とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

【評価・作例】高性能大口径広角ズーム『HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR』

   

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  • 2016.10.20:八百富写真機・PENTAX FORUMS・PENTAXIAN 作例を追加
  • 2016.10.9:各リンクを追加、管理人の個人的な写真を最下部に追加
  • 2016.5.19:ePhotozineレビュー抄訳追加・対応角形フィルターホルダーの購入先を追加

ついに登場したPENTAXフルサイズ一眼レフ『K-1』と同時発表となったのがこの大口径広角ズームレンズ。

公式に発表は無いが、ベースとなっているのはタムロンの『SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD Model A012』で間違いないだろう。「なんだ、OEMか」と思われる方もいらっしゃるだろうが、このレンズは純正を凌ぐ光学性能を持っているとキヤノン・ニコンマウントでの評価が挙がっている銘玉。

タムロン版では『eBAND』『BBAR』『防汚』等の逆光耐性や撥水・撥油性に優れるコーティングを施してあり、これが『HDコーティング』や『SPコーティング』に置き換わっている(公式ウェブサイトを見る限りでは)。

タムロン版での光学性能はかなり良好で、F5.6付近まで絞ると高性能単焦点に迫る数値を叩き出すみたいだ。フルサイズの絞り開放においての周辺解像度でさえかあんり良好に写る。歪曲は広角端で目立つものの、軸上色収差や倍率色収差は良く抑えこまれている。フォーカスシフトの問題は見当たらない。

難点は出目金の前玉で、風景撮影に使いたいPLフィルターが装着出来ない点と出目金から来る逆光耐性の限界を挙げるレビューも見受けられる。但し、これらの問題があったとしても、使う価値を持ったレンズである事には違いない。HDコーティングとなって、逆光耐性に変動があるのか気になる所だ。

さらに、タムロン版の価格を見慣れてしまってからPENTAX版の価格を見て衝撃を受けた方も多いと思う。最新の光学設計、しかも純正のお墨付きと来れ大口径広角ズームはこんなもんでしょう。ニコン純正『AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED』もそんなもんです。さらに純正品と戦わ無ければいけないキャノニコマウントでは価格を下げないと売れないと言う理由も一つあると思う。

ま、そんな考えなくても良い理由を考えながら現在『予約申し込み』を出たり入ったり、出たり入ったり。タムロン版15-30mmのページにある作例、特にニコンの作例が近いと思うので参考にしてみると良いだろう。

あ!待てよ…今ならデビューキャンペーン中で28,000円するグリップが購入特典で付いてくるって事は…実質最安値16万円程度か(ある程度サバ読み)!
それなら話が早い、買っちゃおう。(詳しくはコチラ)*終了しました。

作例や評判や発見次第随時更新中!(個人的に興味が非常に高いレンズなので、「こんなのあったよ」というウェブサイトがあれば是非教えて下さい)

管理人レビューはこちら

レビュー・関連

  • 価格.comレビュー/口コミ
  • 楽天市場レビュー
  • Amazonレビュー
  • カメラのキタムラレビュー

作例

参考サイト

購入早見表

楽天市場 Amazon カメラのキタムラ
HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR 新品・中古情報
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レンズキャップ O-LW98A 新品・中古情報
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レンズ仕様

焦点距離 15-30mm
35ミリ判換算値23-46mm相当
(ペンタックス APS-Cサイズ一眼レフカメラ装着時)
開放絞り値 F2.8
最小絞り F22
画角 111-72° (ペンタックス 35ミリフルサイズ一眼レフカメラ装着時)
86-50° (ペンタックス APS-Cサイズ一眼レフカメラ装着時)
レンズ構成 13群18枚
絞り羽根枚数 9枚
最短撮影距離 0.28m
最大撮影倍率 0.20倍
フィルター径
最大径 x 長さ 約98.5mm x 約143.5mm
質量(重さ) 約1040g

