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パナソニック LEICA DG SUMMILUX 12mm F1.4 ASPH. 最新情報まとめ

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LEICA DG SUMMILUX 12mm / F1.4 ASPH.
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レンズデータ

レンズ仕様

品番 H-X012
レンズ構成 12群15枚(非球面レンズ:2枚、EDレンズ:1枚、UEDレンズ:2枚)
マウント マイクロフォーサーズマウント
画角 84°
光学式手ブレ補正 ×
焦点距離 f=12mm(35mm判換算:24mm)
最小絞り値 F16
開放絞り F1.4
絞り形式 9枚羽根 円形虹彩絞り
撮影可能範囲 0.2m-∞ (撮像面から)
最大撮影倍率 0.1倍(35mm判換算:0.2倍)
フィルター径 φ62mm
防塵・防滴 ※1
最大径×長さ φ70mm×約70mm※2
質量 約335g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
付属品 レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズポーチ

MTFチャート

LEICA DG SUMMILUX 12mm-mft

レンズ構成図

LEICA DG SUMMILUX 12mm-lens

海外の評価

MING THEIN(Robin wong)

  • 12mmの広角大口径レンズで競合するレンズはオリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」だけであり、本レンズはとても個性的なポジションに立っている。
  • このレンズはF1.4と大口径で防塵防滴仕様だが、重量は335gと信じられない程抑えられている。
  • 開放F1.4でも中央はとてもシャープでコントラストは高い。しかし、フレーム全体で見ると隅に向かうにつれシャープネスは低下し、四隅はとてもソフトな描写だ。四隅でシャープさを得るにはF4以上絞る必要がある。F1.4の四隅がシャープである必要で無い人もいるだろうが、私はより良好なパフォーマンスを期待していた。
  • 歪曲は自動補正され問題無い。
  • 色収差はとても良好に補正されているが、高コントラストな状況ではソフトウェアによる補正が必要だ。
  • F4まで絞るとレンズの欠点はほとんど解消する。「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」や「LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 II ASPH. POWER O.I.S.」と比べてコントラストが強くパンチの効いた描写だ。
  • 逆光耐性で大きな問題はない。
  • パナソニック・オリンパスどちらのボディでもオートフォーカスは完璧だ。
  • ボケはとても滑らかで優れている。

このレンズは普通の広角レンズには無い立体感やボケ描写に優れてコントラストが高い。一方で絞り開放の四隅はソフトで高コントラストなシーンでパープルフリンジが目立つ。

しかし、12mm F1.4に代わる選択肢は今のところない。12mm F1.4が必要な場合はこのレンズを選択するしかないだろう。

Lenstip:「ライカ」にしても価格が高すぎる

  • このレンズは金属製でしっかりとした造りだ。
  • 22mmのマニュアルフォーカスリングは金属製で滑らかに動き適切に減衰されている。このリングがフォーカスバイワイヤ構造であることは気を付けておくべきだろう。ピント距離を近接から無限遠にまで移動させる場合にはおよそ180°の回転角が必要だ。
  • 中央解像力はとても良好だ。絞り開放からMTFは高く、64lpmm近くに達している。絞ると75lpmmを超えるが、現在の解像力レコードを僅かに下回っている。しかし、オリンパス12mm F2やパナソニック25mm F1.4のパフォーマンスよりも優れた結果だ。
  • 隅の解像力はまずまずだ。絞り開放では基準値より僅かに高く、そしてピークの性能はF5.6で55lpmmに達する。
  • テストした個体は左右の解像力に大きな差がある。左側は絞り開放から既に56lpmmに達しており、絞ると65lpmmに達する。一方で右側の性能は大きく異なる。絞り開放?F2までは明らかに左側と差があり、絞ることで左側の絞り開放(56lpmm)に近い性能となる。これは有名なメーカーが製造する高価なレンズの画質ではない。品質管理でこのような個体を取り除くべきだった。
  • 軸上色収差はGX7MK2に装着した場合の方がE-M5 Mark IIに装着した場合よりも目立つ。ただし、どちらに装着した場合でも軸上色収差は目立つレベルだ。
  • 倍率色収差の補正は良好だ。最も高いレベルで0.08%であり、他の状況では0.06%と低い値を示している。
  • テストした個体では球面収差にかんする大きな問題を持っていない。球面収差は完璧に補正されている。
  • 歪曲収差はRAWでー5.39%と非常に大きい。レンズ設計者は歪曲収差の光学補正を諦めソフトウェア処理を前提としているのは明らかだ。
  • 解像力チェックで偏芯があったように、コマ収差でもその傾向が見られた。左側はほとんどコマ収差が見られなかったが、右側は絞ってもコマ収差が目立つ。
  • 非点収差は10.3%と中程度だ。
  • 周辺減光は絞り開放でー1.53EVだ。これはラージフォーマットセンサーのレンズと比べて特に高い数値では無い。フジフイルムの16mm F1.4やキヤノンの24mm F1.4L IIはより大きな周辺減光が発生する。絞ると急速に減光が少なくなる。
  • 逆光耐性は十分では無く、太陽がフレーム内にあると多くのフレアが発生する。
  • オートフォーカスはとても高速だ。ピント距離全体をわずか0.3秒ほどで移動するとても良好な結果だ。スタジオでのミスショットは1%程度だ。
  • フォーカスシフトの傾向は示さなかった。

長所:金属製のしっかりとした鏡筒、とても良好な中央画質、妥当な隅の画質(偏芯の結果を平均化して)、無視できる倍率色収差、絞ると急速に解消する周辺減光、静かで高速なオートフォーカス

