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ミラーレスのお手頃魚眼レンズ 8mm F2.8 UMC FISH-EYE II【評価・作例】

      2017/10/03

  • 2017.10.3:レイアウトを変更しました。
  • 2016.11.22:ページを公開しました。

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レンズデータ

レンズ仕様

焦点距離 8mm
明るさ F2.8 – F22
フォーマットサイズ APS-C
画角 180°(対角) ※Canon Mのみ167°
最短撮影距離 0.3m
レンズ構成 8群-11 枚
フィルターサイズ 装着できません
大きさ Canon M:64.4×Φ60.0mm
Fuji X:64.8×Φ60.0mm
Sony E:64.5×Φ60.0mm
質量 Canon M:260g
Fuji X:260g
Sony E:260g
レンズフード 固定花形レンズフード

MTFチャート

8mm-f2-8-fish-eye-mtf

レンズ構成図

8mm-f2-8-fish-eye-lens

紹介:純正魚眼が無いミラーレスユーザーのお供

ミラーレス一眼カメラもマウントが色々と登場している。しかし、中にはマウントが登場して間もなくレンズが揃っていないというシリーズも多い。

その中でも特に魚眼レンズを純正として揃えているマウントは多くない。揃えていたとしても、あまり販売数の多くないジャンルのレンズなので比較的高めの価格設定である事が多い。

そんな魚眼にお困りのミラーレスユーザーに選択肢を与えてくれるのがサムヤン(Rokinon)の8mmフィッシュアイ。マニュアルフォーカス限定の安価な魚眼レンズながら、中央は絞り開放からシャープな描写でコントラスト強めのコッテリとして色味を出してくれる。周辺描写は開放ではやや甘く感じるものの、F5.6からF8まで絞ればグッと引き締まり、シャープな解像力を発揮してくれる。

マニュアルフォーカス限定だが、ミラーレス一眼にはフォーカスピーキングがアタリマエの機能となっているのでフォーカシングに手間取ることもないだろう。サムヤンのレンズに多いのだが、個体によっては無限遠が出ないものがあるのでその辺は購入後すぐにチェックをしておきたい。

他の魚眼レンズ同様、周辺部の色収差が目立つ傾向にある。これは絞って改善する収差ではないので、目立つ場合にはソフトウェア的な処理を施す必要がある。

電子接点を持たないレンズなので、ボディに装着してもレンズはもちろん認識されない。普通に装着してシャッターボタンを押しても反応ない時は「レンズ無でのレリーズ許可」がオフになっている可能性がある。まずは設定を確認してみよう。

海外の評価

Lenstip:高画質で低価格のフルマニュアルレンズ

  • レンズは完全なインナーフォーカスでありレンズ後玉が動くことは無い。このため、レンズ内に塵などが入り込む可能性は低い。
  • 8mmの絞りリングは滑らかな動作で1/2段ごとに設定することが可能だ。
  • 14mm幅のフォーカスリングは金属製である。ピント距離は印字されているが、被写界深度指標が欠けている。これはとても残念だ。
  • フォーカスリングの回転角はおよそ120°でとても滑らかに動作する。
  • レンズフードはプラスチック製だ。
  • 中央解像力は拍手喝采だ。中央解像力は絞り開放で既に50lpmmを超えた際立って見事な性能だ。F4.0まで絞るとさらに解像力は向上し、52lpmmの記録的なレベルにまで到達する。さらに絞ると徐々に回折の影響を受け始める。
  • フレーム隅の画質も似たような傾向を示している。絞り開放~F4.0まで良像の基準を超える43lpmmを記録し、さらに絞るとより改善する。この結果には再び拍手喝采だ。
  • 軸上色収差の補正は完璧では無いが実写で問題となることは無いだろう。
  • 倍率色収差も似たような傾向である。低レベル~中程度の色収差が発生するものの、あなたの創作活動の支障とはならないはずだ。
  • 歪曲収差は魚眼レンズで問題としないカテゴリだ。数値として表すと-29%となる。
  • コマ収差の補正は完璧では無いが、高いレベルでは無い。
  • 非点収差は垂直と水平のMTF平均差で1.3%と優れた結果である。
  • 周辺減光は絞り開放で1.7EVほど発生する。マイクロフォーサーズ用の7.5mm F3.5はより良好だ。
  • 光透過率はおよそ94-95%と良好な性能だ。複雑なレンズ構成を考慮すると非常に賞賛すべき項目だ。
  • このレンズにはフードが内蔵されているが、横からの光を遮るには小さすぎる。太陽がフレームの隅に配置されている時にゴーストが発生していることに気が付くだろう。絞るとフレーム外にあったとしても目立つフレアが発生する。しかし、この性能は悪いものでは無く、むしろ評価すべきものである。この画角のレンズで完璧にフレアを防ぐのは難しいはずだ。
  • このレンズはマニュアルフォーカス限定だ。しかし、この画角であれば1.2mにピント合わせるか、F5.6まで絞って0.6mに設定すればパンフォーカスとなるので簡単に撮影することが出来る。
長所 短所
  • 小さくてしっかりと造られた鏡筒
  • センセーショナルな中央画質
  • 絞り開放から優れたフレーム隅の画質
  • 低色収差
  • 無視できる非点収差
  • 適度の補正されたコマ収差
  • 良好な光透過
  • 良好なコストパフォーマンス
  • 周辺減光が目立つ
  • 被写界深度指標が無い

このレンズは我々が絶賛するマイクロフォーサーズ用の魚眼レンズ「Samyang 7.5mm 1:3.5 UMC Fish-eye MFT」と比べてやや劣る。特に逆光耐性と周辺減光の違いは大きい。

しかし、本レンズはより明るいレンズであることに加えて、ラージフォーマットセンサー(APS-C)用に開発されたものである。加えて本レンズも光学的な問題は何も抱えていない。

手頃な価格で素晴らしい鏡筒を持ち、絞り開放からフレーム全体で本当に見事な解像力を発揮する。これ以上求めるのは愚かなことだろう。

競合レンズ

フジフィルムは選択肢がない

フジフィルムはこれしか選択肢がないと言っても過言ではない。

キヤノン EOS Mはアダプターがあるものの…

EF-Mマウントも純正で魚眼をラインナップしていない。

キヤノンEF-MはマウントアダプタでEFレンズが使用可能だが、存在するのは「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」というフルサイズ対応の魚眼レンズで10万円くらいする。サードパーティのレンズとしては「10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM」「AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm F3.5-4.5」あたりが選択肢となると思うが、正常に動作するかはハッキリと言及することが出来ない。

E16mm F2.8 SEL16F28(ソニー)

このレンズ単体ではただのF2.8な広角単焦点レンズだが、専用のフィッシュアイコンバーターが用意されている。

専用設計のためか画質劣化も感じず、むしろ魚眼レンズとして使った方が画質が良いとの声もある。価格は本体とコンバージョンレンズで4万円超える程度なので、8mm魚眼とそう大きく価格差があるわけではない。

加えてオートフォーカス対応で、ボディのデジタル補正も適用可能なためソニーユーザーなら純正のこちらがおススメ。魚眼を外せば広角単焦点としても使える上に、別のウルトラワイドのコンバージョンレンズも存在する。3役こなせるナイスでリーズナブルな単焦点レンズだ。

7.5mm 1:3.5 UMC Fish-eye MFT

ミラーレス一眼の中でもマイクロフォーサーズは専用のレンズが別途用意されているので、そちらを購入してみよう。

マニュアルフォーカスだが、光学性能は価格の割にはかなり良好で外れ玉をひかなければコストパフォーマンスは高い。

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