MTFチャート

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レンズ構成図

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海外レビュー抄訳

ePhotozine

  • 幅広いズームリングは滑らかに動く。
  • 前群が繰り出すタイプのレンズだが、レンズ全長の長さは変化しない独創的な二重のレンズフードになっている。
  • MFリングはクイックシフトフォーカスに対応しており、AF後の微調整に役立つ。気になる点は他のペンタックスレンズと違い反対方向に回す必要がある点だ。
  • かぶせ式のレンズフードはしっかりと咬み合っており、移動中にずれ落ちることは無いデザインだ。
  • F値にかかわらず、全域において中央・周辺部で非常に良好なシャープさを維持している。
  • 15mm:3.44%の樽型歪曲だが、広角レンズにしては良好。開放F2.8からF16まで非常に良好な性能で、F22でやや落ちるがそれでも良好だ。中央の色収差は0に近く、端において2ピクセル以下と良好に補正されている。
  • 20mm:0.154%の糸巻き型歪曲で、フレームの端でさえ直線を維持している。色収差は15mm同様に中央はほぼ0に近く、15mm以上に補正されている。シャープさは信じられないほど全域に渡って一貫した非常に良い性能を持っている。F22でやや落ちるが、それも良好だ。
  • 24mm:1.25%の糸巻き型歪曲だが、超広角レンズにしてはまだ優れた結果だ。色収差は上記同様に中央はとても素晴らしく補正されている。端の色収差はソフトウェアで修正出来る程度だ。多くのズームレンズにおいて焦点距離が長くなるほどシャープさが失われていくが、このレンズではシャープさは下がる兆候を表さない。フレーム全域で均一な性能を発揮しており、すべてのF値でそれは維持されている。開放とF22において中央が落ち込むが、それでも良好な値でありF4~F16の間では非常に良好だ。
  • 30mm:1.58%の糸巻き型歪曲。色収差については中央が無いに等しく、端についてはソフトウェアで修正出来る程度だ。シャープさは他の焦点距離同様に全域で均一した性能を発揮しており、非常に良好な性能はF2.8からF16まで続く。回折の影響を受けるF22ではやや落ちるが、それでも良好の状態だ。
  • 他のD FAズームレンズ同様にボケは美しく、滑らかだ。
  • このレンズはペンタックスレンズ群の中では貴重なポジションのレンズ。1499ポンドという値段が付けられているが、時間が経過すると落ち着いて来るだろう。キヤノンやニコンではタムロン15-30mmが存在するものの、それはペンタックスとは直接関係はしない。また特徴的な焦点距離を持つLimitedレンズと特性が被っていないので、それらを補う焦点距離となっている。
  • 価格が高価な点について注目されてしまうが、欠かすことの出来ない焦点距離を提供してくれる良いレンズ。

Goodポイント

  • 非常に良好な解像力
  • なめらかなボケ味
  • 静粛性のある高速AF
  • 簡易防滴
  • 良好に補正されている色収差
  • フレア耐性
  • 超広角レンズにしては良く補正されている歪曲収差

Badポイント

  • とても重い
  • 高価
解像力:中央 解像力:端 色収差(ピクセル)
15mm very good f2.8-f16
good f22
very good f4-f16
good f2.8
中央:0.5以下 端:2以下
20mm very good f2.8-f16
good f22
very good f2.8-f16
good f22
中央:0.5以下 端:2.5以下
24mm very good f5.6-f16
good f2.8-f4,f22
very good f5.6-f16
good f2.8-f4,f22
中央:0.5以下 端:2.5以下
30mm very good f2.8-f16
good f22
very good f2.8-f16
good f22
中央:0.5以下 端:1.5以下

PENTAX Forums(Samyang 14mmF2.8との比較)

  • 中央の解像度は素晴らしく、同様の焦点距離をカバーするサムヤンの14mmを全てのF値で圧倒している。
  • 15mmにおける開放の周辺部はサムヤン14mmに劣るが、絞ることでその差は縮まる。
  • サムヤン14mmと比べて、広角端におけるフレアの抑制や収差の補正は良好。
  • 広角端のみを使うのであれば、サムヤン14mmと比較した場合の購入動機に弱い
  • 高価・重い・大きいという点も要考慮。
  • 出目金レンズでフィルターアダプターを購入しなければいけない点はマイナス。
  • 世評ではNikon 14-24mmも性能が良好という点を鑑みると興味深いレンズである。

samyangの14mm F2.8は安い上に写りが良いと評判の単焦点レンズです。ただし、マニュアルフォーカス限定なので、クイックな操作を求められるシーンではややピーキーさが目立つ模様。

タムロンの15-30mmの評価を見ると、やはり広角端における周辺部の解像力はやや低下する模様です。安定した解像度を得るためにはF4程度まで絞ったほうが良さそうですね。

ニュース

2016.4.09

公式レンズラボに発売に先駆けて作例が公開されている。

右上に太陽を配置するいやらしい作例になっているが、フレアは良好に抑えられている。周辺部の解像度も良好のようだ。

管理人の個人的な写真

六呂師高原にて

星景写真にも便利。とはいえ、単焦点の大口径が欲しくなるのは確かなので、そこんところは今後のロードマップに期待。

PENTAX K-1-4623

白山神社平泉寺にて

超広角の15mmは便利だけども、案外30mmを多用している事に最近気が付きました。

PENTAX K-1

龍双ヶ滝にて

防滴レンズならでは。ただし、周辺に大量発生していた蚊・アブ対策を忘れて自身の被害が大きかったトラウマの地。

IMGP0636

一条谷朝倉氏遺跡にて

逆光シーン。強烈な光源に対して一定の角度でフレアとゴーストが発生しやすい感じ。とはいえ、そこまで問題になるケースも少なかったり

PENTAX K-1-5275

越前花はす公園にて

超広角でこの焦点距離で背景ぼかせるのはフルサイズの特権ですね

PENTAX K-1-3685

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