短所:明らかに左右の解像力が異なること、軸上色収差、右側の目立つコマ収差、大きな歪曲(RAW)、逆光耐性

ライカと言うブランド名や素晴らしい光学特性を持っていたとしても、価格が高すぎる。フジフイルムのXF16mm F1.4は1000ドル未満、そして同程度の価格でフルサイズのシグマ24mm F1.4を購入することが可能だ。キヤノンのEF24mm F1.4L IIでさえ僅かに安い(訳注:国内では高いです)。そして、品質管理はしっかりとするべきだ。

Imaging Resource(SLR GEAR)

Imaging Resourceの元記事はコチラ

シャープネス

絞り開放から優れた解像力を提供してくれます。やや柔らかい四隅のみ注意すれば優れたシャープネスがフレーム全域をカバーしている。

絞ることで解像度は改善するが、それは技術的なレベルであり、F1.4と比較しておそらく大きな違いに気づくことはありません。

このレンズのスウィートスポットはF2.8で、フレーム全域でシャープな画像を得ることが出来ます。それはF11まで持続し、それ以降は回折の影響を受け始める。

コストパフォーマンスは優れており、価値は十分なものだ。

色収差

良好に色収差は補正されているが、F1.4の絞り開放において高コントラストな部分でマゼンダのフリンジを確認できる。

周辺減光

絞り開放の状態で四隅に-2/3EVの周辺光量落ちが発生する。それ以上では-1/4EV4となる。

歪曲

12mmF1.4としては非常に最小限に抑えられています。

AF

非常に速くフォーカスします、それは近接から無限遠まで1秒未満です。また非常に静かであり、62mmのフィルター枠は回転しないのでフィルターワークがし易いです。

接写

このレンズはマクロレンズとしてデザインされていないので、撮影倍率はわずか0.1倍(換算0.2倍)しかない。しかし、最短撮影距離は20?でワイドな画角を効果的に活かして使用することが出来ます。

品質

335gと比較的小型で軽量なレンズです。しかし、金属鏡筒・金属フィルタースレッド・金属マウントと非常にしっかりとした造りで、それは間違いなく素晴らしいソリッドなフィーリングを持っています。マウント部のウェザーシール(耐候シール)を初めとした防塵防滴仕様です。

特殊レンズを含む12群15枚の構成となっており、かなり複雑な設計になっています。9枚の絞り羽根はなめらかで素敵なボケを作ります。操作は絞りリング・フォーカスリングの2系統。

フォーカスリングは金属のような感触の仕上がりで1.58?の幅があります。フォーカスピーキングや拡大フォーカスエリアを使う事で非常に簡単にピント合わせを行う事が出来る印象です。左右に延々と回転するので、近距離・無限で止まりません。

絞りリングは約6mmと非常に薄く、簡易的なグリップになっています。メカとしての絞りリングでは無く、あくまでも電子制御の絞りリングです。

フレアを防止するために内部はマットな黒い塗装で、金属製のH-X012フードは付属します。フードの長さは25mm程度で、逆さ付けにも対応しています。

総評

ライカとパナソニックのパートナーシップは優れた実を結び続けています。価格はやや高いかもしれないが、それは間違いなく値打ちがあるものだ。

LUMIX G 14mm F2.5 ASPHとの比較

非常に小さく、コンパクトなパンケーキレンズで、本レンズよりも遥かに手頃な価格でシャープだ。しかし、色収差や周辺減光で問題となる事があったり、AFがはるかに遅かったりする。

LEICA DG ズミルックス 15mm F1.7 ASPHとの比較

我々はまだこのレンズをテストしていないが、12mmF1.4の価格に面食らった場合はコチラのレンズをおススメする事が出来る(少しだが画角が狭くなる事を気にしなければ)

M.ZUIKO DIGITAL 12mm F2との比較

同様の焦点距離だが、F2とわずかに暗いです。テストの結果はとても似ていますが、F2-2.8においては本レンズほどシャープではありません。それ以上に絞ると非常に似通ってきます。

解説

競合レンズが数ある中で、最も明るい広角レンズとなったLeicaブランドの広角端焦点レンズ。

絞りリングは15mmズミルクスと同様、レンズ前部に配置されており頻繁に操作するには使いやすいものとなっている。特にダイヤル数が少ないコンパクトモデルにはありがたい機能性だ。但し、オリンパス機では今のところ絞りリングが機能しないのが痛い。

解像力は中央がずば抜けて良好で、周辺部が置いて行かれてしまっている傾向。とは言え、周辺部も十分良好な値を示している(中央が極端過ぎる)。サジタルフレアを抑えこんだレンズの様なので、大口径広角とあって星撮り用としても活躍が期待出来る。

逆光耐性はとても素晴らしく、パナソニックレンズでは貴重な防塵防滴仕様のレンズとなっている。

競合レンズとしては、やや画角が狭い『LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.』や同焦点距離のコンパクトなスナップレンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0』とMF専用レンズ『サムヤン 12mm F2 NCS CS』『コーワ PROMINAR 12mm F1.8 MFT』といったところだろうか。

かなり激戦区な焦点距離の中でも、本レンズは最大となる明るさを備えたレンズとして登場する。その分、価格もそれなりの金額となってしまったがマイクロフォーサーズの広角でボケ量を稼ぐにはベストなチョイスとなる。

一 方で、コンパクトさと使い勝手が両立している15mmズミルクスやMZD12mmF2などは手頃な価格で程よい明るさ、定評のある画質で人気を博している モデル。特にコンパクトなマイクロフォーサーズには明るさを犠牲にしてでもコンパクト優先という選択肢は大いに有りだと思う。

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