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17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDは70mmがソフトだが広角側が一貫性のある優れた性能

Dustin Abbottがタムロン「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」のレビューを公開。70mmでパフォーマンスが低下するものの、広角側の優れた解像性能や滑らかで綺麗なボケが得られると評価。

Dustin Abbott:Tamron 17-70mm F2.8 VC RXD X-Mount Review

  • 外観:従来のタムロンらしいデザイン。プラスチッキーな花形フードが付属。見た目は良好。
  • 構造:防塵防滴。フッ素コーティング。
  • 携帯性:フルサイズのようなレンズ。ズームで27mm伸びる。大きいが十分に軽量。
  • 操作性:タムロンらしく何もない。ズームとフォーカスの配置は11-20mmと逆で残念。ズームリングは全域で滑らかに回転。
  • AF:静止画撮影ではほぼ完璧。動画は他のタムロンレンズと同じく動作がぎこちない。
  • MF:フォーカスリングは非常に緩い。
  • マクロ:0.21-0.19倍の撮影倍率に対応。70mmではそれほど良好な画質とならない。
  • 手ぶれ補正:ボディ内手ぶれ補正がない場合は優れた選択肢となる。
  • 解像性能
    ・17mm:全体的に非常に安定したパフォーマンス。
    ・24mm:全体的に解像度とコントラストが少し良好。
    ・35mm:コントラストと解像度がわずかに向上。
    ・50mm:コントラストが少し低下。F4-5.6で改善。
    ・70mm:顕著にソフトな描写。絞りで改善する。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:F5.6まで綺麗な形状。とても柔らかい描写。ソニー版とは異なる印象。玉ねぎボケの兆候あり。
  • 軸上色収差:拡大しない限りは目立たない。
  • 倍率色収差:実写では微々たるもの。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:17mmでは陣笠状の樽型。望遠側では糸巻き型だが補正は簡単。
  • 周辺減光:ソニー版よりも目立つ。
  • コマ収差:良好な補正状態。
  • 逆光耐性:良好。
  • 光条:絞ると素敵な描写。
  • 作例集
  • 総評:日常から旅行など、大部分の被写体に対応できる大口径の高倍率ズームレンズ。適正な価格で、ソニー純正を買えない場合は間違いなく本レンズがリストにあがる。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

とのこと。
一般的な大口径標準ズームよりも光学倍率が高く、70mm(換算105mm)の望遠域までF2.8でカバーしている便利なレンズ。それなりのサイズ・重量ですが、手ごろな価格でズームレンジが広く、さらに手振れ補正まで利用可能。Dustin Abbottのテストでは広角側で良好な解像性能を発揮し、さらに前後のボケ質や諸収差の補正状態も(電子的な補正を含めて)まずまず良好となっている模様。主な妥協点は外装の質感や操作性であり、そして望遠端の解像性能となっている模様。それでも10万円以下でこのようなレンズを手に入れることができるのは魅力的と言えそうです。

タムロン「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」交換レンズデータベース

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