Digital Camera Worldがサムヤン「AF 135mm F1.8」のレビューを公開。優れた解像性能と柔らかいボケを兼ね備え、レンズの作りやオートフォーカスも非常に良好と全体的に高く評価しています。
Digital Camera World:Samyang AF 135mm F1.8 FE review
外観・構造:
- 防塵防滴構造のレンズ外装はとても良好な作りだ。
 携帯性:
- 大口径の望遠レンズとしてはコンパクトで軽量だ。
 操作性:
- カスタマイズ可能なAFLボタンを搭載している。
 - カスタムスイッチでフォーカスリングを絞りリングとして利用することが出来る。
 - AFリミッターを搭載している。
 フォーカス:
- ステッピングモーター駆動で動作する。
 - 瞳AFで良好に動作。
 - アストロフォーカスモードを搭載。
 - 0.69mと短い最短撮影距離で、0.24倍の撮影倍率を実現。
 - 動画撮影でも滑らかなフォーカスを実現している。
 - フォーカスブリージングはほく僅かだ。
 手ぶれ補正:
- 記載なし。
 解像性能:
- とても見事なシャープネスだ。
 - F1.8からフレーム全体で見事な性能である。
 - F4まで絞ると信じられないほどフレーム全体で一貫した結果が得られる。
 - 非常に稀な結果だ。
 像面湾曲:
- 記載なし。
 ボケ:
- 美しく滑らかな描写である。
 - 少し絞っても良好だ。
 - 11枚の絞り羽根により、絞っても円形のボケを維持している。
 色収差:
- 一部の状況で目立つかもしれないが、気が散るほどではない。
 球面収差:
- 記載なし。
 歪曲収差:
- 糸巻き型の歪曲が残っているが、実写では気にならない程度だ。
 周辺減光:
- 記載なし。
 コマ収差:
- 記載なし。
 逆光耐性:
- 記載なし。
 総評
AF 135mm F1.8は完璧なポートレートレンズだ。ディテールが必要なところはシャープで鮮明、ボケは甘美で柔らかく夢のようだ。さらに、高速オートフォーカスは、ソニーのEマウントの瞳検出およびトラッキングシステムと見事に連動し、撮影ごとに優れた一貫性を確保することができる。
- 長所:
 
・良好なオールラウンドの性能
・防塵防滴
・ハイエンドの操作性- 短所:
 
・絞りリングがない
2022年にサムヤンが発表した新レンズですね。国内での販売は始まっていないものの、海外では既に999ドルでの出品が始まっています。大口径の望遠レンズとしては手ごろな価格ですが、非常に優れたレンズに仕上がっているとのこと。Digital Camera World(DCW)では5点満点と非常に高い評価となっています。
撮影距離が近いDCWのテストで周辺部まで優れた解像性能を発揮しているのは凄いですねえ。さらにF4まで絞ると驚くほどの均質性となる模様。ボケ質も良さそうですが、DCWの作例で質感を確認するのは難しいので、Sony Alpha Blogなどのサンプルを確認するのがおススメ。収差が目立たず良さそうに見えますが、カッチリ写るレンズらしく、ボケの周辺部が滲むような描写ではありません。特に背景のコントラストが高いと少しザワザワする可能性はありそう。
AFは実際のフォーカス速度を見てみないことには何とも言えませんが、他のレビューサイトの評価も高く、大きな問題は無さそうです。
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