とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

【評価・作例】高性能の大口径標準ズーム『XF16-55mmF2.8 R LM WR』

      2016/11/03

フジノンレンズの大口径標準ズーム

2016.7.9更新:全体的にリンク追加・文章改訂

ミラーレス一眼のカテゴリでも独自路線をひた走るフジXマウントの大口径標準ズームレンズだ。謂わいる「大三元」と呼ばれるカテゴリの標準ズームにあたる。特に他のミラーレス一眼カメラと比べた場合に、コンパクト路線よりも高級・高画質にウェイトを置いている。それの最もたるレンズがこのレンズかもしれない。

リニアモーターによるAF駆動やコンディションに強い防塵防滴。加えて高画質を突き詰めたようなレンズだが、兎に角デカイ。ちなみにフルサイズ用標準F4通しレンズ以上の重量がある。コンパクトなミラーレス一眼に装着するとデカさが際立ち、三脚に取り付ける際にレンズが干渉してしまう事があるので気をつけよう。その分画質に妥協が無いので、あとは重量をカバー出来れば十分満足出来るだろう。

非球面・EDレンズを3枚ずつ贅沢に採用しておりデジタル補正が難しい軸上色収差を良好に抑えられている。中央は非常に良好な解像度で四隅に関しても十分良好で、広角側の描写が特に良く中域から望遠側は若干劣る。と言ったものの、解像度は並の単焦点以上。但し、単焦点と比べるとボケはかためなので、その点を期待し過ぎると失敗する。

解像力は絞り開放から申し分無いシャープな像を得ることが出来る。それは中間域(35mm付近)が最も高く、F5.6まで絞る事でピークを迎える。ただし、中央部の解像力が突出しており周辺部はややついて行けていない(中央が良すぎるため)。フレーム全域でバランスが良好なのは広角端の16mm。開放から最高の解像力を発揮し、絞ると逆に解像力が落ちていく。被写界深度と相談しながら絞り値を決定しよう。

手ぶれ補正は搭載されていないので、絞り込んだ時の手振れの管理は十分に気をつけたいところ。また、他のフジノンレンズ同様歪曲と周辺減光は目立つので補正が掛からないRAW現像は注意しよう。(補正をかければ問題無い程度に解消する)

購入早見表

フジノンレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR 楽天市場
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キタムラ

レンズ仕様

型番 XF16-55mmF2.8 R LM WR
レンズ構成 12群17枚(非球面レンズ3枚、異常分散レンズ3枚)
焦点距離 f=16 – 55mm(35mm判換算:24 – 84mm相当)
画角 83.2°- 29°
最大口径比(開放絞り) F2.8
最小絞り F22
絞り形式
羽根枚数
9枚(円形絞り)
ステップ段差
1/3ステップ(全19段)
撮影距離範囲
標準
0.6m~∞(ズーム全域)
マクロ
広角:30cm~10m
望遠:40cm~10m
最大撮影倍率 0.16倍(テレ端)
外形寸法:最大径×長さ(約)
※先端よりマウント基準面まで
ø83.3mm×106.0mm(ワイド端)/129.5mm(テレ端)
質量(約)
※レンズキャップ・フード含まず
655g
フィルターサイズ ø77mm
略称 F XF16-55mmF2.8 R LM WR

MTFチャート

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レンズ構成図

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