【評価・作例】超望遠を明るくカバーするHGレンズ『ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD』

換算400mmをF3.5でカバーする良好な性能の超望遠

35mm判換算で80-400mmの超望遠までをF2.8?F3.5の明るさでカバーするナイスなズームレンズ。

解像力はズーム全域でしっかりとした性能を持っており、開放から高い解像力を発揮するレンズと思って間違いないだろう。最も良好な描写性能は広角端だが、中間域や望遠端でも遜色ない性能を見せてくれる。絞ってもあまり解像力に変化のないレンズだが、概ねF5.6が解像力のピークとなる。被写界深度の調整で絞り具合を調整する感じでOK。

色収差は良好に補正されているが、現行の最新レンズと比べてしまうとやや分が悪い。

ボケ味は中々良好だが、撮影距離と背景の兼ね合いでボケが非常にざわつくホットスポットが存在する。特に被写体と前後のボケで発生しやすい。この辺は個人差があるので作例をしっかりとチェックしてほしい。

AF速度は良好と言える範囲で、ストレスは感じない。とはいえ12-60 SWDと比べるとやや遅さを感じ、特に激しく動く動体を撮影する場合にはやや物足りなさを感じる。他社の競合クラスと比較してもやや遅い（他社が爆速なので比較相手が悪い）

防塵防滴仕様ではあるが、マイクロフォーサーズの40-150 PROと比較してズーミング時に鏡筒が伸びる点は要検討（インナーズーム式ではない）。新品を買うにはややためらわれる価格だが、中古良品は安価に出回っている。それらをゲッツしてE-M1に装着すれば結構頑張ってくれる。

また、マイクロフォーサーズにはない（2016年現在）2倍テレコンが存在する事で、換算800mmをカバーできるのも魅力の一つ。ただし、AFの精度が落ち大暴走することも。購入前に装着してテストできる環境であればぜひ確認してから購入したい。

競合レンズ

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

もし、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラを持っているのであれば、真っ先におススメするのがこのレンズ。

高画質、高機能、高耐久と非の打ち所がない超性能の望遠ズームレンズ。サイズと金額に問題が無ければ「これを買っておけば間違いない」とおススメできるのがこれ。

望遠端が本レンズと比べて50mm短いので換算300mmとなる。焦点距離は望遠端でやや短くなってしまうが、専用のテレコンが用意（x1.4）されている。それを装着すると210mm F4となるので、本レンズと同様のカバーエリアとなる。

マスターレンズは解像力抜群、テレコンバージョンレンズを装着したとしても解像力は見劣りしない。むしろマスターレンズがカリカリすぎるので、テレコンつけてちょっと柔らかい方が良いという意見すらある。

ネックは価格とサイズだが、本レンズと比べればサイズはドッコイ。あとは金額に折り合いをつけることが出来ればお会計まで走るだけだ。

私もこのレンズのユーザーであり、このレンズがあるからこそマイクロフォーサーズから足を洗えないでいるようなもの。そこまで魅力的なレンズ。

ZUIKO DIGITAL ED 35-100mm F2.0

オリンパスのフォーサーズを体現したかのような大口径望遠レンズ。

ズームレンジがかなり狭いものの、フルサイズで言う一般的な望遠ズームレンジをなんとF2.0の明るさでカバーしている魅力的なスペック。ボケはフルサイズに比べて演出しづらいが、逆に被写界深度を逆手に取った演出とシャタースピードの維持は上手。

価格とサイズがM.ZUIKO 40-150mm PROよりも一回り上だったりするので、今から新品を買うには躊躇する値段。また、ハイスピードイメージャAF非対応（コントラストAF非対応）なので、これを活かせるマイクロフォーサーズ機は像面位相差を搭載しているE-M1、E-M1 Mark IIしか無かったりするので注意。

参考 記事・サイト

購入早見表

	楽天市場	Amazon	カメラのキタムラ	Yahoo
ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD	新品・中古情報	新品・中古情報	新品・中古情報	新品・中古情報
ZUIKO DIGITAL EC-20 x2.0	新品・中古情報	新品・中古情報	新品・中古情報	新品・中古情報
ZUIKO DIGITAL EC-14 x1.4	新品・中古情報	新品・中古情報	新品・中古情報	新品・中古情報
67mm プロテクトフィルター	新品・中古情報	新品･中古情報	新品・中古情報
67mm PLフィルター	新品・中古情報	新品･中古情報	新品・中古情報
67mm NDフィルター	新品・中古情報	新品･中古情報	新品・中古情報

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