーカスはとても高速だ。超広角レンズで必要と思われるフォーカス速度よりも速いと確信している。そしてとても正確だ。
- F2.8からフレームの大部分がとてもシャープだ。F5.6~F8では隅から隅までハッキリとシャープな画質となる。フレーム全域でこのようなシャープさを得られる超広角レンズは貴重な存在だ。多くのフォーマットでハイエンド広角レンズを触ってきたが、その中でも最もシャープである。
- ニュートラルな玉ボケと滑らかなボケ質だ。
- 発色はとても素晴らしい。コントラストは強すぎず、フラット過ぎず、中間の位置している。深みと諧調を両立している。
- 色収差はとても良好に補正されている。広角レンズとしては驚くべき結果だ。
- 逆光耐性は比較的良好に補正されている。フレアを発生させることは可能だが、点光源が特定の場所にある場合のみ発生する。
- 超広角レンズにも関わらず、歪曲は実際ゼロである。これは特筆すべきパフォーマンスだ。
長所:開放からとてもシャープ・ゼロ歪曲収差・色とコントラストに優れている・色収差補正・優れたビルドクオリティ・フォーカスクラッチ機構・高速で正確なAF・良好なボケ
短所:絞りリングが少し緩い・フォーカスリング操作時にこすれる音が発生してしまう
非常に高価だが、とてもシャープでゼロ歪曲と良好な色収差補正を兼ね備えた超広角レンズだ。
このレンズで頭を悩ませてるのは絞りリングが緩いことくらいである。他のXFレンズで同じくらい緩いレンズが存在しないのでとても不思議に感じた。
XF14mm F2.8 Rは今まで使った広角レンズの中でトップクラスの一本だ。
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