サムヤン AF 50mm F1.4 IIは素晴らしいレンズの好例

2022年5月7日

ePHOTOzineがサムヤン「AF 50mm F1.4 II」のレビューを公開。良好な解像性能に加え、諸収差の補正状態やボケも良好。さらに防塵防滴仕様に加えて機能性も向上した素晴らしいレンズに仕上がっている模様。

ePHOTOzine：Samyang AF 50mm f/1.4 FE II Lens Review

外観・構造：

防塵防滴仕様に加え、前面はフッ素コーティングが施されている。

花形レンズフードが付属し、バヨネットでしっかりと固定できる。

携帯性：

α7R IIIとの組み合わせでバランスが取れている。

420gと適切な重量だ。

操作性：

フォーカスリングは滑らかだ。

リングはカスタムスイッチで機能を切り替えることができる。
・モード1：フォーカスリング
・モード2：絞りリング

AFLボタンを搭載している。

フォーカス：

リードスクリュータイプのステッピングモーター駆動だ。

AFは静かで高速、そして確実に被写体を捕捉する。

最短撮影距離は0.4mだ。比較的接写性能が良好である。

手ぶれ補正：

記載なし。

解像性能：

中央はF1.4からF11まで優れたパフォーマンスを発揮する。

端はF5.6でピークに達するが、F1.4でも非常に良好だ。

像面湾曲：

記載なし。

ボケ：

記載なし。

色収差：

中央の収差はとても少ない。

フレーム端でも十分良好な補正状態だ。

球面収差：

記載なし。

歪曲収差：

+0.73％と控えめな糸巻き型歪曲だ。

周辺減光：

F1.4で目に付くが、絞ると急速に改善する。

コマ収差：

記載なし。

逆光耐性：

フレアは発生せず、ゴーストも良く抑えられている。

総評

サムヤンは素晴らしいレンズをいくつか作っているが、この新しいAF 50mm F1.4 FE IIその好例である。素晴らしい高水準の性能を持ち、スムーズに作動し、耐候性があり、価格も手ごろだ。また、静音絞り制御のカスタム機能を備え、動画撮影にも対応しているのは嬉しいポイントだ。とても使いやすく、「強くお勧め」できるレンズである。

長所：
・シャープネスが優れている
・色収差が少ない
・周辺減光が少ない
・F1.4
・防塵防滴
・歪曲収差が少ない
・AFが静かで高速
・価格
・ボケが滑らか
・静かな絞り操作

短所：
・もっと寄れると便利だった

とのこと。
良好な解像性能に加えて良好な収差補正、ボケ、AF、機能性と、全体的に優れたパフォーマンスを発揮する50mm F1.4に仕上がっているみたいですね。高性能ながら、国内での価格は9万円以下に抑えられ、純正レンズの半値程度となっているので魅力的。前モデルと比べてAFLボタンやカスタムモードスイッチが追加され、機能性が改善している点もGood。
他のレビューサイトにおける評価も高く、コストパフォーマンスの高い50mm F1.4を探しているのであれば、面白い選択肢となりそうです。

サムヤン AF 50mm F1.4 II FE 最新情報まとめ